
みなさんこんにちわ。すふぃあです。
登場キャラの気持ちが理解できないRPG、今日も始めていきます^q^
そろそろ考えたり考察するのをやめた方がいいのだろうか……?
前回は、ユウキが墜落王になったところまででした。
普通、そこまで落ちたら人間の生命が停止してしまうところなのですが、そこは流石主人公。
不屈の魂と人間離れした頑丈さによって、何度でも立ち上がります。
雪山に墜落したユウキ達は、近くに集落らしき場所があるのを見つけ、そこに向かって歩いて行きます。
ようやく到着したかと思ったら、そこには驚愕の光景が広がっておりました。

ゴロゴロと転がるフライトユニットの数々……
一体なんなのでしょうか。

キミは!!
………………えっと、誰だったっけ?
そうそう、思い出しました。ロッツですロッツ。
アンフォグの村で別れて以降、つまりは第1話から17話ぶりの登場となります。

ちなみにフライトユニットがダメになった理由ですが、それについて語られたのはこの一言だけです。
「ゾーンのせい」以上の理由は一切わかりません。
まあ仕方がないっちゃないんですよね……
このゲームには「知恵者」と呼べるような、世界観やら現象についての解説を出来る人物が一切存在しないのですから。
一番知性があると思われるダーナですらも、彼女が何か解説してくれたという記憶は殆どありません。
その他に関してはお察しでしょう。
中には知ってることすら話してくれない奴もいるくらいですので……
ちなみにこのフライトユニット、エネルギーを入れる事を「充電」とか言ったりしてるので、動力は電気なのでしょうか。
電気とゾーンの力の関係性はなんなんだろうか……
ユウキのフライトユニットはロッツに預けられたわけなのですが、まあここでなんとかなるのだったら苦労はしません。
案の定、ダメだったようでユウキは工房の中に入っていきます。

ロッツの次はシュミットかあ……
君たちなんでこんなところにいるの?
後ほどわかることなんですが、この場所はメンディとは海を隔てているほど距離があり、気軽に徒歩でいける距離ではありません。
シュミットは飛行機に乗るのをやめてしまったと言う話を聞いたことがあるので、空からもない。
ということは船での移動になるのですが、わざわざこんな所に来る理由はなんなのだろうか……

ユウキ「アルフィナを助けにいきたいんだ!」
何故だろう、主人公の想いに全く応えられそうにない自分がいる。
大切な人の奪還に燃える彼の気持ちはわからなくもないのですが、肝心の対象はアレだからなあ。
アレを救出したいというパワーが全く沸き上がってこないのですよ。
残念なのだけど、アレの中でユウキは一番じゃないんですよね……

「やっぱり安心する。」
「もう私は兄さんから離れない。」
この2人の温度差を見てるのが凄まじく辛いんですよ。
アルフィナの中でユウキはそれなりに大切な位置にいるのかもしれません。
ただそれが描写されてるシーンは極めて少なく、片手で収まるレベルかもしれません。
下手すると劇中で「ユウキ」と呼ぶ回数より「兄さん」と呼んだ回数の方が多いまであります。
どう考えても、アレのユウキとエメリウスに対する想いの差は数倍どころじゃなく、文字通り桁が違うんですよ。
だからこいつを助けないといけない理由が、ユウキの中にはあっても筆者の中にはないんですよ。
本当にどうしたらいいんでしょうかね。
話が逸れました。
そんなユウキの
シュミット「空を飛ぶのは色恋沙汰じゃねえんだ!!」
そう吐き捨てて、何処かともなく行ってしまいました。
なんでもこのシュミット、大切な人を亡くしているらしく、空を飛ばなくなった理由でもあるのだそうです。
まあだからこそ二言目にはアルフィナと叫ぶユウキの態度がカンに障ったのでしょう。
そりゃ久しぶりに顔合わせしたと思ったら女の話とか、ねえ……
しかし窮すれば通ず。
フライトユニットが使えないのなら、ユニットに依存しない飛行機で飛べばいいというアイデアが浮かびます。
「グライダー」ですね。
グライダーとは
グライダー(滑空機)は飛行機と同じ空を飛ぶ航空機の一つです。
飛行機と同じように翼と車輪を持ち、人間が機体のコクピットに乗り込んで操縦しますが、
飛行機と異なり、エンジンなどの動力を用いずに『滑空』し、上昇気流を利用することで、
長時間、長距離のフライトをすることができます。
ただし、滑空を始めるためにはある程度の高度と速度が必要であるため、
地上から飛び立つときには曳航機とよばれる飛行機あるいはウインチという曳航装置とグライダーとをワイヤーでつなげ、
ある程度の高度まで引き上げてもらう必要があります。
公益社団法人日本滑空協会 より抜粋 http://www.japan-soaring.or.jp/aboutglider/
筆者は飛行機に関しては無知に等しいですが、1,000km以上の距離を飛行した例もあるそうです。
これを使って、ゾーンのいる場所まで飛んでしまおうという魂胆です。
ただグライダーは自力の動力がなく、上昇気流を利用した航空機であるため、ある程度の高度が必要になります。
大前提である高度が補助の飛行機もなしに稼げたら苦労はしないわけで……

まあこうなるわな。(1話ぶり22回目の墜落)
なんでこれだけ派手に墜落事故起こして外傷なしなんだ……
しかし、この墜落はけして無駄ではありませんでした。

再び村に戻ろうとした時、謎のネックレスを見つけます。
勿論ユウキにはわからないことでしたが、これはシュミットがずっと探し求めていたものだったのです。
おそらく彼の妻だった人「アンネ」が生前持っていたネックレスだったのでした。
これを受け取ったシュミットは態度が急変。
ここラフリドの町の裏にある山に、昔シュミットが使っていた機体(フライトユニットを使わない旧型機)があるとのことで、
その所在を教えてくれました。
これを使ってグライダーを引き上げるという流れになるのでしょうか。

また、何の因果かここに来ていたヘクトが仲間として参入します。
ステータス面はダーナ以上の魔力を誇る、最強の術師です。


うーん、強い……
弱点は、武器・防具・靴が全て専用装備故にワープ移動ができないことと、やや耐久力が低いことくらいですが、
まあ些細なものです。
それよりも最大の弱点なのは、魔法の詠唱がとんでもなく味わい深いボイスだということです。
彼女は最強の単体魔法「ヘヴンゲート」を所持しており、弱点の敵に対しては1万以上をも与えるとんでもない威力を持っているのですが……

「カエリナサイ ウマレデタアンコクノナカニ」
アンロマの棒読みエルフに匹敵するレベルの味わい深さがあります。
え、どれほどなのか想像つかないって?
そう思ったであろう読者様のために、動画を撮ってみました。どうぞ!
(※背景は無視してください。第18話分プレイ後に撮ったものですので……)
ちなみにこのヘクト役をやっている方、女優としての経験はそれなりにありましたが、
声のお仕事は後にも先にもこれっきりです。
そういえばヘクトもエルフ耳の系譜ですので、やはり全てのユニークゲームはアンロマに通じてしまうのか。

ヘクトの助けもあり、シュミットが昔使っていた飛行機を発見しました。
クリストローゼという名前を持っており、ユウキ曰わくいくつものレースや大会を総ナメにした名機中の名機とのことです。
こんな雪山のど真ん中に雑に置かれてて、錆びたりモンスターに破壊されなかったのかという疑問はありますが……
まあそこらへんは物語の都合上ということで割り切りましょう。
翌日。

整備されたクリストローゼが本来の姿を見せます。
フライトユニットに依存しないエンジンということは、化石エネルギーを使っているのでしょうか。

また、ユウキの21号機も改造を施されております。
フライトユニットが使えず飛竜のシバも飛べないということで、動力部を廃して座席数を4枠に拡大しております。
しかしグライダーって4人も乗れるのでしょうか……?

何はともあれ、発進します。
クリストローゼに乗るのは勿論シュミット。
ようやく空をテーマにしたシリーズらしいシーンってところでしょうか。
彼の乗る飛行機に導かれて、ユウキたちの21号機改も陸を飛び立ちます。

上昇気流にのり、ワイヤーを切り離された後もユウキは巧みの腕で暗雲の中を飛んでいきます。
先導するシュミットの後をしっかりついていってるので、操縦技術の向上を感じます。
なかなかメインキャラクターの成長要素を感じない本作にあって、明確に成長したと感じられるワンシーンでしょうか。
しかし、ゾーンの入り口の近くに来たときにアクシデントが。
シュミットの飛行機のエンジンが発火し、動力を失います。
炎上した理由はわかりません。久しぶりの稼働で無理をさせすぎたからなのか、この悪天候に機体が耐え切れなかったのか。
何れにしても、シュミットは後の事をユウキに託し、飛行機と共に墜落していきます。

常識的に考えて、この高さから墜落した場合、確実に死亡するでしょう。
ユウキは過去何回も墜落しては生存しておりますが、今回ばかりは話が違います。
上昇気流が発生するのは高度500mくらいからであり、今の高度は少なくともそれ以上です。
どのような奇跡が起こったとしても生存は望めないでしょう。 (※パラシュートを装備している可能性もありますが……)
しかしシュミットは後悔していないでしょう。
空の男が、自分の意志を託せる人間を見届け、空で死ねるのですから……
飛行王に栄光あれ。



空を越え、月が見えるほどの上空に飛び立ち、飛行機は陸地へと降り立ちます。
正面に見えるのが、一部崩壊したスルマニアです。
あそこに元凶たるエメリウスとゾーンがいるのでしょうか。
旅の終焉は、近い――