みなさんこんにちわ。すふぃあです。
女の子を追いかけるRPG、今日も始めていきたいと思います。
まあ前回は追いかけられた方ですが……
前回は、アルフィナのストーカーもといコーネルを撃退したところまででした。
しかしアークリフという単語が出てくる際、ちょくちょく「大陸」という言葉が出てくるので、
故郷からは相当遠い場所に存在するんですねえ……
元々狭い村から飛び出したかったユウキはともかく、ミランダはよくこんな遠い旅を許容したものです。
息子がキャッキャするのを眺めたいという近所のおばちゃんムーヴがしたかった可能性もありますが、
多かれ少なかれ、彼女も冒険をしてみたかったという気持ちはあったのではないでしょうか。
目標地点の一つだったサバタール海岸に到着。
箱入り娘感がプンプンするアルフィナは勿論、山中の村に住んでいたユウキも
この絶景にはテンションが爆上がりします。
しかしムービーが挟まる度に味わい深いボイスが流れてくるため、プレイヤー側の感動はすぐに半減します。
なんというか、上手い下手も勿論あるのですが、それ以上に「キャラクターがではなく、"演者"が喋ってるだけ」という印象を受けます。
はくすコメで「制作側が演技指導を十分していないのでは」という声があり、筆者もそう思います。
ユウキとミランダの声は十分聞ける範疇なだけに、どうしてもアルフィナだけが浮いてしまっているのは否めません。
余談ですが、ユウキの声を担当している松風雅也氏は、戦隊シリーズの俳優から芸能界に入った方で、
99年から声優業も始められたそうで、05年発売のグランディアⅢの段階では5年程度の経験があります。
一方でミランダの担当である若村麻由美氏は女優一本であり、これ以前も以後も声優としての活動は見受けられません。
ただ本作発売の段階では女優歴20年近いベテランであり、その経験からある程度対応できたものと考えられます。
まだ主要キャラ3名しか出てきてませんが、経験の差というのを思いっきり感じさせられますね……
若いの2人がキャッキャしてる中、ミランダはただ1人険しい表情で海を眺めています。
彼女は本来あるべきものがない、ということに違和感を持っていました。
そう、船が一隻もないことを。
この海岸に来た目的は、船に乗って大陸にいくこと。
現実はこの有様で、これではアークリフを目指すことができません。
さあどうしたものかと思っていると、突如やばいうめき声が海の方から流れてきました。ホラーか!
声の発生源は、このタルの中のようです。
DQ5か!!
不気味に思いつつ、ミランダはそのタルを陸に上げ、フタを外そうと試みます。
苦労の末、フタが開かれると、その中には1人の男性が入っておりました。
で、出やがったああああああああああ!!!!
この人物は名を「アロンソ」といいます。
そして説明書の段階でやべえ人物だと確信を持っていた存在でもあります。
何故そう思ったかって?説明書の文章をそのまま引用します。
アロンソ
自分の船で世界中を旅する船乗り。
陸では女たらしでギャンブラーという"ろくでなし"だが、
海の上では熱い魂を持った頼れる男に一変する。
ギャンブラーという時点で嫌な予感しかしないのですが。
金と女が絡む奴でマトモな人間って、見たことないのですが……
筆者がとてつもないギャンブル嫌いの人間なので、多少バイアスがかかっている点は否めませんが、
タルに入れられた状態で海に流されているあたり、真っ当な人物でないことは間違いありません。
初対面にアルフィナに対して、この接し方である。
声優の熱演もあって最早ただのキモい奴にしか見えません。
なんで頑張ってしまったんだ……
こんな奴なんてほかっておいてとっとと進めばいいのに、
アルフィナは自分たちの目的をさらっと話してしまいます。
すると、アロンソは「俺には船がある」と言いだし、その証拠として海図をババンと広げます。
ミランダは半信半疑でしたが、他2人がアロンソを支持したことで、彼をPTに引き込むことに。
大丈夫なんでしょうか。今から不安……
ここから4人目の仲間としてアロンソが加入。
ステータスはこんな感じ。一言でいうとパワーファイターです。
この時点でHP378は相当に高いです。ミランダでも300ちょいですからね。
攻撃力はさほど高くないのですが、これは武器防具が腐ってるため仕方無しです。
まあなんかの罪人くさいので、やむなしといったところでしょうか。
武器も攻撃力1しかないですからね。
素の攻撃力はミランダよりも高いのですが。
反面、行動力や移動力は低く、鈍重な感じですね。
こんなので戦力になるのかしら……
宝箱のアイテムを与えたらいきなり爆速になったんですが。
い、一応戦力としては使えないこともないのか……??
必殺技も火力が高く、固くてタフい厄介な雑魚敵を一撃で屠れたりしました。
まあ、戦闘面では頼れる部分もあるということは感じました。
問題は人間的なところなんですが……
アロンソに先導され、たどり着いた場所がここです。
って、賭 博 場 じ ゃ ね え か 。
お前、単にギャンブルがやりたかっただけじゃ……
どうやらアロンソはこの賭博場の常連らしく、他の客から「またあいつが来たよ」という目で見られております。
さらに彼の暴走はこれだけに止まりません。
なんと無断でアルフィナの持ち物をバチった上に、
掛け金代わりとして彼女のブローチを差し出す始末。
はああああああああああああああああああああああ?!?!?!
筆者の感想:
やっぱりギャンブラーってクソだわ。
如何なる理由があろうとも、人様の持ち物をギャンブルの出汁に使って良いことにはなりません。
というか化けの皮が剥がれるまで早すぎませんか??
フェステや着火剤でも化けの皮が剥がれるまで1話分は持ったぞ。
しかも負けるし。
これはもうどうしようもないですかねえ……
ただ、全てにおいてアロンソが100%悪いとは言いません。
98%はこいつのせいですが。
この肥えた人物が、賭博場のディーラーをやっています。名をビアンカといいます。
これはもう少し後に発覚することなのですが、彼女はイカサマをやってます。
負けることは必然だったわけです。
まあ、このギャンブルをやる前の段階までは「疑惑」レベルであり、今回ので「確信」を得たらしいですが……
だからといって、アルフィナの私物を勝手に盗んで掛け金代わりに使って良い理由にはなりません。
当然ながら、3人はアロンソに強く問い詰めます。
アロンソ「俺を信じてくれ。」
アルフィナ「アロンソさんは勝ちます!」
こいつチョロすぎんか???
洗脳完了まで早すぎる!
「目指したい何かがある」という部分にシンパシーを感じた結果がこうなったみたいなのですが……
アロンソなりになんとかすると啖呵を切っており、翌日再びビアンカと勝負して、勝てれば取り返せるという約を取り付けました。
まあ取り返したとして、マッチポンプなので何一つ褒められる要素はないんですがね……
一応「船乗り」なのも「船長」なのも事実ではあり、
唯一違うところがあるとするなら、所有者がアロンソじゃないというところ。
まあビアンカに差し押さえられたというだけの話なんですけどね。
先ほどタルの中でドンブラコしてたのも、当然ギャンブルに負けたから。
……あれ、こいつここまで褒められるような行動を何一つしてなくね?
そんなアロンソにも夢があります。
それは、世界全ての海を制覇することです。
先ほどアロンソがババンと見せた海図がありますが、あれは世界で行った所を直接描き込んで作ったとのことで、
世界に一つしかない代物なのです。
そのため描き込まれてない場所もありますが、いずれは行ってみたいとのこと。
散々ギャンブルに金をつぎ込んでいるのも、ここに行くための軍資金を得るためなのかもしれません。
となれば、ますます明日の勝負に負けられないわけなのですが、
このタイミングで先ほど話してたイカサマの件をぶちまけます。
ただイカサマだとわかってはいても、それを止められる手段がなければ結果は同じ。
打開策はあるのでしょうか。
その鍵はミランダにあるようで、アロンソはその「打開策」とやらを耳打ち。
それを聞いたミランダは、アロンソに鉄拳一発!!
ダメとは言わなかった辺り、他に策もないので渋々引き受けたという形なのでしょうけど、一体どんな策なんだ……?
まあ普通の作戦じゃないことは間違いないでしょうけど……
翌日。勝負の日です。
この間、プレイヤーがやることは何もありません。アロンソの秘策とやらをただ見るだけです。
そもそもビアンカが使ってたイカサマ手段とはなんなのか。
明言はされていませんが、おそらくダイスの中に重りかなんかを仕込んで、意図的に出目をコントロールしているのでしょう。
ルールはよくわかっていませんが、このアレンジダイスというゲーム、
ダイスは常にディーラーが振っており、挑戦者が関与できる部分はあまりありません。
だからこそ、イカサマをしやすいのでしょう。
ではそろそろ明かしましょう。アロンソの秘策とやらを。
このビアンカ、こんなんでもアロンソに好意を持っており、
もし負けた場合はビアンカと結婚するという条件で、泣きの一戦を引き出したのです。
愛情の形をギャンブルでしか表現できないという悲しい人生を歩んでおりますが、同情してやる気にはなれません。
そしてこれがアロンソの秘策。
ミランダに「あたかも自分がアロンソの愛人である」かのように振る舞わせ、キス一歩手前まで顔を近づけます。
それに激怒したビアンカは思わず体を乗り出し、視線がダイスから離れます。
一瞬作った僅かなスキをアロンソは逃さず、手に持っていたコインを弾いてダイスに直撃!!
12が出ると決まっていた運命のダイスを、強引に変えさせることに成功!
これでアロンソの勝ちが確定となり、ビアンカは全てを失うことに。
あまりの動転っぷりに冷静さを完全に失い、うっかり「自分はイカサマをやっている」と吐いてしまいます。
勿論それを見逃すミランダではありません。
得意の言葉責めによってビアンカの心を完全に砕き、大慌てで退散しました。
それによって沸き上がる港町の住人一同。
どういう理由でこうなったかはわかりませんが、住人の殆どがビアンカに銭を奪われていたらしく、拍手喝采。
全てを取り返し、アロンソは一躍ヒーローになります。
筆者的にはイマイチ納得できませんが……
そしてアロンソも、所有物であった船と装備品を取り返します。
これがアロンソの本領です。どうぞ!!
攻撃力高すぎて笑う。
ミランダですら41なのに……
やっぱりこいつ、性格は完全に終わってますが戦力的にはおそらく頼りになるので、
不本意ですが上手く使っていかなければいけないようですね。
次回はアロンソの船を使って、新たな場所へと旅立ちます。