みなさんこんにちわ。すふぃあです。
愛についてをしつこく語られるRPG、今日も始めていきます。

前回は、ヨウトからオーブを託されたところまででした。
ボスといったボスがいなかったので、楽でよかったというか拍子抜けというか。
まあ安全に取れるにこしたことはないですね。


遺跡から外に出ると、いきなり剣が空から降ってきました。




なんかどっかで見たことある剣だなあ……
もしかしてこの近くで……




お、内輪もめか?
エメリウスとデュンケルは2人一組で行動してたんじゃなかったのか。
むしろデュンケルは胸ぐら掴むような勢いで、エメリウスを罵倒してますね。
「もうやめろ!」と言わんばかりに。

生憎プレイ画面を録画しているわけではなく、部分部分にキャプ画を保存する形式で20年近くやってきてるので、
どういう会話が行われているのか細かくは覚えてないのですが、
邪悪に満ちた笑みを浮かべるエメリウスに対して、デュンケルは「これ以上世界を滅ぼすのはやめろ!」みたいな会話が行われておりました。
これを聞く限り、むしろこの二人ぶっちゃけ仲悪いだろ。


今の光景を見てて思う事があるんですが、今までなんでデュンケルはエメリウスに協力していたんだ……?
エメリウスを背後から討てるタイミングはいくらでもあったはず。
情報の出し方が極度に下手くそな本作なので、この二人の間でどんな会話がされていたのかわからないのですが、
デュンケルは聖獣を信仰する側の人間(バクラの族長)であり、エメリウスは聖獣絶対殺すマンです。
思想は絶対に相容れないはずなんですよ。
途中まではエメリウスの考え方に興味を引かれる部分はあったが、相容れなくなったのだろうか。
それとも、最初からエメリウスを監視する目的だったのだろうか。
いや、それにしてはゾーンを復活させるタイミングで彼を阻止したような動き方はしてなかったですし、
グリフを殺害したときもデュンケルは何もしていません。
立ち位置が本当にわからない……
この謎は解けるのでしょうか。ちゃんとプレイヤーに納得出来る形の答えとして。




そんな風に考えていたらセイバ殺害されちゃいました。
デュンケル君!今回も君なんにもできてないやんけ!
単純にエメリウスを倒すだけの実力がないだけ説も、一考しないといけなくなってきました。
なんだろう。主となる登場人物はさほど多くないのに、なんでこんなにわからないことが多いのでしょうか。




エメリウスは剣を上に掲げ、聖獣殲滅の目標を為しえたと同時にゾーンを復活させます。
良かったな、無事ゾーン復活は成し遂げられたぞ。
筆者はどんな目でこのゲームを見たらいいのかわかりません。
悪くない部分も少なからずあるのですが……


そして聖獣が死んだ情報は、天上界にももたらされました。




ヘクト「シルマニアガヨミガエル」


ダメだ……全然危機感が伝わってこねえ…………('A`)


場面は戻ってユウキたち。




いやあ、いいですねその表情。
筆者的にはずっとその狂気を最後まで維持して頂きたいものです。
ここまできたからには、徹底した絶対悪を貫き通してほしいですね。
これだけのことをやらかしておいて、なんか許されるみたいな展開になってしまったらマジで胸糞です。


そんな筆者の考えは置いておくとしまして。
エメリウスが聖獣を殺害した光景(n回目)と、ゾーン復活をその目で見てしまったアルフィナは、気を失って倒れてしまいます。
何がなんでも兄を信仰する彼女にとっては衝撃的でしたでしょうね。




さて。ここからが今日の本編でございます。
何故アルフィナはここまで兄に入れ込んでいるのか。それがようやくわかります。
情報を出すのが25時間遅えわと言いたいですが、   (※15話開始前の段階でプレイ33時間)
実はあまり信頼されてないんじゃないか説があるユウキにすらも語ってくれなかった秘密とは、一体…………




ここはアルフィナの精神世界。
いわば、彼女の記憶の中です。
こういった場面は普通のゲームである場合、過去の自分と向き合うためのシーンとして使われることがあります。
ただ本作は普通じゃないので、アルフィナが向き合えるかどうかは怪しいですが。




幼少期のエメリウスとアルフィナです。
こうして見ると、二人の間に結構な年齢差があることが伺えます。
この頃のエメリウスはまだ邪に染まっておらず、ごく普通の少年といった感じですね。

しかしこの顔、どっかで見たことあるような…………














……………………






なんだろう。こいつが邪に堕ちるのは必然だった気がしてきました。

(補足:エルヴァンディアの方が後発作品です)






この兄妹は、神人の資格を持って生まれてきました。
その証となるのは、手の甲に刻まれし紋章。
これが「神人」たる所以になれるものなのです。


ただ、エメリウスはその紋章が左半分しか刻まれていませんでした。
アルフィナは不明ですが、「二人で一つ」という台詞から察するに右半分でしょう。
グリフを呼ぶとき辺りにムービーで描写されていたかもしれませんけどね。


 

あくまでも「仲の良い兄妹」であったことが前提ではあるのですが、
既にこの頃からエメリウスとアルフィナの想いにズレが生じていたことが伺えます。
エメリウスは半分しか紋章がない、「不完全な存在」だということに対してどこか怒りと葛藤を覚えているのに対し、
アルフィナは二人で一つ、兄と一心同体というか運命共同体と思っていた節があります。
彼女はみたところ5~7歳くらいなので、純粋に想っていただけだったのかもしれませんが、
その気持ちがますますエメリウスを追い詰めていったのは、悲しい事実です。

エメリウスは神人の資格を持って生まれてしまった存在。
同世代の友達もおらず、「神獣を呼び、神託を貰う」という義務だけを背負って教育され続けた結果、
心の闇を理解してくれるような人がいなかったのでしょう。


そんな彼は、ついに狂気に堕ちてしまいます。
初めての神事が行われる際、彼は神人として舞台に立たなければいけないのですが、
時間になっても姿を現さず、心配になった神官たちはエメリウスを捜索し始めます。












ついに、エメリウスは神官を傷つけてしまうのでした。
アルフィナはそれを見て、悲しみました。
何故、二人で一つじゃダメなのか……と。


……ここまでが、エメリウスが堕ちていくまでの流れです。
ここからはさらにダークな話が続きます。
アルフィナが最後の記憶の扉に足を進めようとすると、立ち塞がる者がいました。




それは、幼少期のアルフィナでした。
過去の辛い記憶にフタをしている存在。
おそらくこの先の出来事は、今は本当に忘れてしまっているのでしょう。
あまりに凄惨すぎるため、自分自身を保つために。




うーん……
台詞はとても立派ですが、今までずっと現実逃避をし続けてきた君が簡単に覚悟を決められるのか?
まあ行動で示して貰う事としましょう。


過去にフタをしなければいけなかった、その理由。
エメリウスは不完全である半分の紋章に対して絶望を抱いていました。
そんな彼が起こした行動、それは……




ナイフで自らの手の甲を傷つけ、紋章を作ってしまおうと考えたのでした。
彼によって作られた血の紋章のキャプ画もあるのですが、衝撃が強いためプレイ日記での採用を見送りました。
これを幼少期に見せつけられたら、確かにトラウマものですわ……


そんな幼少期の兄に対し、覚悟を決めた彼女の態度は如何に。






やっぱりな(レ)



いやあそれでこそアルフィナだ。君は常に期待を裏切らないよ(笑顔)


この後、アルフィナは意識を取り戻しただの、最後の神獣の声がしただのイベントはちょいちょいありましたが、
これと言った見所はなかったためカットします。
いやあ、「兄さんを救えるのはこの世界で私だけ」という台詞も吐いてはいたんですけどねえ。


閑話休題。
地上界で唯一生き残ってる最後の聖獣とのことですが、ちょっとまて。
ドラクもヨウトもいつの間に殺害されたんだ。
いやあ、前回か前々回かそこらで飛竜の谷が滅ぼされたみたいなことを言ってた記憶があるので、
その時にドラクはやられてしまったのかもしれませんが、
触れられたのはムービー内のほんの一瞬だったので、仮に情報が明かされていたとしても覚えている人はどれだけいるのでしょうか。
ただでさえ棒読みボイスのせいで記憶に残りにくいのに。
せめて字幕を……字幕をくれ…………


その最後の聖獣がいるところなのですが、空に浮かぶ天空の城・メルクというところです。
必要とされた時、その姿を現すという伝説のような場所のようです。
とはいえこんな広い大空。その中にぽつんと浮かぶ城を捜すのは大変です。
一体どれくらいかかるのだろうk……





捜索時間 1秒


まさか、飛行機が空を飛んだ瞬間に画面に映り込むなんて想定してませんでした。
いや、余計な捜索時間がなくて済んだとポジティブに捉えるべきか……
こういうところの優しさはプラスに評価すべき点でしょうからね。多分。




ここがメルク遺跡の入り口です。
さながらラピュタのような雰囲気があり、こういう所の作りは悪くないです。
このゲームの致命的部分はシナリオキャラクター戦闘バランスだけで、それ以外は最低限以上のレベルは担保してますからね。
致命的な部分が多いって?むしろ3つで済んでると言えなくもないぞ。
世の中には1つも褒める所が無いゲームだってあるんですから!!


さ、とりあえずは中に入って探索を始めるk……









は?





















いや、この唐突さがダメだって言ったばっかなんですが……
こいつらは一体なんなんだ……??
せめて番人かなんかなら、台詞の一つぐらい……


このメルククリスタル(A~C3つで1体)なんですが、過去一やばいボスモンスターでした。
当時の評判としては、ディスク2に入ったあたりから戦闘バランスが崩壊しているだの言われてたみたいですが、
こいつがその壊れた戦闘バランスを体現するかのように、めちゃくちゃ俊敏に動いてきます。
具体的にはどれくらいかと言いますと、こっちが1回行動する間に敵はIPゲージを2~3周くらいしてきます。
当然、その間一方的に殴られっぱなしになるわけで、その間対処は何も取れません!!
特に本作は手数が最大の武器なので、2人戦闘不能になったら防戦一方です。

おひ、ウチのデータは大分レベル上げも重ねてきてLv38なのに、なんでこんなに苦戦するんだ……('A`)




こんな攻撃が、こっちの1手番の間に6~8回飛んでくるんですよ……
地獄かここは?


開始20分が経過しましたが、未だに誰一人倒せてません。
一番ピンチの時は、ユウキ一人しか残っていない状況でした。
ここから回復アイテムを駆使して体勢を整え直すのに15分も使ったんですよ……
ディガンを戦闘開始直後に使っておくべきだったか。




急遽作戦変更。
アストライア連打で3体同時にダメージを与える戦術を考えていましたが、
まずヴォライドで1体ずつ確実に仕留めていき、手数を減らしていこうと考えました。
この作戦は的中し、まずメルククリスタルCが撃沈。
頭数が1つ減るだけで相手の手数が大幅にダウンします。
本作はキャンセルによる行動妨害もあるので、頭数1つの手数は1つにならない場合があるのですよ。






戦闘開始35分!ようやく終わった!!
ラスボスならいざ知らず、シナリオに絡む重要なボスエネミーですらもないのに、ここまで時間のかかったボス戦は初めてかもしれません。
ここでゲームを投げた人がいてもおかしくはなさそうですなあ……


ここで力尽きたため、今回はここまでで……
改めて、恐ろしいゲームだ……