みなさんこんにちわ。すふぃあです。
灼熱地獄の中、如何お過ごしでしょうか。
こちらもこちらで地獄のユニークゲーム、今日も始めていきます。
前回は、エメリウスが聖獣グリフを消し飛ばしたところまででした。
さらに彼の力により、アークリフ大聖堂が理不尽にも吹き飛びました。
画面が暗いので見にくいですが、あの明るかった大聖堂も今となってはただの瓦礫です。
神官も悉くいなくなってますからね。
少なくともここから脱出完了するまで、誰1人神官と接触することはできませんでした。
逃げ切った人もいるかもしれませんが、大半はこの聖堂と運命を共にしたのでしょう。
アーメ…………ラーメン食いたくなってきた。
そして1回だけの出番では勿体ないと考えたのか、エクサイスΣと再び戦闘となります。
このゲームは今のところ怪物図鑑とかもないですし、こいつらがどういう生命体なのかわからんのですよね。
どう見てもそこらの魔獣とは何か異なりますし。
勿論、前回使ってきた電撃魔法アノードも健在です。
しかも今回は仲間が2人しかいません。
その分キャンセルをかけるのが難しく、ある程度の被害は覚悟しなければいけません。
突発的に登場した敵なので、対策といわれても難しいんですけどね……
なおエクサイス君は断末魔の叫びの一つもさせて貰えませんでした。
一応ボスのBGMなのになあ。悲しい。
ここから、暗い廃墟を脱出する必要があります。
正面入り口は既に瓦礫で埋まってて封鎖されているので、2Fの方に向かって脱出出来る場所を探さなければいけません。
こんなけガラガラに崩れてるんですから、外にさえ出れれば足場の一つ二つくらいはできてるでしょう。
幸いにも敵はさほど強くないので、きちんと装備を整えていれば脱出は容易です。
スキルのリザードマスターを付けておくと、飛躍的に難易度が下がります。
元はミランダが初期で装備していたスキルなので、売却してない限りは持っているはずです。
大聖堂の2Fから脱出すると、外が物凄いことになっておりました。
瓦礫の足場すら必要ありませんでした。
聖堂ごと埋まってるやないかい!
これがエメリウスの力なのでしょうか。
この惨状をただただ眺めることしかできない2人に、声をかける者がおりました。
第2話でちらっと登場したデュンケルです。
ちなみにウチは「リュンケル」と書いてしまいました。
アルフィナの声質が全部悪い。時々何言ってるのか聞き取りにくいことがありますからね。
彼は耳がとんがってないことから、コミュートではないですが、
エメリウスとアルフィナのことを知っているようで、こう忠告します。
「これはアルフィナが選んだ結果だ」
「これ以上エメリウスに関わるな」
「聖獣グリフが死んだことを周囲に伝えろ」
とのことでした。
以前会った時は何かアルフィナと言い合ってましたが、
「アークリフにいくのをやめろ」ということを主張していたのでしょう。
彼の狙いは今のところわかりませんが、少なくともアルフィナがアークリフに来なければこうはならなかったでしょう。
というのも、聖獣グリフを呼ぶ事が出来るのはコミュートの一族だけのようで、
アルフィナは不思議な力を使って、グリフを呼び寄せておりました。
エメリウスも当然それを知っているからこそ、アルフィナが来たことをチャンスだと思い、
容赦なくグリフを討ち取ったのでしょう。
よって、君の判断が全部悪いよアルフィナ。
君はエメリウスとデュンケルについてどれだけ知ってるかわからないけど、
少なくともデュンケルに関しては直近で会っていたので、彼が何を言ったかをユウキたちにも伝えてくれれば、
どうするのがベストなのか、というのを考える余地はあったでしょう。
しかし彼女は、おそらくそれでアークリフ行きを止められるのが嫌だと思ったのか、その部分を秘匿し続けました。
いくら大人2人が頼りないボンクラだったとしても、無駄に長い年数を生きているのだから
もっと良いアプローチの仕方もあったのではないでしょうか。
特にアロンソは世界各地を回っているため、ああ見えて見識はあります。節操と我慢が皆無なだけで。
そういう話に対して回答を出してくれた可能性もありましたから。
結局の所、彼女は「兄と会いたい」「その行動を止めたい」だけを求めた結果がこれです。
申し訳ないですが、同情の余地はありません。
そんな彼女を止めることもせず、ひたすら庇うことしかしないユウキも同罪でしょうね。
アルフィナと比べて手持ちの情報量が圧倒的に少ない、という部分は大きく差し引くことができますが、
この惨状を見てなお「アルフィナは悪くない」の一点張りで、何一つ共感することができません。
勿論、一番悪いのは直接グリフや大聖堂の人たちを手にかけたエメリウスでしょう。
ですが、現状彼が何故そうするに至ったのかという情報が非常に少ないです。
彼の日記で、ある程度の動機になりそうなことは書いてありましたが、決意に至る部分が記されてないですからね。
あくまでも過程くらいと見るべきでしょう。
アルフィナは実は知っているんじゃないでしょうか。何故エメリウスがこうするに至ったトリガーを。
彼女に知る機会がそれまでなかったとしても、事前にデュンケルが何か伝えている可能性は高いです。
デュンケルは何を目的に暗躍してるかわかりませんが、現状では敵でも味方でもないってところでしょうね。
ただ一つ言えるのは、彼なりに何か信念と確証を持って動いている、というところでしょうか。
しかし、起きてしまったものはもうどうしようもありません。
せめて次なるアクションを起こすべく、ユウキは叫びます。
正気ですか?
いや、だって翼のポッキリ折れた飛行機ですよ?
具体的には、これくらい折れてます。
これでどうやって飛ぶねん。
筆者は航空力学については無学に等しいので何とも言えないのですが、
こんなバランスの悪い飛行機、しかも派手に墜落してるため、表面のボディもボコボコでしょう。
翼以外にダメージを負ってないように見えるのがあまりに不可解ですが、ゲームだからと納得するしかないのでしょう。
ただ、翼は間違いなく折れてます。これで本当にメンディまで帰れるの?
これで帰れたら笑いますよ。
なんで帰ってこれたんだよ。
搭乗員は当然の権利のように無傷。
わかんねえ。わかんねえ。このゲームが全然わかんねえよ。
主人公たちが化け物の体内に入ることには慣れた筆者でも、これに関してはご都合主義としか言えません。
ユウキは落ち込んでるアルフィナを連れて、宿屋へと向かいます。
しかし彼女は到着するやいなや、「1人にして」と言って、勝手に部屋へと向かっていってしまいました。
なんだこいつ。
何故でしょうか、同情心が1mmも湧いてこないんですが。
筆者の心が枯れ果ててるだけなのか、このゲームが原因なのか。
前者なら、ウチの性格が悪いだけで終わるのですが……
余談ですが、筆者の親友も全く同じ感想を抱いたとだけ付け加えておきます。
1人になったユウキですが、ボロッボロになった飛行機をどうしようかと考えていたとき、
とある人物と再会します。
少し前に会ったドラゴンライダーのウルです。
シュミットを紹介してくれた人でもあります。
ユウキにとっては、不幸中の幸いとも言うべき再会でしょう。
今まで起きたことを、一通りウルに話します。
アルフィナよ、これがコミュニケーションだぞ。
あのユウキにすら出来て、君には出来なかった行動だぞ。
その話に対し、ウルは一つ提案をしてくれます。
それは、「再びランドート島まで行き、レムの実を取ってくる」というものです。
そうすればシュミットがなんとかしてくれるだろう、という算段です。
何から何までシュミット頼みではありますが、今はそれしかないでしょう。
世界はあまりに広く、船も持っていない以上、徒歩で何か行動を起こすにはあまりに遅すぎます。
現状ではベストの方針と言って良いでしょう。
ほら、ドラゴンの方も何故か納得してくれましたし。
主人公補正ってすげー
こうしてウルが仲間に入りました。
彼のステータス傾向は、アロンソと同じく物理攻撃寄りとなっております。
攻撃力が高い・行動力が高い・移動力は低い、とアロンソの特長ほぼそのままです。
武器はフレイルです。槍じゃないのか……
ドラゴンライダーっていったら槍のイメージなんですが。
また、ウルは聖獣についても話してくれます。
なんと!身近なところにヒントはあったんですね。
ユウキは礼儀作法ゼロの人間ですが、物怖じせず言いたいことを言える性格の方が前に進みやすいのかもしれません。
筆者は言いたいことをなかなか言えないタイプの人間ですからね。
一方でアルフィナは……
部屋で寝てるんじゃなかったのか。寝てろよ。
というわけで、再びランドート島に到着。
しかし前回とは着陸ポイントが異なるためか、敵シンボルを完全無視すれば数分で山頂まで登れます。
同じ道をもう一度登らされたら発狂モノですからね。
ダンジョンデザインを担当した人はちゃんとわかってます。
多少敵をボコってウルの性能を確かめつつ、10分でレムの実の木まで到着すると……
また君か壊れるなぁ。
待っていたかのように、デュラムタウロスとのリターンマッチになります。
しかも前回で学習したのか、もう1頭連れてきております。
取り巻きこそいませんが、ボス級が2頭かあ……
嫌な予感はしておりましたが、案の定激戦になりました。
全体回復魔法のミケロマはアルフィナが握ったままだったので、単体回復魔法のみ対応しなければいけません。
そして多少防御が上がったとはいえ、敵の一撃が重たいことにかわりはありません。
敵の方が行動力が高くて回転が速い上に、大技をブチかまされると240程度のダメージを貰います。
ユウキなら2撃貰っただけで戦闘不能です。
防御魔法のディガンがなかったら、危なかったかもしれませんね……
ウルの必殺技をお披露目しつつも、なんとか倒せました。
まあ彼は1回戦闘不能になりましたが。
慣れた人なら余裕でノーデスなのでしょうねえ。
ま、目的も果たしましたし、とっとと帰るとしましょう。
ドラゴンに乗って、メンディに帰ってきたユウキとウルですが、
2人はとんでもないものを見ました。
じゃじゃーん!
なんとシュミットはユウキ達がアークリフに行ってる間、
ユウキの作った設計図を元に、自らのノウハウを加えた飛行機を作っていたのでした。
しかも、墜落してベコベコになった飛行機を見ても、何一つ文句を言いませんでした。
「飛行機は全てを語ってくれた」と言ってたので、やむを得ずこうなったのだろうと察してくれたのでしょう。
やばい、この方聖人君子過ぎませんか?
今のところ唯一マトモな大人キャラですよ。
このゲーム、上から下までろくな人間がおりませんからね……
そして、ユウキとウルとシュミットが頑張っていたとき、アルフィナは何をやっていたのか。
宿屋の女将と一緒にお菓子作りをしていたのでした。ユウキだけのために。
そろそろこいつが着火剤のボーダーライン間近に迫ってきてるんですが。
果たして筆者の理性がエンディングまで持つのでしょうか。