みなさんこんにちわ。すふぃあでございます。
4ヶ月間に渡って連載してきたエアーズ、ようやく完結しました。
今回は週一回の定期更新を達成出来ましたよ!褒めて褒めて(*´ω`*)

【評価点】
・2Dのグラフィック面は良い
・音楽は秀逸
・システムは総じて簡素化されており、初心者でも理解しやすい
テキストが支離滅裂

【問題点】
・3Dのグラフィックは微妙
・シナリオが簡素化されすぎて理解不能
・戦闘面が簡略化されすぎて戦略的要素がない
テキストが支離滅裂


テキストがやばいのは、長所でもあり短所でもあります。
まあ長所なのはユニークゲーム的な意味でなんですが。
この手のゲームに耐性のない方から見たら、欠点以外の何物でもないでしょう。
ですが、ここまでぶっ飛んでいたら一周回って笑えます。
製作環境はさぞかし過酷だったんだろうなあということが伺えますね。

グラフィック面は、2D面に関しては優秀ですが3D面だと粗が見えます。
元々セガサターンというハード自体3DCGの表現に向かないらしく、そういった面も逆風になりました。
これがあと1年早く発売されてれば、それなりのレベルだったかもしれませんが……


こうやって色々見ると、長所と短所が表裏一体な感じがするんですよねえ。
システム面を色々簡略化してわかりやすくはしたけど、肝心な部分まで簡略化されて味がなくなったり、
凝ったテキストを書こうとして支離滅裂になりましたが、ユニークすぎて笑えたりしますし。
個人的にはプロジェクト全体のレベルが不足していたのが最大要因だと思います。
こればかりは優秀なクリエイターを何人か入れても、なんとかなる問題じゃないんですよね。


後に、本作のプロデューサーを務めた方はこう語ったそうです。
「予算・人材・情熱…足りないものが多すぎた、思い描いていたゲームとは別物になってしまった」と。
開発元の会社は、セガサターンのゲーム開発は本作が初めてだったようです。
過去作のゲームと比べても毛並みが相当に異なるため、いろんな意味で挑戦のつもりだったのかもしれません。
残念ながら、結果は失敗となってしまったようですが……


本編では色々ツッコミどころなどを笑ったりはしましたが、
なんだかんだで楽しかった部分もありましたし、全くの駄作であったとは思いません。
ただ、本編に込められたメッセージ性が強すぎたということも付け加えておきます。
ゲーム製作って本当に難しいですね。


それでは皆様、また次の作品でお会いしましょう。


筆者評価: