みなさんこんにちわ。すふぃあでございます。
拍手の方で「やばいゲームばかりで精神汚染されてないか心配です」という声を頂きましたが、
今回も全く懲りずにユニークゲームをプレイしていきます。
何故全く学習しないのか。

というわけで、第22作目となる作品はこれでございます!




なんと今回はセガサターンからの登場となります。
しかし筆者はセガ系のハードを一切持っておりません。
持っていなかったら買えばいいじゃない。




(ドヤァ)


これだけ買って1万円未満というのだからお買い得ですね!!!

気になる本作の購入額ですが、聞いて驚かないで下さい。送料の1/340です。
また1円ゲームか!


■ SRでプレイした1円ゲーム(当時)の数々

  ・アンシャントロマン  B評価(※但しユニークゲーム的な意味で)

  ・ルナドンテンペスト  G評価

  ・ビヨンド ザ ビヨンド  F評価



今回も期待出来そうですね(ニッコリ)



早速説明書を開いて、どんなゲームなのかを見てみたのですが……




え、何これ(どん引き)

何この薄っぺらさ。FCでももっと中身はあったぞ。
僅か4Pの説明書の中で画像は2つ。主人公とヒロイン?らしき人物のみです。
こういう説明書には仲間になる候補のキャラが乗ってたりするのですが、
もしかしてこのゲーム、主人公とヒロインの2人のみなのか?


左手に見えるのが、主人公である「ヘンリー・チェイサー・ビンセント」です。
このヘンリーですが、どんな人物像なのかは説明書に書いてあるストーリーを読めば大体わかります。



  ……その貴族の名はヘンリー・チェイサー・ビンセント。
  公爵家に生まれながら、4歳で両親と死別し、10歳のある夜、伯父の元を飛び出してより、
  自らの力量だけで浮き世を渡り歩いてきた時代の寵児「ちょうじ」と読む。
①特別にかわいがられる子供。
②世にもてはやされる人。人気者。「時代の―」

  12歳で贅沢の味を知り、14歳で婦人と臥所ベッドルーム(意味深)を共にし、
  以来やんごとなき身分の恋人も、そうでない身分の恋人も数知れず。
  彼が去ったところ、婦人は一抹のさびしさと涙を残し、殿方には妻を取られた怒りだけが残る。
  美貌、度胸、要領、金銭全てを兼ねそろえた彼だが、唯一足りない物があった。
  それは肉親への愛情と、人生を費やす意味……

  18の年、ヘンリーはトラブルに巻き込まれる。
  貴婦人を巡っての恋の鞘当て、一攫千金のダイスの響き、決闘、そして恋の逃避行。
  しかし恋の勝利者は、不義密通と賭博横領のかどで訴えられる。
  判決は公開による斬首であった。
  処刑当日、見物人の罵声と歓声の中。ヘンリーは処刑台に立つ。
  「俺の首は細いんだ。死損じるな※原文ままよ。」




まあ一言でいうとギャンカスが処刑されるというだけの話です。
余談ですが、公開処刑は庶民の娯楽の一つとも言われてきました。
火事が発生すると野次馬が発生するとかに近いものがありますね。
最も、このまま処刑されたらゲームが始まらないので某かの形で助かるのでしょうけども。


ヒロインの方も紹介しましょうか。
名は「コーリン・ド・ベネルックス」といいます。




もうこいつがヒロインでいいんじゃね。

このコーリンも、説明書曰く家族に恵まれてないとのことです。
「高貴な家柄であるが故か、国王である父親もどこかよそよそしい」とのこと。
え、この国王もしかしてさほど出自よくないんか……??
この世界の王政がどうなってるのかわからないのでなんとも言えませんが……


一応ヘンリーとコーリンはデフォルトネームが決まってますが、
名前をプレイヤーが付けることも可能となっております。






??「おぉーいwwwwwwwヒーローwwwwwwwwwww」












危ない危ない。嫌な記憶が蘇りそうになった。
面倒臭いのでデフォルトネームでいいです。
一応「おまかせ」というのもあって、MOTHER2のようにいくつかの候補があったりします。
「じどう」があればよかったのに。

この後ヒロインも名前を入力します。
こちらもデフォルトネームのままです。




名前はコーリンなのに八雲藍みたいな帽子被りやがって。


これだけの情報を入力したら、いよいよゲームスタートです。
物語は、ヘンリーが処刑されそうな所から始まります。
そのまま首ちょんぱされたらギガゾンビの逆襲以上に高速エンドですね!




処刑寸前の図。
流石セガサターンなだけあって、映像は綺麗です。
でも観客よりもヘンリーの方が作りが粗いのは気のせいでしょうか。
動くキャラと動かさないキャラの差はあるかもしれませんが……

あと斧を振り上げる処刑人ですが、動きが結構カックカクです。
まあ、これだけ細かいポリゴンを扱ったんですから、多少動きが重くても仕方が無かったんでしょうけど。

ちなみに本作は96年12月20日に発売されているのですが、
96年12月に発売している他のゲームもついでにご紹介しましょう。



  

この月は何か呪われていたんでしょうか。



斧が振り下げられようとしたその瞬間、「お待ち下さい!」という声が処刑場に響きます。
この声こそが、ヒロインのコーリンです。
ヘンリーの噂は聞いてるかもしれませんが、おそらく初対面だと思われます。

コーリンは処刑人に対して、処刑をやめるよう嘆願します。
処刑人は国王認可の処刑であることをコーリンに話しますが、
彼女はそれでも「その者を自由に!お父様には私が話します」と、賢明に説得します。
一体何がコーリンの心をそこまで動かしたのでしょうか。





  













早速ヒロインから電波臭がして参りました。
父親がコーリンに対して余所余所しかった理由って、もしかしてこれなんじゃね?
そりゃ厨二病を煩ってる娘と一緒にいたくはないわなあ……





お前はお前で何を言っているんだ。


やべえ、ここまで出てきた人物の中で、まだ誰一人マトモなキャラが出てきてねえぞ……
主人公はロクデナシだしヒロインは電波だし、
こんなのでどうやってアドベンチャーっぽくするんだろう。


こうして処刑を免れたヘンリーですが、
そんな彼に対して、一人の人間が声をかけました。







は?







ちょっと待て。今処刑を回避出来た時点で完全無罪なんじゃねえのか!
百歩譲って、今までのヘンリーの行いを見て「マトモな生活は無理」というのならまだわかりますが、
こんな大衆の中で秘密結社にスカウトする人間がどこに居るんだ。
そもそも何を目的とした秘密結社なんだよ!

ツッコミが追いつきませんが、とりあえずやっと自由に動けるようになったので、
メニュー画面を開いてみましょう。ぽちっとな。
























メニュー画面を開くだけでファンファーレが鳴るRPGなんて初めて見たわ……
しかもこのファンファーレ、メニュー画面を開く度に鳴ります。
間違いなく世界一無駄に派手なメニュー画面の開き方だと思います。


装備画面の方も見てみたのですが……




力の装備ってなんだよ(哲学)

えっと、説明書を読んでみましょう……


● 仕様説明
 ■装備
  エアーズアドベンチャーでは、鎧や剣、盾といった区別はなく、
  全てが一体となった"装備"という概念で統一されています。



適当抜かすな。


えっと、つまりは今ヘンリーが装備しているもの全てひっくるめて「力」というセット装備名というわけなのですか。
すっげえざっくりしてるな……
確かにアインシュタインは「物事は全て、出来るだけ単純にすべきだ。」という名言を残しましたが、
いくらなんでも単純にしすぎだろ。
こんなにシンプルで戦闘の戦略性なんかあるのか……?


その秘密結社とやらのアジトの場所なんですが……





処刑場から10mの位置に堂々と建ってました。








お前が言うな。