みなさんこんにちわ。すふぃあです。
7ヶ月に渡ってお送りしてきましたルナドンテンペスト、ラストダンジョンに入りました。
この狂った世界に終止符を打ち、
本作のラストダンジョンは、魔の森の塔となります。
全部で11階構成。一応本作中で最長のダンジョンです。
とはいえ、1フロア自体は非常にシンプルな作りのため、迷うことは一切ありません。
非常に初心者に優しい作りとなっております。
……で、本作は一応仲間システムというのがあります。
前回、忍ぶ気の全くないハルとアムレスが、ホットスパーとレアティーズという偽名を使って、お供として付いてきております。
ステータスはこんな感じ。まあ弱くはありません。
ヒーローの成長具合によりますが、ヒーローより強いということも十分ありえます。
最も本プレイ日記のヒーローはアレグリア大陸の呂布と言われるくらいの猛者なため、
明らかにヒーローよりも格下の強さとなっております。
戦闘は手番になると、勝手に攻撃したりされたりするのですが、
防御率・命中率自体はそんなに高くはありません。
ヒーローが高すぎといわれればそれまでですが。
といっても、普通の戦闘で苦労することはほぼありません。
一応ヒーローについてくるだけの力は持ってるようです。
HPが0になった場合、一時離脱ということで戦闘から除外されます。
ハルとアムレスはイベントキャラなので一時離脱扱いですが、別の仲間だとそのまま死亡するため、
扱いとしてはフライングマンに近いものがあります。
ラスダンといえば、そのゲームにおいて最強クラスの雑魚がうようよ沸いているという印象がありますが、
本作は流石ルナドン。コウモリ一種類しか出てきません。
はっはっは、ふざけるな。
一応3階から上は、上り階段の手前に中ボスみたいなのがいて、ヒーロー達を待ち構えております。
HPは1,000を超えるなど、かなりのタフネスを持っておりまして、攻撃力もそれなりに高い。
……のですが、フリーズが効くため苦戦することはまずありません。
お前達なんのためにそこで待ちかまえてたん?
ただ8・9階のボスは異常にタフく、ヒーローの攻撃20発全部食らっても倒れませんでした。
推定HP3,000。勇者の剣を持っていなければ、相当に苦戦するでしょう。
リインフォースを持っていれば、MP回復アイテムを多少節約することはできます。
筆者はそんなことする必要なかったので、全部使用済みですが。
10階のモンスも倒し、いよいよ最上階を残すのみ。
これが勇者ヒーローの最終ステータスになります。
Lv87。我ながらよくここまで育て上げたものだと思います。
負ける気せーへん。勇者だもの。
最上階にはモンスターを召還する祭壇があります。
これさえ壊してしまえば、ガナドール軍の増援を断ち切ることができます。
最も「増援がなくなる」だけで、現状兵力が減るわけじゃないので、
今カプリスから攻めてくるガナドール軍を、連合軍が押し返せるかどうかはまた別の話ですがね……
勿論、ただで壊させてはくれません。
じゃじゃん!しっかりイアーゴーが守っておりました。
アムレス曰く「お前は主力部隊を率いてカプリスにいるのではなかったのか?」とのことですが、
普通に考えたらイアーゴーがカプリスにいることは考えにくいんじゃないでしょうか。
レヌンシアやデュナミスと違って将軍は他にもいるでしょうし、
あんなけアングスト領内がスカスカだったのに、相手が魔の森の塔を狙って攻めてくるという考えがなかったらアホそのものです。
とはいえ別にイアーゴーの策略が凄いかと言ったらそんなことは全然なく、
むしろヒーローが今ここにいる時点で戦略的敗北じゃないのかと思うのですが。
イアーゴーをいますぐにでもぶちのめしたいところですが。
その前に前座がおります。22話で戦いそびれたブルーテです。
さーて、今度こそフルボッコにして進ぜよう。
ブル―テ、ヒーローの攻撃僅か7発でKO。
さっきまで戦っていた中ボス連中の方がよっぽど強かったんですが……
途中ハルがお供で付いていた雑魚に倒されたというアクシデントがありましたが、
そいつらも全員ヒーローが屠っておいたので、特に問題はありません。
アムレス?ああ君もなんか剣振るってたね(ホジホジ
このブルーテですが、哀れにも最後はイアーゴーに踏みつけられ生涯を終えました。
「つくづく部下に恵まれない」とボヤきますが、あんたもあんたで大概なんですがね……
魔女のえげつなさは評価できますが、軍の運用に関しては褒められたものじゃないですし。
また、「ヒーローを配下にしたい」という気持ちが優先してしまって、この段階までヒーローを生かしておいたのが命取りになります。
さあ年貢の納め時だ。覚悟して貰おうか?
勿論、イアーゴーにも切り札はあります。
イアーゴーは「昔は凄腕の戦士だったが、事故で失明した」ということになってます。
とても盲目には見えないような動きをしておりますが、
まあハボリム先生タクティクスオウガに登場。
あ、そいえばこいつの兄のムーアも実は勇者だったということをちょっと前に知りました。
ディモーナとくっつく前は、ただの戦争狂にしか見えませんでしたが……
アムレスの親父から「勇者についてのなんたるか」を説かれた気がするのですが、なるほど。
他の勇者が全然約束守ってくれないからヒーローにきつく言いつけたというわけですね。
勇者って一体何なんだろう。
あとブルーテ戦後、こいつらの覆面が外れます。
あーなかなか良い変装だったね。全然気付かなかったよ(棒読み)
実はハルはペロウの弟子でもあったということが判明しました。
どうやって弟子になったのかは不明です。
話を戻しましょう。
イアーゴーは目が見えませんが、その理由は事故によるものではありませんでした。
この地で戦ったという最強のモンスターとやらを体内に封印し、その代償として光を失った、と言っております。
えー、強さの代償が両目だって……?全然割に合ってない気がするんだけど……
筆者はアニメや小説を見てないので知りませんが、「スレイヤーズ」にて同じことをした人がいるらしく、
こっちの意味でもパクリ疑惑がかかっているようです^q^
救いだったのは、ルナドン自体が売れなさすぎて訴える価値もないと思われたことですかね。
というわけで、イアーゴーが視力を犠牲にしてまで取り込んだというモンスターがこれです。どうぞ!!
(キングギドラ+ガメラ)/5 = こいつ
どうみてもゴジラに負けそうなモンスターですが、こいつが本作のラスボスとなります。
竜になった後は一切喋らないため、モンスターに乗っ取られたのでは疑惑。
とまあ色々怪しいところはありますが、強さはそれなりですよ。
こいつの主軸となる攻撃は炎のブレスです。つまり絶対命中。
ダメージが150~350点と結構でかいので、初期HPだと即死も十分ありえます。
どうでもいいけど、こいつら何時まで偽名名乗ってるんねん……
一発食らうも、ヒーローの最大HPは980。まだまだ全然耐えきれます。
さあ、こちらの反撃といこうか?
あ?
(^ω^#)
まだ1発しか食らってないのに、なんやこの軟弱連中は……
ええい!ここまで頼りない連中とは思わなかった!失望したぞ!
一人でも十分あいつは倒せる!貴様等は下がって応援でもしてろ!!
と、その時です。
ペロペロさん、増援として参上!!
「魔力の持つ限り、あいつの力を抑える」と宣言し、両手を前にかざします。
その結果、イアーゴーのサイズがワンランク縮んだような気がしました。気だけ。
そしてもう一度、イアーゴーと戦うことを決意した三人でしたとさ。
……どうでもいいんだけど、なんで刃のないまん丸な剣使ってるの?
ダイコン?鉛筆の先?斬新なデザインの金属バット?
槍にしては穂先が尖ってない上に柄が短いですし、
打撃武器として使うなら、メイスみたいに先端を重くした方が間違いなくいいと思うのですが……
もう中途半端な武器すぎてわけわかりません。
仕切り直して第二ラウンド開始です。
勿論ここからはずっとヒーローのターンです!
1発180点前後、クリティカルで330点前後になる攻撃を合計20発!
これぞ勇者の剣の力です。
今のヒーローのスペックを持ってしても、これ以外の剣だと、余力はあるけど相当な長期戦になることが予想されます。
後はスキル値だけしっかり抑えておけば、一方的に殴り続けることができます。
その一方で、アムレスもそれなりに奮闘はしましたが……
イアーゴーの前にあえなく離脱。
最近だらしねぇな。あ?♂
アムレスがだらしなく離脱したのに対し、ハルは意外にも活躍。
なんとたまーにですが、ヒーリングを使ってくれるので、こちらが回復魔法を使う手間が省けます。
ヒーリングはさりげなく味方全員に効くので、そこはありがたいですね。
ただ、どう見ても効きそうにないフリーズを1発打ちやがったのは減点対象ですが。
ハルの支援を受けながらも剣を振るい続け、ヒーローの57発目の攻撃が突き刺さった瞬間でした。
勇者の剣の力の前に、イアーゴーはついに倒れました。
剣の力はマジで偉大ですね!! (←超重要)
ここからは一応EDです。
が、なんとここより先のシーンは全部ムービーというクソ仕様のため、
大変筆者泣かせとなっております。
ぬー、仕方が無い。いつも通り、
本編の説明があまりに中途半端なため、ウチの妄想でかなり補完しておきました。
竜となったイアーゴーを倒すと、イアーゴーは再び人間の姿に。
まだかろうじて息があったため、ヒーローは彼に近づきました。
「私は……負けたのか……?」とヒーローに問いかけるイアーゴー。
やはり竜になったときは、精神を支配されていたのでしょうね。
「後悔はない」と言いつつも、死が迫ってくると「光がない……光が欲しい……」とうめき始めます。
最期の言葉は「光の代わりに、我がガナドールをくれて……やる……」でした。
竜の力を得たとはいえ、光を失ったことは内心後悔していたのかもしれません。
しかしイアーゴーは、それ以上に多くの人の光を奪いました。
ウィリアム王、クローディアス、バンクォーにベス、実の兄弟に兄嫁、そして戦争で散った数多の兵士達……
誰も、彼に同情する人はいないでしょう。
野心家イアーゴーの野望は、塔の最上階で吹いている嵐と共に、儚く消え去りましたとさ……
一方でレヌンシアを攻撃していたガナドール軍ですが、
総大将イアーゴーが敗北したのを知って動揺したのか、大きく崩れ去り、
逆にそれを聞いた連合軍は大きく士気を上げ、戦局を一気にひっくり返し、連合軍の勝利に終わりました。
元々イアーゴーの思想を大義としていたであろう軍だったため、
イアーゴーを失って大義も失ってしまったのが原因だと思われます。
また、ラント軍の総大将であった女王パトラは、軍を立て直すことができず、
捕虜になるのを嫌がって、毒蛇に胸を噛ませて自決クレオパトラと同じ死に方らしい。
もしかしてパトラって、元ネタはクレオパトラ?
またも中途半端なパクリか(憤怒)しましたとさ。
元々暗殺と陰謀だけで成り上がってきたパトラなので、民心の基盤が弱く、さらに軍の統率に関してはド素人。
どんな言葉に釣られて軍を出したのかわかりませんが、大方私欲が理由なのでしょう。
元々士気の低かったであろうラント軍の敗北っぷりは、相当悲惨なものだったと想像できます。
パトラは結局最期まで自分の思い描く栄光にしがみついて、そして散っていきました。
ある意味幸せな最期だったのではないでしょうか。
国民や兵士達からしたら、この上なく迷惑だったでしょうけど。
そして、大乱から1年の時が過ぎました。
このシーンは、アリエルとフェステしか出てきません。
1年の間何が起こったかを、この2匹が語り続けるシーンとなっております。
現在2匹はヒーローを追って、ひたすら海を渡り続けております。
大乱の直後、ヒーローは2人の男性からそれぞれプロポーズを受けました。
しかし2人のプロポーズは無残にも散りました。
まあ、今までの行いなどを見てたら、残念でも無く当然としか言い様がありませんが。
汚れ役を散々ヒーローに丸投げしておいて「俺の后になってくれ」とか虫が良すぎます。
そしてその直後、ヒーローはドロンと姿を消しました。
その居場所、一年の間フェステにすらもわからなかったとのこと。
ようやく突き止めた情報が、「船に乗って新大陸へと渡ろうとしていた」という事。
フェステはヒーローを追うために、プライドを捨て、アリエルに土下座してまで頼み込んだのだそうです。
ヒーローは何故故郷の大陸を捨て、新たな地へと旅だったのか。
あくまで筆者の想像ですが、自分が政治の道具として利用されるのを嫌がったのかもしれません。
バンクォーにムーア。勇者でありながら、大切な愛妻をその手にかけ、そして自らもこの世から去った二人。
結局勇者と言われようと、内面は弱い1人の人間でしかありません。
しかしイアーゴー討伐第一の戦功ということもあって、ヒーローの「勇者」としての地位は絶対的なものになりました。
今後、ある者はヒーローの「強さ」のみを求め、また別の者はヒーローの「栄光」だけを求めに来るでしょう。
結局あの大陸にいても、ヒーローにとっては肩身の狭い毎日が続くと思われます。
いろんな人の死を見て、そして一つの結論に達したのでしょう。
「新たな地を求めて旅立つ」。これが、勇者ヒーローの進むべき道であると。
かつてウィリアム王はこう言いました。勇者は万人を幸福に導く者のことである、と。
もうアレグリア大陸において、ヒーローの力は必要なくなりました。
今後必要となるのは「政治による統治」。それは、ハルやアムレスといった王達が行うべきこと。
別の大陸で、ヒーローの力を必要としている人たちがいるのかもしれない……
もう一つの疑問は、何故フェステはヒーローを追いかけようとしたのでしょうか。
正直筆者はフェステが嫌いです。プレイ日記中であろうと、これだけは明言させて頂きます。
ただ、ヒーローという存在がフェステの中でどれだけ大きかったのか、
1年という時が、彼に教えてくれたのではないでしょうか。
自力で海を渡れない以上、フェステにとっても故郷を捨てることになります。
また啀み合っているとはいえ、姉のアリエルと永遠の別れになる可能性も高いです。
それでもフェステは一つの道を選びました。ヒーローを追って、新たな世界へ旅立つ、と。
その表情に一切の迷いはありません。どんな困難があろうと、彼の決心が揺らぐことはないでしょう。
ヒーローがフェステを受け入れるかどうか、それはわかりません。
ただ、ヒーローが自分の旅の供として唯一受け入れる可能性があるのはフェステであるとも思ってます。
ハルもアムレスも、王という立場がある以上、ヒーローを追って異大陸へ渡ることはできません。
つまり冷たい言い方をすれば、ヒーローの新たなる旅に彼らは不要と判断したのでしょう。
それは「嫌い」という感情ではなく、それが自分にとっても彼らにとってもベストであると、彼女自身が判断したからでしょう。
さて、フェステはヒーローの構想に入っているのでしょうか……
ヒーローの次の物語が、ハッピーエンドでありますように。
■ 恒例 戦犯リスト
元凶:岡本昌久(プロデューサー兼シナリオ担当)