みなさんこんにちわ。すふぃあです。
今回はまたもシナリオ進行回です。
プレイ時間にして僅か15分!
中身がないのに濃いという矛盾した感じがします。

前回はバンクォーを討ち取ったところまででした。
クローディアスの謀反、アムレスの謀反、バンクォーの謀反。
真ん中はともかく、他二つは3匹の魔女がしかけたもの。
ヒーローは何かひっかかってるようですが、誰がけしかけたのかはもう大体予想が付いてます。
つーかうっすらとしか気付けないヒーローも大概ですが、
怪しいとすら思わないフェステの脳みそは梅干しレベルか。

というわけで、張本人の所へいこうと思います。
自分語りの大好きな奴ですから、きっとベラベラ自分から喋ってくれるでしょう。




案の定、自分から全て吐いてくれそうな雰囲気満々。
「そろそろ君が来る頃」と述べていますが、そりゃそうでしょう。
直接手を下したのはヒーローとはいえ、クローディアスもバンクォーもこいつに殺されたようなものですからね。
「君に見せたいものがある」と言いながら不敵な笑みを浮かべますが、こんどは誰を殺したんでしょうか。
まあ、大体想像は付きますがね……




はい。今回の被害者はディモーナとムーアです。
ルナドン唯一の良心、ここに散りました。後はゴミみたいなキャラしか残ってません。




捨てたいのは山々ですが完走するまでは捨てられません。

ディモーナがこうなった原因の半分ぐらいはこのヒーローでしょうね。
イアーゴーの野望を知っておきながら、何一つ手を打たなかったという無能っぷり。
どの面でエリマキトカゲに報告するんでしょうか。

では、どうしてこうなったのかを説明しましょう。
ディモーナを殺したのは、夫であるムーアです。但し勿論あの魔女が絡んでます。
ムーアはディモーナにデレデレでしたが、心の奥では
「もしかしてディモーナは自分を愛してなくて、本当はセローの方に気があるんじゃないか」
という不安を抱えていました。
勿論セローは兄嫁を奪おうという気はなく、ディモーナもそんなことは1mmも思っていませんでした。

その僅かなムーアの不安につけこんだのがイアーゴーです。




またもやこの魔女の仕業です。
そしてムーアはクローディアスやバンクォーと同様に狂人化し、ディモーナを手にかけた。
その後魔法が解け、ディモーナとセローの間に関係が全くないことを知ると、
「世界で最も愛する人を手にかけた」という罪の意識に悩まされ、自ら命を絶ったのでした。




この人はとにかく「さあなんのことかな?知らないなあ(ゲス顔)」というスタンスです。
良い意味での悪役らしさは出ておりますが、残念ながら今はまだ戦うことはできません。
でも何時か戦うことになりそうです。
おそらくですけど、十中八九こいつがラスボスのような気がしますので。
残りの1割はドキプリのベールみたいな感じになるという可能性ですね。

何時かこのディスク共々ボコボコに出来るその時を楽しみにしてますよクックック。

さて、イアーゴーはどうやらこっちの方に話があるらしく、「魔の森の塔まで来てくれ」と言い放ちます。
ここじゃいけない理由は一切教えてくれません。
ははー、嫌な予感がぷんぷんしますね。
ま、なんとかなるだろ。この主人公、悪運は人一倍強いですから。
ただですね……




この主人公の根拠無き自信は正直ウザいです。

いやあ、引き返せない状況下にあるというのはわかりますよ。
でもなんだろう。この主人公って、ムービーの時以外は一切喋らないものですから、
どんな気持ちで今ここに立っているのか、それが全然伝わってこないのです。
ウチが欲しいのは、ヒーローの強い決意なんですよ。

イアーゴーは仇敵であるということをもう少し押し出してもいいんじゃないでしょうか。
仮にも恩人(バンクォー・ベス)の仇敵なんですよ?
表向きは冷静に振る舞ってもいい。むしろ振る舞うべき。
でも、心の底ではイアーゴーを憎んでほしいんですよ。
でないと、プレイヤーは何のためにヒーローを操作してるのか、それが全然わからなくなるのです。
ただ淡々と進むだけ。
なんで一々このクソ妖精にヒーローの気持ちを代弁させるのか。全くわかりません。
喋らないなら徹底して黙り決め込んで、喋るならとことんまで喋ってほしい。中途半端は一番ダメ。
ルナドンテンペストはそこら辺が物凄く半端です。

筆者は「味方キャラにどれだけ感情を入れ込めるか」というのも評価観点に入れるので、こういう点はかなり気にします。

話を戻しましょう。
魔の塔へと足を進めるヒーロー。
ただ、勿論このまますんなりたどり着けるわけじゃありません。
もう一つイベントが用意してあります。どうぞ。




はい、今回はセローです。
一応「死にかけで余命間もない状態」なはずなんですが……


  ・切り傷、刺し傷等が何一つなく、流血した様子は一切ない

  ・かといって、魔法等で焼かれたような感じもない

  ・体は上下小刻みにビックンビックン動いている


以上からテクノブレイクしてるようにしか見えません。




こんな森の中で賢者モードに入るような奴がいたら嫌だなあ……






死ぬ寸前の人間に事情聴取を始める畜生の鏡。

まあ、どうせ死ぬんならせめて冥土の土産を残していけということなんでしょうか。
ぶっちゃけ説明書に載らない程度の重要度低いキャラですし。
セローは犠牲になったのだ……

まず1を選びましょう。
加害者は、今更言うまでもなくイアーゴーです。




父上って誰や。見たことも聞いたこともねえぞ。

確かにムーアは皇太子とありました。となれば、王は別にいるということなので、
こいつの父が王であっても別におかしくはありません。
が、名前が出てこないどころか存在していたことすらゲーム内で描写されてなかったんですが。
「ムーアは皇太子だから王はこいつらの父に決まってるだろ」というのを、ユーザーは解釈してくれて当然みたいな感じ。
そういう作りをお粗末というんですがね……

セローはこないだ死亡フラグを見事立てて帰って行きましたが、
その理由も、ムーアを殺すために利用されたというだけの話でしたとさ。
自分より位の高い兄の命令である以上、こうなるのは必然だったので回避は不可能だったと思いますがね。
王族の辛さを感じさせます。


余談になりますが、中国・宋(南北朝)最後の皇帝だった順帝は、僅か10歳にして退位させられ、1ヶ月後に処刑されてしまいます。
彼は退位させられた直後に「もう二度と、王家なんぞに生まれたくないものだ」と呟いたそうです。
王族とか皇族って華々しい印象がありますが、その実態はやはりギスギスしていたものなんでしょうね。




ゲーム開始から現在までそれっぽい素振りは何処にも無かったんですがそれは。

最後まで無念さを呟きつつ、セロー逝去。
兄に最後まで振り回された人とも取れますね。
その後死体はフッと消えましたが、これは昔からよくある演出法なので特に驚きはしません。
が、特に埋葬した気配もないのでおそらく死体は放置されたままでしょう。

ジョナサンアンシャントロマン第1話参照ってまだ待遇マシな方だったんだな……  



まあ、セローはさておき、イアーゴーと会いに行きましょう。  
まあ、こっちも言うことは大体予想出来てますけどね……  
ヒーローは今まで述べた通り、剣を振るう以外は何もできません。
政治力はない。頭も悪いし融通も利かない。社会的に抹殺するなんて、イアーゴーからすれば息をするのと同じぐらい簡単なんですよ。
その気になれば、魔女使って殺しにかかればいいわけですから。
しかしイアーゴーはそれをしなかった。つまり、イアーゴーの狙いは……


そんなことを考えながらも、魔の塔に到着。




これほど感情を前面に押し出すヒーローって珍しいですね。
まあそんなけ自己主張のないキャラと言えるわけですが。

さて、この3つの理由についてを書き綴っていきます。
といっても、大したものでもないので、スルーして貰っても結構ですよ。

【1:セローを殺した理由】
イアーゴー曰く「無能でかつ色々知りすぎたから」とのこと。
まあ「イアーゴーの野望に非協力的だった」と考えられますね。
この手のタイプは、「自分に非協力的=自分の崇高な考えに同意出来ない愚かな者」と考えるので。
独裁者とかにありがちですね。

【2:種を蒔くの意味】
この段階で、正式に魔女はイアーゴーの差し金であったことが発覚します。
というか、イアーゴーが勝手に自分語りしてくれただけなんですが。
イアーゴーがやったのは、各々が持つ心の闇という名の土壌に、種を蒔いたということですね。
それが芽を出して、それぞれ凶行をしでかしたという感じです。

あくまで本人は「自らの心の闇が招いた破滅」と言ってますが、現代日本で教唆は明らかに犯罪なんですがね……
ただ教唆犯であろうと、裁く人がいないので逮捕することもできないわけですが。

【3:イアーゴーの目的】
一言でいうと「大陸征服」です。
そのために、他6国を滅ぼすことを前提で動いているようです。
支配者になって何がしたいのかまでは名言されてないため、単に厨二病にかかったものだと推定されます。
この年になって邪気眼とか……
世界征服とか小学生でも言わねえよ。

で、ここからイアーゴーより提案が持ちかけられます。
簡単に言うと「DQ1の竜王」そいえばこいつも「勇者」を勧誘してるな……です




大陸全体を支配するのは大変だからと、イアーゴーの右腕としてスカウトされたわけです。
確かにヒーローは剣の腕は立ちますが、それ以外は何もできません。頭も悪いです。
まあだからこそ、イアーゴーが気に入るわけですね。やりたい放題利用出来るわけですから。

しかしヒーローからしてみたら、自分の恩人と友人をこのイアーゴーに殺されているわけです。
いくらヒーローが極度のお人好しであろうと、イアーゴーの提案は当然飲めません。
一応イエス・ノーの選択肢は出ますが、ここは真面目に選択しておきます。


すると、イアーゴーは一旦仲間として引き入れることを諦め、
腹心のブルーテに、ヒーローを倒すことを命じました。
但し「死なない程度に」と言ってる当り、まだ配下として引き入れることを諦めてないようです。




ほほう、いいだろう。
このヒーロー、伊達にグダグダと世界を歩いていたわけではないのだよ。
既に父バンクォーをも超えたこの剣技、仇の前でとくとお見せしようではないか。
少し痛い目に遭わせてあげないと、厨二病は治らないらしいからねクックック……


















………………







まだ相手と一合も交えてないのに逃走するとか、
ブルーテがあたかも優勢であったかのような描写とか、
ヒーローをあっさり逃すイアーゴーもどうかと思いましたが、
正直それらのことは些細なレベルでしかありません。













「フェステはヒーロー以外の人間には見えない」という設定は何処へ消えたアアアアアアアアアア!!!??!!