みなさんこんにちわ。すふぃあです。
前回の冒険譚から一転して、再びツッコミ連発のユニークゲームハンター・すふぃあさんが帰って参りました。
さあ、第19作目となる今回お送りする作品は、コレでございます!




送料の方が高かったシリーズの悪夢再来です。
ちょっと話逸れますが、筆者が「送料よりも安い金額で購入したゲーム」というのは例外なくやべえゲームです。
ここで、今までウチが購入したゲームの値段を書き出したいと思います(3年以上前のは大体忘れてますが)
あ、ちなみに筆者の住んでる地域ですと、送料は大体340円です。

ナンバー タイトル 購入価格(大体)
1 摩訶摩訶 1,000円
2 星をみるひと 1,500円
3 シャドウゲイト 1,000円
4 ディジャブ 1,000円
5 アクトレイザー 1,000円
6 里見の謎 5,000円
7 悪魔の招待状 1,000円
8 ロマンシングサガ 祖父が購入したゲームシリーズ
9 タクティクスオウガ 500円
10 シャドウゲイト64 700円
11 イデアの日 2,000円
12 バズー!魔法世界 180円
13 アンシャントロマン 1円
14 ガイアセイバー 250円
15 ノットトレジャーハンター 2,000円
16 黄昏のオード 250円
17 ナイトガンダム物語3 500円
18 ドラゴンクエスト3 昔から所持してるため値段不明
19 ルナティックドーンテンペスト 1円


1円ゲームもっと沢山あると思ったんですけど、意外にもアンロマだけのようです。
つーか黄昏のオードが250円とか高すぎだろ。
冷静に考えると、送料よりも安いゲームってあんまないなあ……
1円で購入したのはこれとアンロマだけです。つまりそんなけクオリティヤバスということです。


【2024/9/8 追記】
10年の歳月を過ぎて、アンロマは3万円まで価格が高騰しております。
本作ルナドンも6,000円まで上がっております。よく買い手が見つかったな。
こんなゲームでも定価に近い値段まで上がるとは、時の流れを感じますね……


もひとつ予備知識として、ルナティックドーンシリーズについても述べておきましょう。
ルナティックドーンは所謂フリーシナリオみたいなのが特徴です。
ロマサガみたいなもの?ノンノン。もっと自由度が高いです。
言ってみればROとかのMMOみたいな感じで、最終的な目的は特になく、プレイヤーがやりたいように過ごすというのが最大の特徴です。
筆者はルナドンシリーズをやったことがないのでイメージになりますが、
人生ゲームをRPGにしたようなものでしょうか。

古くはPC-9800より発売された歴史のあるタイトルで、
Windows版をいくらか出し、PS版でオデッセイを出して、そして今作テンペストとしてPS2から発売されました。
この自由度が売りのルナティックドーン、何処をどうしたら1円ゲームになったのか。
ユニークゲーマーの筆者が、その理由を解き明かして見せましょう!!


それではゲームスタート!
自由度が売りなので、まずはキャラメイクから始まると予想されます。
ニューゲームぽちっとな。




天の声「キャラメイクがあると何時から錯覚した?」



というわけでキャラメイクはありませんでした。
ウッソだろお前……

自由度が売りなのに、今までのどのゲームよりも自由度が低かったような……
DQ3は性格あり。大体のゲームは名前変更可能。ロマサガは親の職業選択で能力値が変化します。
ああ、最初からこんなんでは先が思いやられる……




この人が今回の主人公になります。
名前はヒーローで固定。性別はです。
女性でヒーローって……
親はよほど男の子が欲しかったんでしょうねえ……

ここで、ストーリーを書き出してみたいと思います。
説明書より全て引用しております。



  その少女の名はヒーロー
  父が語る冒険談を子守歌代わりに育った少女は、いつしか父と同じ道を歩みたいと思い始める。

    (中略)マジで中身が薄っぺらくて書くことないんです……

  17歳になったある日、彼女は自慢の長い髪を切り落とした。
  昨日までの少女(ヒーロー)に別れを告げ、明日からの冒険者(ヒーロー)に出会うために。

  Time for Hero……
  冒険者ヒーローの物語が、今、始まる。




はい、こんなんです。
まあ黄昏のオードよりはわかりやすいストーリーですね。
キャラメイクすらもできないゲームですが、ここから自由度が広がると考えることにします。

今回の主人公・ヒーローは、冒険者を志すために、女ということを隠して冒険するという設定だそうです。
確かに男装の女性というのは過去例がないわけでもないですが、
本当になりすますのであれば、よほどの貧乳でもない限り胸の大きさでわかってしまうような……




こうしてみると、ある程度胸があるのがわかります。
まあ服でごまかせるレベルなのか……?

あ、画像が暗めなのはご容赦ください……
途中から補正かけて見やすくしてますので(´・ω・`)
途中までは色がやや怪しいですが、これはフォトショで手動補正をかけてるためです。
これはゲームがクソなのではなく筆者の加工技術がクソなだけです。

とりあえずステータス画面もご紹介しましょう。




ああ、光の教団の神殿でこんな格好の人いましたね。

今回は戦闘を行わないので、今説明してもあまり意味ないかもしれませんが、
各能力値について一通り説明しておきます。

左下のハート    :HP
その下の魔方陣(?):MP
Offence       :攻撃力。与ダメージに影響。
Defence       :防御力。被ダメージに影響。
Experience     :経験値。いろいろな物事に対する経験値。
Strength      :筋力。オフェンスやディフェンスに影響する。
Skill        :技量。これに見合う装備をしないと本来の装備の力が発揮できない
Gold        :金


一番気になったのは経験値。色々な物事ってなんですかね……
確かに経験といっても幅広ですが……
ルナドンシリーズやったことないのでわかんないですが、こういうものなんでしょうか。




ここがヒーローの済んでるパトリア村になります。
そこはかとなく孤島に見えますが、あくまで一大陸の一部という扱いです。
孤島っぽく見えるのは気のせいです。そういうことにしておいてください。

では、適当に民家にも入ってみましょう。




なにやら薬を欲してる老婆がおります。
これもクエストの一つなのでしょうか?現段階ではわかりません。
右にいるのは旦那さんでしょうか。




って息子かよ!!

老けすぎとかいう以前に、すげえ頼りなさそうなんですが……
シワとかから判断して、軽く40以上ですよねこの人……
百歩譲ればかろうじて親子と見えないこともないのですが、なんだかなあ。

他には特にめぼしいモノもなかったので、村を出ることに。




この画面を見て何故かアンロマを思い出しました。
アンロマは98年。本作は01年発売。しかもPS2です。
この時代の作品にオープンワールドを望むのは早計ですが、なんというかもうちょっとどうにかならなかったのか……

ちなみに、左上の赤丸はHP。1個につき100に相当します。
真ん中はレベルですが、これが高いとHPなどが成長するというわけではありません。
どういうことなの……
これについては追々。


まずは「鉱山」なるところに行ってみたいと思います。
いつも彼女が働いているところですね。
いやー、お金ないもので……
普段やってることをやればいいのかなと思いまして。

あ、この鉱山「売店」なるものがありますので、どんなものが売ってるのか覗いてみることにしましょう。
ピッケルでも売ってたりするのかな。

 


ペットボトルが3種類売ってただけでした。

しかもトニックウォーターってなんやねん。シャンプーかよ。
一番左のがHPキュア。真ん中がMPリカバーという名前だそうです。
ポーション……うっ、頭が……

まあどうせ金がないので何も買えません。
大人しくカンカンしてこよ。
ピッケルとか何も持ってないけど大丈夫なんでしょうか。

すると、鉱山の親方は、今日は仕事は無理と言って取り合ってくれません。
なんでも「奥の方から怪しい物音がので皆が怖がって」という言い訳。
まあ確かに怪しい音がしたら、不気味で近寄りたくないというのはわかります。暗い洞窟内ですし。




なんで一番若いのに任せるんだよ。てめえが行けよ。

あまりの丸投げっぷりにイラッとしたので、いいえを選択。
すると「今日は仕事になんねえから帰んな」と一蹴。なんだこいつ。
鉱夫が鉱山に入れないとか、商売あがったりじゃねえのか……?
17歳の少女(鉱婦歴1年未満)に度胸で負ける連中とか、山の男名乗る資格ねえだろ……

気を取り直してもう一度話しかけてみましょう。




チラッチラッアピールやめろ。

結局「はい」押さないと先に進めないのかよ(ノ)'瓜`(ヾ)
いや、行くこと自体はいいんですけど、モノの頼み方というものがですね……
土下座して「僕たちは怖くて見に行けないのでお願いしますヒーロー様」だろ。なんで上から目線なんだよ。
「はい」にすりゃいいんだろすりゃ……
問題解決したら何かしてくれるんだろうな。




これが変な音の正体です。
ガタガタ震えてて、中から「開けてよぉ~~」という声がしてきます。
なるほど不気味ですね。




見たところヒーローちゃんはピッケルを持っているようなので、
振りかぶって箱に振り下ろしてみては如何でしょうか。
間違いなく変な声は止まるでしょう。やったねたえちゃん!




こんな2択が現れます。勿論選択肢はありません。
「そのままにする」を選ぶと、箱がガタガタ震えて(アレ?何だか怒ってるみたいだぞ)というメッセージが流れ、
もう一度選択肢に戻ります。
ねえ、これ自由度が売りのゲームだよね?(ノ)'瓜`(ヾ)

そしてこの箱を開いてしまうことが、ヒーローにとって最大の不幸でした……




箱の中で奇声を発していた原因はこいつでした。
名前はフェステ。自称「風の妖精」です。
御年520とだけあってかしりませんが、やたらと上から目線な態度。




ああ、そいえばこの腹、パンチングマシーンの的にピッタリですね。
そのままグーパン決めても誰も文句言わないと思うぞ。
しかしながらお人好しのヒーローは結局何もせず、一人で洞窟を出ていきましたとさ。

……ちなみにこのフェステ、100年以上箱に閉じ込められっぱなしだったそうです。
しかもこの箱、入り口からすぐ近くの所のど真ん中に落ちてました。

……つーことは鉱夫たちよ、お前達は今までどうやって仕事をしてきてたんだ。
今に始まったことじゃねえなら、別に気にするほどのことでもねえだろ!
何たった今異変が起こったかのように仕事やめてんだよ!ストライキとかふざけたこと言ってるんじゃねえぞ!!




まずは「ありがとうございました」だろ!!
勿論両手を地面に付けてだ!!

報酬が出ないのは想定内でしたが、まさか感謝の言葉すら出てこないとは思いませんでした。
フェステよりも先に貴様をあの世に送ってやろうか?え?


というわけで2ヶ月ぶりに通常プレイ日記に戻ったすふぃあさん。既に頭が痛いです。