みなさんこんにちわ。すふぃあです。
ケツを前面に押し出していくRPG、今日も始めていきます。
なんだそれはって?それは見ていけばわかります……


前回はOPが始まってもいないところまででした。
ストーリーがミリも進まない第1話は初めてですねえ……
今回から本格的にシナリオを進めていきます。


前回のおさらいになりますが、このミネルバ親衛隊は
ミネルバの暇つぶしのために作られた、結成理由があまりに酷い集団です。
彼女の側近であるブルーモリスはともかく、それ以外に7人も集まったというのが驚きです。
ただし、こんな横暴ヒロインの気まぐれに付き合ってくれる面々なので、当然訳ありの人ばかりです。
例えば親衛隊の1人・オーリン。
彼女は元神官なのですが、問題を起こして破門されたという経緯があるそうです。
何をやったら破門されるんだ……
オーリンは普段は温厚ですが、怒りゲージが一定以上になると人が変わるらしいので、そこら辺に理由がありそうです。


前回の最後に、ミネルバの元にトラブルが舞い込んできたというところを描きましたが、
ほんの少しだけ時系列を戻しましょう。




ダイナスターとは、今回の黒幕となる魔術師です。
説明書によると、ウィスラー王国を征服しようという野心を持っており、
王国の女の子を連れ去りモンスターにして親衛隊にけしかけてくるという行動を取ってきます。
その性格は、ワガママ人使いが荒くて、かつ意地悪とのことです。
おい、ミネルバそっくりやないか。




なんやこの世界……

というかなんで親衛隊狙いなんだ?
国王のウィスラー12世と国軍ナメられすぎだろ。
確かに親衛隊員はブルーモリスを除いて曰く付きの連中だらけですが、実力はそれ相応にあります。
規律に縛られる国軍よりも、自由に動いてくるミネルバ親衛隊の方をあえて警戒したのかもしれません。
この作品は小説が出てるみたいなので、そこら辺の経緯はそれに記載されてはいそうですけどねえ。




そしてダイナスターは、魔将と呼ぶ6人の幹部を招集します。
6人のうち4人が各地方に派遣されていったことから、おそらくこいつらがエリアボスなのでしょう。
一番左の金髪ツインテールが「夢のナビ」。
二番目の緑髪エルフ耳が「風のオーチェ」。
三番目の紫髪が「鏡のテクニカ」。
四番目の露出度高い目つきの悪そうな姉ちゃんが「鋼のエルバッハ」。
五番目の体が液体っぽい人が「水のグローヒル」。
一番右の如何にも火属性な姐さんが「火のプレシジョン」です。

しかし、風とか火はわかりますが、鏡や鋼って割と特殊なものを司ってますね。
もしかして鋼って属性アダマンなのか?



今回のお話は、ダイナスターの野望から始まった物語なのです。
では、この動きを知った上でミネルバ側の方に戻してみましょう。




ミネルバは親衛隊を結成し、プールでスイミングトレーニングをしていたところでした。
確かに水泳は全身の筋肉を満遍なく使いますし、有酸素運動なのでスタミナも付きます。
トレーニングにはうってつけです。
まあ露出度を高く出来るからというのが理由なんでしょうけども。

ちなみにPCエンジン版(以降「PCE版」)は少し異なっておりまして、プールではなく温泉ということになってます。
つまりは全裸ということです。
なんでこのサイトでSFC版を採用したのか、お解り頂けたかと思います^q^


 

ご尤もですハイ


では、このブルーモリスについて少し掘り下げてみましょう。
この人物は、父が王国重装騎馬軍団の軍団長という名門の家柄であり、
その才を彼女も受け継いでおり、17歳にして近衛隊副隊長の要職に就いておりました。
しかし彼女の運命が変わってしまったのは5年前。
当時12歳だったミネルバの守役を押しつけられ拝命されたことから、
ワガママと悪戯に振り回される不幸な日々が始まってしまったのでした……
悲しいなあ……


ちなみに彼女の鎧が露出度満点なのには理由があるそうです。


>この世界の女性用防具は素材が特殊で、露出の多い軽装のほうが魔法防御力を効率良く高められるそうでw
>うん、脱げば脱ぐほど強くなる裸神活殺拳かな?


すげえ適当な設定やな。


ということは、当然限りなく全裸に近い人が魔法防御が高いということになるわけですが……



 

露出度が低い人に負けとるやないか!!

というわけで、設定は特にゲーム上では生かされてないようです。



まあそんなこんなでみんながプールでトレーニングをしているとですね、突如異変が起こるわけです。




僧侶として魔術の心得があるオーリンが真っ先に反応しました。
それに合わせて他の隊員(寝てるトゥアを除く)も警戒を始めます。
しかし敵の姿はありません。不気味な空気が辺りを支配する中……




ミネルバが突然、部下であるはずのミズノに対して攻撃を始めます。
そうしてる間に他の隊員も仲間割れを始め、ブルーモリスは当然のように鉄拳を喰らいます。
ただ1人、この状況下で冷静な隊員がいました。




そう、チロリアです。
彼女だけは迂闊に動かず、「真の敵」が隠れてると判断しました。
その様子を見て敵も感嘆したのか、声を挙げます。




しかしこの不用意な自己紹介が形勢逆転をもたらすことになります。
チロリアは武器を手に持ち、自らを刺します。
グローヒルは痛みで正常を保つ手法かと思い、無駄だとあざ笑いますが
チロリアの意図は別にありました。
彼女の血がプールに流れ、その色を紅に染めます。




すると、グローヒルの姿が見えるようになりました。
何故こうなったのか。
グローヒルは自らを「水の」と名乗りました。
チロリアはその一言から、敵は水の中に潜んでおり、水が濁れば一体となれず姿が映し出されるのではないかと踏んだのです。

開始からまだ数分しか経ってませんが、これだけでチロリアの経験と戦局判断力が人並み外れたものだと評価できます。
この人の言うことは信頼していいでしょう。
敵もそれを認めたのか、ダイナスターからの果たし状とも言うべき手紙をチロリアに渡します。
果たし状の中身はとんでもなく長いので全文は書き出しませんが、
要約すると「お前と勝負したいから部下を各都市にけしかける。さあやれるものならやってみろ」です。


これに対し、ミネルバの答えは……


 

ブルーモリスさん可哀想ですね。


では、ここから自由行動が始まります。
意気込んで城を飛び出したはいいですが、どうやらさっそくトラブルが発生したようです。




………………


これのせいか、所持金はゼロ。
武器はチロリアの持つ青銅の剣以外、何も残されていないという状況です。
どうしてこうなった……




なんでそのコンビに見張りをさせた。

とりあえずこのエピソードだけで、ケスレーは脳筋のうっかり者であるということがわかります。
君の渾名は「八兵衛」でいいでしょうか?


実は第1話での各キャラクターのステータスはこの段階でキャプしたものを掲載したのですが、
お気づきでしたでしょうか。
チロリア以外は武器の補正値が乗ってないということを。
青銅の剣はATT:14。チロリアは素の攻撃力が14で、合計値が28と書かれてあります。
それ以外のメンバーは、素の値と合計値が一緒だったのです。
ここでもまたチロリアの株が上がることになり、逆にケスレーの株は下がることに……


というわけで、冒頭からみじめになった親衛隊たちはプロドゥムの街に到着。
なんとここではお金になるお仕事があったのです。




ちなみに賞金総額は1万ギルダーとのことです。
これがどれほどの価値なのかはわかりませんが、青銅の剣は600ギルダー、レザーアーマーは40ギルダーです。
14世記のイギリスは安物の剣が6ペンス、弓兵の日給が4ペンスだったらしいですが……
まあ比較にはならなさそうですね。

しかも、依頼を請け負うと前金で1,000ギルダーを受け取れるとのこと。
これで装備を調えられるぜヒャッハー



それでは、本作の戦闘システムに関してをここから解説していきます。
ミネルバ含め、パーティメンバーは全員で9人です。
勿論、9人同時に戦闘に参加するというわけではありません。




1グループ3人を3グループ作ります。
戦闘に参加するのは、このうちの1グループとなるわけです。
そしてどのグループが戦闘に参加するかはランダムです。
上のグループほど戦闘になる確率が高くなるので、ある程度のコントロールは可能ですが、
レギュラーメンバー3人だけ鍛えておけば大丈夫、なんてことはありません。
全員がある程度戦えるよう、レベリング調整とグループ間の戦力バランスを考える必要があります。




戦闘画面はこんな感じです。
味方メンバーは敵に包囲されておりますが、不利だとかそういう要素はありません。
かつてプレイ日記で取り扱ったガイアセイバーに近しいものがありますが、
あれと比較したら申し訳ないぐらい本作の方が戦闘バランスや完成度は圧倒的に上です。




やれることは、「個別行動」「一斉攻撃」「防御」「魔術」「特技」など、結構多いです。
また、前のターンで選択した行動を「もう一回繰り返してくれる」という、非常にユーザーにとって優しいコマンドもあります。
これはこの時代でのRPGにおいては他に例が殆どない斬新なコマンドであり、
元々PCゲームがベースだからこそ出来た芸当なんでしょうね。


そしてこのゲームならではといえば、やはりこれでしょう。




見て下さい、全員が尻を見せるこのフォーメーションを。
ケスレーがびんぼっちゃまにしか見えないんですが……

なお、SFC版はこれでも抑えめな方です。
PCE版では、敵に武器攻撃をする際「武器を振り下ろす」ようなモーションがあるのですが、
トゥアの服装はワンピ服であり、腰から下はミニスカートのようなものです。
つまりはそういうことです。

SFC版で振り下ろしモーションがオミットされた理由はこれなんだろうなあ……




~ 戦闘繰り返し中 ~


30分ほど戦闘を繰り返し、全体的にレベルを上げました。




平均レベルは7くらい。
多少偏りはありますが、まあ問題はないでしょう。

編成はまだ検討中ですが、オーリンとトゥアはペアでの運用を考えており、
かつどのグループにも最低1人は回復役を入れようと思ってます。
回復役の適正が高いのはエランなので、おそらく彼女は第2グループに入るでしょう。
あとはミネルバが僧侶資質15%にブルーモリスが同10%かあ……
運用は少しずつ考えていきましょうかねえ。