みなさんこんにちわ。すふぃあでございます。
悲哀戦士サムソンの冒険譚を描くRPGビヨビヨ、今日も始めていきます。


前回は、ザラグーン到着までを描きました。
まずこの国の特徴は、防御が堅いことが挙げられます。






ふーむ……
平地のど真ん中に立てられた堀もない城が堅城とはとても思えませんが、
城壁が相当高かったりとかするのでしょうかね。


ちょっと余談になりますが、日本は山や川が多いため、自然の力を利用した城が堅城と呼ばれます。
例えば小田原城ですが、南に相模湾、西に早川、北は箱根から続く山、、東に酒匂川と、自然の要塞に囲まれております。
また、本丸は若干標高の高い位置にあるため、分類としては山城になります。
退路と水源さえ確保出来ていればなお中国で有名な蜀の某登山家は、水源の確保を怠ったため魏軍にフルボッコされた。、基本的に高地の方が防御力は高くなります。

また、大軍を展開できるほどの平地は東側にしかないため、攻撃側は必然的に東から攻めることになります。
防御側は東側のみを集中すればいいため、非常に楽です。
この小田原城を落城させたのは、豊臣秀吉ただ一人。
名城と呼ばれる城は色々ありますが、小田原城はその中でも堅城と名高いです。
これは大自然の力を利用しているからと言えます。  (他には月山富田城・大坂城・熊本城等が有名です)

もう一つ例をあげますと、中国や欧州は都市全体を城壁で囲うという、城塞都市みたいな作りをしております。
広大な土地であり、四方八方どこから攻められるかわからないような場所故に、こういう文化が発達したのでしょう。

ザラグーン城はおそらく後者の作りなのだとは思いますが、
魔法がそこそこ一般的であるこの世界において、城壁がどれほど防衛に役に立つのかは不明です。
それとも、よほど兵力に自信があるのか、あるいは兵の質や士気が高いのでしょうか。


とまあザラグーンの防御に関することはここで置いておくとして。
新しい場所に着いたところで、まず武器防具のチェンジを行おうと武器屋を見に行きますが……






むぅ……
単に武器防具を売り渡したくないだけなら、店に閉店指令を出すのが普通ですから、
おそらくフィン達だけには武器防具を売るな、みたいな命令が出されたと考えるのが普通でしょう。


また、こんなこともありました。
エドワードのコネを利用して、叔母に面会しようと試みますが、ストップをかけられてしまいます。






ふーむ…………
どうやらバンドールの連中に先回りされているようですね。


ここで新しく何人かの人物が新登場したので、ご紹介しておきましょう。
まず上の画像で、エドワード達を疑ってるのがグレード。この国の大臣です。






その左にいるのがピアット。かつてサムソンと一緒に戦ったことがあるそうで、
サムソンの次に力持ちだったそうです。
彼の取りなしもあって、ようやく安心できそうな雰囲気になってきましたが、
グレードはまだ心から信用できる状態ではないため、王様に会って御身の証を立ててくれと要求してきます。



どうも大臣グレードは、エドワード達の来訪を快く思ってないようです。
グレードの人物評からも、それが伺えます。






あーなるほど。これはバンドールに買収されてますわ。
ここまであからさまだと笑えますな。
そういえばちょっと前にラムウが意味ありげなことを言ってましたし、
このままザラグーンと共同戦線を張れるような感じじゃなさそうですね。あっさり張れたらストーリー短くなっちゃうし。



また、もう一つ抑えておかなければいけないポイントがあります。






このスカーレット女王というのがエドワードの叔母なのですが、
何が問題かというと、統治者ザラグーン王とスカーレットはイコールじゃないということなのです。
それ、女王じゃなくてただの王妃なんじゃ……

ウチは西洋の王制について詳しくないのですが、王の真横にいる王妃が女王を名乗るのって有りなんでしょうか?
wikiソースですが、単にクイーンとされてる場合は、王妃であっても「女王」と訳されることもあるらしいです。
これもそんなノリで女王となっているのでしょうか。


一つだけ言えるのは、ますますザラグーンに対する期待値が下降したということです。
ザラグーンのナンバー2とはいえ、兵権などは持ってないでしょうしね。
どんな展開になるかはわかりませんが、たいした期待はしないでおこう。



なにはともあれ、ようやく武器防具が買える状態にはなったため、
軽く装備を強化しておきます。
お金?はっはっは。お金ならたんまりとありますよ。ほら。






無駄に4時間もかけた検証が生きた瞬間でした。



さて、お次は城内にて身の証を立てるところなんですが、
準備が出来るまでちょっと時間がかかるので、その間適当に行動してくれということになってます。
というわけなので城からちょろっと出たところ、
謎の少年がフィン達の前に現れ、「城に入りたいんだったら、町の地下にある水路が城の地下に繋がってて、
井戸から水路に入れるらしいよ」
誰も聞いてないのにベラベラ喋ってきます。
フィン達がマリオンから来たということも知ってたみたいですし、
ただの少年というわけじゃなさそうですが……


そんな事件があったため、町の水路(という名の下水道)を散策することになりました。
フォーサイド……下水道……うっ、頭が……






これが下水道です。
水のある所には何処からでも飛びこめるのですが、
ただ水の勢いがある所に飛び込むと、特定ポイントまで強制移動させられてしまうため、
通過するには若干頭を使う必要があります。
なんせこのダンジョン、そこそこエンカウント率高いんで……



あー、最弱伝説を打ち立てそうなことで有名なサムソンさんですが、
攻撃力に関してはついにフィンを追い抜きました。
命中した時のダメージはパーティ1になりました。命中すれば。

実際の所、呪いの関係で25%の確率で動けません。そのためダメージ期待値は25%減。
あれ、実はエドワードとたいして変わんないんじゃね?
サム川ソン児wwwwwwwwwwwwwww



この地下水路を進むと、鍵の必要なドア?があります。






ガバガバすぎて扉の存在意義を疑いたくなる今日この頃ですが、
RPGのお約束につき、鍵がなければ進めないようです。
側面から入ろうにも、どうしても流されるポイントに入ってしまうため、
矢印の通りに進めないのが非常にもどかしいですわ('A`)

その鍵とやらは、下水道をひたすら突き進み、そこからとある家の中に存在しているのですが……






この作りはどうなんだ一体。


この酒場は鍵を守る使命を代々受け継いでるのか、
あるいは酒場の店員にもわからない謎の空白地帯扱いになっていたのか……
外から見て凄く不自然だっただろうなあ。
誰か一人ぐらい疑問に持ちそうなモノなんですが。


まあ何はともあれ、鍵を手に入れドアを開け突き進むと、城の中庭に出ることが出来ました。






またもや新人物登場。騎士バイソンさんです。
変換キーを押したら「倍損」になった事により、筆者の記憶に強く残る気がしてきました。
この筆者、一度変な渾名付けるとずっとそれで呼び続ける例:棒読みエルフ・着火剤からなあ。


真面目な説明も付け加えておきましょう。
この人は、スカーレットがザラグーンに嫁ぐ時に一緒に来たという経緯があります。
つまりはマリオン王国出身なのです。
それ故に、エドワード達の味方になってくれるというわけなのです。
エドワードに地下井戸の事を教えてくれた少年も、彼の指示によるものです。


しかしながら後ほどわかることなんですが、バイソンはザラグーンの騎士になってから少なくとも13年は経っております。
そしてエドワードと会ったのは1回のみ。しかも生誕直後ときたものだ。
つまり彼の脳内に残ってるエドワードは、生まれた直後の赤子でしかないのです。
後々これが響くことになるわけですが……


そんな彼がここにエドワード達を密かに招いた理由は、他でもない大臣グレードのことです。
グレードはザラグーン国のナンバー3に相当しますが、実権は彼にあるらしく、
ここから想像するに、ザラグーン王はグレードの言いなりのようです。
また、エドワード達の来訪を快く思ってないという事も改めて知ることとなりました。

ここから王達と会うわけですが、もし王がグレードの言いなりになってザラグーンを追い出される可能性も想定して、
予め予防線を張っておくというのが、彼の計画なのです。
彼には何かとっておきの策があるようですが……



このイベントが終わると、再び下水道を通って正門から城の中に入ります。






この人がザラグーン王。つまりはスカーレットの旦那になります。
長年ザラグーンを統治していることもあって、けして無能ではないのですが、
グレードの発言に重きを置いているのが目に見えてわかるため、ああこれアカンやつやと感じました。


グレードの言い分としては、
「マリオン城が落城してから、マリオン方面からザラグーンへの来訪者がない」という兵士の情報に基づき、
そんな状況下でどうやって王子がここの地に来れたのか、という話なのです。

では、この話を把握して頂くため、再び地図をご用意しましょう。






マリオン王国とザラグーン国の間に「国境の教会」という施設があるのですが、
この下にちょろっと橋があって、ここが基本的に両国を繋ぐ唯一の道となっております。
前回説明を端折ってしまいましたが、実はこの橋は既にバンドール軍によって占領されており、
エドワード達は通ることができなかったため、国境裏の隠し通路を通ったというわけなのです。


勿論ザラグーン国としてはそんな隠し通路など知ったこっちゃないため、
「隠し通路を通ってきました!」というのは何の証明にもならないのです。
よほど弁が立つなら証明も可能だったかもしれませんが、
生憎ここにいるのは空気主人公・直情猪娘・世間知らず王子という、とても弁なんか立ちそうにない面々が揃っております。
この3人に比べればサムソンはまだ頭は切れますが、何分相手は謀略と弁舌で今の地位を得たと思われる人物。
まあ相手が悪いですね。
中学生の野球チームでプロ野球チームに勝てと言われてるようなものです。



そこで、エドワードが本物であるかを証明する必要が出てきたわけなのですが……



  


誰も今のエドワードの姿を知らないという事態にブチ当たり、証明失敗。
ちょっとこの両国、あまりに交流がなさすぎやしませんかね……
13年も王族同士の接触がないとか、どんだけ薄い繋がりだったんだ。
もしかしてスカーレットがここに嫁いできた理由って、政略結婚……?


エドワードが無理なら、もう後はサムソンしか証明手段がありません。
彼なら10年前だとしても23歳。別人と言うほど大きく姿は変わりません。
バイソンもピアットも、サムソンに関しては間違いなく本人であると証言します。



しかしながら、ここでもグレードの策略が冴え渡ります。






これで決まりましたな。大臣グレードは間違いなくバンドールと繋がってます。
「サムソンは呪われている」という事前情報がなければ、こんな要求は突きつけません。
となれば、バンドールから裏で情報を受け取っていると考えるのが妥当でしょう。



このチャレンジについてですが、予想通り持ち上げることに失敗。
正確には、途中までは持ち上がったのですが、呪いに負けて持ち上げきることはできませんでした。
これにより、エドワード達は本人証明に失敗したため、ザラグーン国からシッシッと追われる身になってしまいました。


何度も言いますが、ザラグーン王はけして無能ではありません。
ですが人を見る目に関しては三流と言わざるを得ません。
少なくともグレードがいる限り、ザラグーン王は彼の傀儡でしかないということは間違いないでしょう。


こうしてエドワードの悲願であるマリオン王国奪取計画は、大きく後退することとなりました。



交渉決裂後、再び下水道を通って中庭へ。
但し今回はバイソンに加え、スカーレットも一緒です。
彼女としては、甥であるエドワードが本物であるということを信じているようですね。


サムソンの呪いの事情を説明すると、一つ持っている情報を教えてくれます。






呪いなどに詳しい彼らならもしかして……という話です。
上手い具合に話が進むかはわかりませんが、解決する道筋を切り開いてくれるかもしれませんし、
ここは一つ、シャーマン達に期待してみましょう。


もひとつ。今度はスカーレットからエドワードへの贈り物です。






スカーレットがザラグーンに行くことになった時、彼女の兄(マリオン王)から受け取った種なんだそうです。
これまた重要なキーアイテムっぽいので、ありがたく頂くこととしました。
サムソンの呪いを解くための旅は、まだ始まったばかりです……




あれ、主人公とヒロインはすっかり空気になっちゃったんですがいいんでしょうか。