みなさんこんにちわ。すふぃあです。
11作目であるイデアの日は、なんとプレイ日記史上、最短の2ヶ月で完結までこぎ着けることに成功しました!
これもウチの血を吐く努力があってこそ……ごふごふ。
まあ、生活の何割かはゲームプレイと執筆に捧げましたけどね。


【評価点】
・あらゆる人間の持つ「業」を主に描いた、壮大なシナリオ
・某かの役割を必ず宛がわれている主キャラクター
・目立ったバグは存在しない
・ゲームバランスも意外と悪くない。

【問題点】
・摩訶摩訶よりは改善したが、テンポは平均以下
・相原節の敵モンスター達は人を選ぶ
・全体的に暗めのシナリオなので、これも人を選ぶ


一番の評価ポイントはシナリオです。
筆者に「今までプレイしてきた中でも五指に入る」と思わせるだけのクオリティです。
この作品が発売されてから、今現在(リライトしている2024年)で30年近くが経ちますが、
今だ解決されていない……いや、人類が生きている限り永遠に解決しない問題が色々詰め込まれております。
ただ、そんな人類に絶望しているのではなく、人々の持つ"明"の部分も描かれており、
主人公は様々な人々と接することで、最後は世界滅亡の危機を救うことになる……

総プレイ時間はおよそ35時間ほど。
これと平行で進めてるバズー!魔法世界、併せて37話分を2ヶ月強で書ききりました。
最後までモチベを失わず、一気に駆け抜けられたこと。
これが本作の持ち味と言うべき部分でしょう。

各キャラクターについても、それぞれ重要な役割を与えられています。
全ての中心であり、親の作った業を背負わされながらも世界を救った主人公。
超能力により、りんこ・雷岩・ミコト・ジャド・そしてポーと出会い、
皆、彼によって人生を変えることができました。
誰か1人でも欠けてたら、世界は滅亡していたでしょう。

RPGの抱える問題として、メインキャラクターの間で格差はどうしても生まれます。
特に、キャラクターのビジュアルを主として売り出しているテイルズなんかは、格差が大きいです。
優遇されてるキャラと不遇なキャラの性能差、シナリオでの扱いの差が目立つ気がします。
全て公平とまでは言いませんが、多くのユーザーが不快に感じない程度の格差に留めてほしいものです。

(筆者はプレイしてないので多くは言いませんが、TOZのアリーシャ問題は酷いと思いました)


また、今作は摩訶摩訶の反省を生かしてか、今回はきっちりバグを取り切った上で発売しております。
そこまでやってもなおもっさりテンポなのがショウエイクオリティなんですが……
これでも大分改善はされたんですけどね……
下の中が中の下くらいになった感じでしょうか。

敵モンスターに関しても相変わらずのギャグ調であり、かなり人を選びます。
この2年後に里見の謎が発売されるということを考えると、味わい深いですね。
もう排泄物と戦うのは勘弁してほしいものです……

そしてこのゲームの最大の不幸は、第1話でも書いた通りFF6と発売時期が被ったことです。
おかげで全く目立つことなく、このゲームも売れず、相原氏はゲームに関わる事をやめてしまいました。
開発の遅延で1年くらい延期したのが原因みたいですが、かなしいですねえ……


ただそれでも筆者は言いたい。
レトロゲーマーなら、一度は触れてプレイしてみてほしいと。
このゲームが発売されて30年。ゲームも進化し続け、色々変わりました。
しかし、レトロゲームにしかない魅力も存在し、古き良き時代を求めて古のゲームを楽しむ方々もいます。
本作は「古き良き点」が色々詰まってる、魅力のある作品だと思っています。
本プレイ日記を読んで頂いて興味を持って頂けたのなら、幸いです。

残念ながら権利関係の問題か、アーカイブなどによる再販がされておらず、
2012年購入当時2,300円だったソフトも、今や2万円近くになってしまうなど、桁1つ分ほども高騰してしまいました。
もう中古による入手すらも、現実的ではない時代になってしまったのかもしれませんね……


さて、平行させてたバズー!共々、こちらも無事終焉を迎えることが出来ました。
2作同時進行については、バズー!魔法世界の方の後書きで触れております。
そちらもご覧下さいませ。

なお、次の作品はまだ考えていません。
何にするかは、じっくり考えていきたいと思います。
この2ヶ月間、書きっぱなしで疲れましたからね……

それでは皆様、また次回の作品でお会いしましょう。


筆者評価: