みなさんこんにちわ。すふぃあです。
イデアの日、今日ここにて完結させます。
その結末はどうなったのか……読者様の目でお確かめ下さいませ。

前回は、スフィアが最終覚醒したところまででした。
目覚めた力を持って、イデアの狂気を叩きつぶす……
今日の日のために、この力は与えられたものなんでしょう。きっと。

……いくぞ、狂気!!




これがイデアの狂気、になります。
21話を見る限り、イデア自身はまだそれなりに若かったような気もするのですが、
こちらは狂気で顔が歪んでいるのか、老婆のような醜悪な姿になっています。
未来世界のイデアは、こんな感じだったんでしょうかね……

狂気のHPは27,600。普通に戦えばかなりの長期戦が予想されるところですが……




狂気分裂。そしてHP半減。
頭数が増えればそれだけ攻撃も激しくなるので厄介になる、はずなんですが、
なんとこの狂気2体、同じグループ扱いなんです。
つまりグループ攻撃の出来るスフィアとりんこからすれば、与えられるダメージも倍になったわけです。
何のために分裂したん……?

とはいっても、狂気の一撃の攻撃力はなかなかに重いため、運が悪いと戦闘不能になります。
1発1000点前後。ポーとドラえもはそれぞれ1回ずつ死にかけました。
それに味を占めたのか、どんどん分裂していく狂気!




いくらなんでも増えすぎだろこれ。

27,600の初期HPがあっという間に7,000以下に。
この頭数から繰り出される5連撃は勿論痛いはず……だったのですが、
5連撃が繰り出される前に、スフィアの薙いだ一撃によって、まず2体を撃沈!
マクロ装置の力もあるとはいえ、この子強い……!
そしてドラえもによって、3体目が撃沈。
後ろの2体は必死に抵抗しますが、りんこのクリティカルで撃沈!
5分割して強さも1/5。天津飯かこいつら。


追い詰められた狂気。
そんな狂気が隠し持っていた、最後の力をここで解き放ちます。
これが……狂気の本当の正体だ……!!










デカイケンの親戚はお前は。



顔だけがビッグになり、醜悪さもさらに増大!
妙にリアルな表情も、まさに相原氏の集大成と言ってよいでしょう。
これを狂気と言わずしてなんという!
十分ラスボスに相応しい貫禄と言えましょう。

戦闘開始早々、一撃死攻撃でりんこがKOされました。
この程度なら即復活させれますが……、これがラスボスの見せた力の片鱗だというのでしょうか……。


狂気最終形態のHPは32,700。勿論全エネミーの中で最も高いです。
……ならば、コレを使うしかないでしょう。この時のために買っておいたのですから。




こちらガンダムヘビーアームズ、今から作戦を開始する。

1発1,500点のダメージになるロケット爆弾を、今ここに解禁します。
スフィアとりんこに各7発、ミコトに2発、ポーに2発持たせておいたロケット爆弾を用いて、
着実に、着実に狂気を追い詰めていきます。
しかし、狂気もただ指をくわえて見ているだけではありません。




これで全体2,000点ほどのダメージになります。
ドラえもは当然即死!HPの低さがここで仇となりました。
回復が遅れて、最大で3人が戦闘不能になるという状況にまで追い詰められたことも。

しかしここで、「軍用秘薬(効果:ラストエリクサー)」をも解禁します!
5個所持していた軍用秘薬によって、戦闘不能やら消費MP等が全てキャンセルされます。
体勢を整えなおしたところで、再びロケット爆弾発射!
強靱!無敵!最強!!


持っていたロケット爆弾が全て無くなる頃には、狂気のHPは8,000点にまで削れていました。
後はマクロ装置を用いて攻撃力をブーストし、ひたすら殴るのみ!




狂気、絶体絶命の状況。
こちらはまだ軍用秘薬が2個残っていて、もはやこれを覆せるだけの力はありません。
後は、スフィアが最後の一太刀を入れるのみ……!!



ペス……あの世で見ていてくれてるか?



育ててくれた両親…………僕はこんなにも大きくなれました。



そして生んでくれた父に母よ…………。



2人の願い……この一撃で、叶えてみせる……!!!






















イデアの狂気は、この世から姿を消し、
チヂクカタムケールは、スフィアの手によって動きを止め、
人類に、可能性が残されたのであった…………




さて、ここからEDになります。
最終決戦から、いくらか時間が過ぎました。
「何週間か」と描いてありましたので、まあ、1ヶ月ぐらいと考えていいでしょう。

スフィアはその後、長崎に戻って1人で暮らしていましたが、
ふと、かつて共に旅をした6人の今が気になり、PKテレポートを使って、世界を巡ることにしました。
まずは北米から行ってみましょう。










どうやらジャドは、チヂクカタムケールに使っていたダイヤをこっそりと持ち帰って、
それを売って、1億円を払いきったらしいのです。
そしてさらに、どこぞから盗んできた宝石でハウスを新調したらしいのです。
……ええのか?コレ。




ま、まあ……知らぬが仏ということで、いいんじゃないかな……
なんとも言えない気分ですけど……




説得力まるで無し。

ハッピーハウスの明日はどっちだ!


お次は南米。ニコラの研究所へ行きます。
そこでポーは、ニコラの実験で得た資料から、「異常進化(?)した生物を元に戻す研究」をしていて、
研究成果も大分上がってきているのだそうです。
たった何週間かでかよ……。やっぱこの人すげえわ。

そして、ここで驚愕の事実が判明します。





ウチの知ってるトムトムと何かが違う。

なんでもトムトムは、実はニコラの息子で、ポーから見て孫にあたる人物だったのでした!
ああいう姿になった理由は、ニコラが自分の子供を実験台として用いたからなんだそーです。
……研究というものは、何かの犠牲がなければ成立しないものなんですかねえ。
ちょっと考えてしまいました。
ニコラははたしてぐう聖だったのか、それともぐう畜だったのか。


お次はハチオウジ。ここでは、とある霊能者が商売をやってました。




この人はやっぱり変わりません。常にマイペース。
当面はここで悪霊払いを続けていくそうです。
やっぱり変わらぬ日常というのが一番なのかもしれませんね。




おいやめろ。



お次はマツヤマへ行きます。
すっかり小錦化した雷岩は、あの後どうなったのでしょうか……




ん?格闘技大会??
確か親方って、格闘技大会に出ることを反対してたんじゃなかったっけ。
娘を助けてくれたことで雷岩を認めたのと、あと相撲部屋で対戦相手がいなくなったことが原因なんでしょうなあ。




決勝戦が1撃で終わってしまいました^q^
強くなり過ぎて、格闘技界でも対戦相手がいなくなってしまったそうな。
まあ、かつてのチャンピオンだったモンスター・ジャイアント級でも、2秒で倒せる実力になってしまいましたからなあ……

あ、そういえば雷岩は親方の娘さんと無事結婚できたそうですよ。
かつてバニーガールとして働かされていた経験を生かしてか、この闘技場で働いてるみたいですけど。
ま、これで雷岩は名実共に最強…………






ま、まさかな……


さて、次は本命のフクシマです。
ここにはスーパー女子高生がいるという噂が立っているんだそうです。どんな感じやら。


  

ああ、りんこがウチの知らない世界の人間に……
しかし世界がこんなになってるのに、期末試験を平然とやる学校もどうかと思いますが。
おそろしくマイペースすなあ……
まあ、どうにもならないから今まで通りの日常を送っている、のかもしれませんが……




りんこの家を訪問すると、カリカリ勉強してるりんこがおりました。
もう色々パーフェクツになったりんこは、テンションも高いようです。
うーむ、これなら1人でも生きていけそうな気がしますなあ……
家族はもう誰もいませんが、こんなけ超人ならりんこに接してくる人間は多いでしょうし……




そういえば、スフィアはここからどうするんでしょうかねえ……
10年間幽閉されていたから、当然小学校なんて出てません。
それに、超能力がある以外はごく普通の少年。
りんこみたいに人気者になれるわけでもありません。はてさてどうしたものか……
りんこは「福島に住まない?」と持ちかけてくれるんですが、
どうもスフィアには、別の考えが一つあるみたいで……

その後街を出ようとするスフィアに対し、りんこが見送りに来てくれるのですが……




うーんこの光景……
美しさが今ひとつ足らない……

さて、スフィアがこれからやりたいと思っていたことは何か。
スフィアが研究所を出てから1年足らず。世間の常識に関しては無知に等しいです。
その中で、人間って一体何なのか。自分とは一体何なのか。
それを、世界各地で周りながら探し出したいということです。

世界は必ずしも美しいというわけではない。
母は美しい世界を作ろうとして、そして失敗しました。
幸い、スフィアには超能力があります。これさえあれば、世界を回ることなんて造作もありません。
この能力を使って、困っている人を助けてあげたいんだそうで。
自身が、この能力で助けられたように……

りんこは名残惜しそうに、スフィアの後ろ姿を見つめますが……




ここで再びスフィアを止めるりんこ。
一体何を考えているのでしょうか?
りんこがスフィアに対して、想いを抱いているのはわかりますが……











…………………………は?























こ、こいつら何時の間に……
もしかしてさっきのリバースって、「つわり」ってやつですか?
どうやらりんこが妊娠だということは、スフィアも知らなかったらしく、
ここから考えられることは、
「どこかの宿屋でアレをやって、ゴム無しでやったか、破れてるゴムを手渡された。」
ということになりますねえ……
スフィアはろくに性知識とかもなさそうですし、ゴムをはめるという概念を知らなかった可能性もありますが……

りんこは、この戦いが終わったらスフィアが自分の所から離れていくであろうことを、薄々感づいていたのかもしれません。
そしてスフィアを自分の側から離したくない、という方法を考えた結果、
数ヶ月前からこんな仕込みをしていた…………のでしょうか………………??












再び時は流れ、場所はフクシマの校舎。
ここで、とある一組のカップルの結婚式が行われようとしていました。




EDの時点でスフィアは15歳、りんこはスタート時の年齢が不明なため、16~18歳ということしかわかりません。
少なくとも16歳という結婚可能年齢にスフィアは到達していないので、
プロポーズという名の脅迫から何年間か経ってるのかと思いきや、まだこの時点で子供は生まれてなかったりします。
東京が沈んで人口も大量に減ったため、16歳未満でも結婚できるようになった可能性が微粒子レベルで存在する……?
どうなんでしょうねえコレ……

しっかし、結局イデア-ムナカタと同じような運命を歩むことになったのは、なんとも言えないモノがあります。
蛙の子は蛙というやつですか。
一夜の過ちってオソロシイデスネ。

そして、2人の結婚を祝福するために、かつての仲間達が集まってくれました。




こいつ……まるで成長していない……(334回連続9800回目)

ハチオウジからはミコトが……
南米からはポーが……




おい、これ以上子供を増やさせる気か。

ちなみにトムトムはここに来てないようです。
仲間にならない可能性もあるから、という関係なんでしょうが、
ここは一つ、研究で忙しいから来れなかった、ということにしておきましょう。

また、マツヤマからは雷岩夫妻が祝福に来てくれます。




(アカン)


見事ウルウルキングの二の舞になってしまいました。
偉人の影には恐妻あり……なんでしょうかねえ?
こ、こちらも末永くお幸せに…………

全ての人が祝福に来た後、二人の愛の誓いを行って、このゲームの幕は閉じます。








幸せって、一体なんなんだろう。

人々は、何故幸せになりたいのだろうか。

その幸せを、世界の皆で享受することはできないのだろうか……



おそらく答えは永遠に導き出されないことでしょう。

ただ一つ、今言えることは…………

生まれてきて十数年……スフィアは初めて「幸せ」を手にしたということです。



イデアの作りたかった「楽園」は、成功を見ないまま、湖の底に沈んでしまいました。

しかし、イデアの願望の中で、一つだけは無事成就しました。



母よ……あの世から見てくれてますか…………

これが、貴方の見たかった幸せだったと思います……





「DAY OF THE IDEA」。それは世界が一度滅びた日。







そして、新たなスタートが始まった日でした…………