というわけで後半戦です。
ドーリャ王の陰謀により、見事牢屋へ閉じ込められる主人公たち。
RPGでは主人公がよく牢屋にブチこまれますが、本作も王道に乗っ取りしっかりと捕まっております。
偉い!!(何が)
すると、突如1人のシャバシャバ族の人間が牢獄の間に入ってきました。
彼はサジと名乗り、シャルム王子の腹心だという。
どうやって彼がここを察して潜入したのかはわかりませんが、
シャルム王子を助けてくれるのなら出してくれる、という条件を主人公たちに出します。
ということは、王子は生きているということなんでしょうか。
サジの助けあって、牢屋から脱出。
そうすると、サジから今の状況を聞くことができます。
・シャバシャバ軍の総指揮官はシャルム王子
・開戦当初はシャバシャバ族の方が有利に進めていた
・ニャバニャバ族は、一般人である寺の坊さんを人質に取った
・シャルム王子は坊さんの命の安全を条件に投降
・その後、ニャバニャバ族は寺の坊さんを皆殺しにした
……以上が、歴史の真実です。
これについて、総司令官たるシャルム王子の行動をどう評価するかは人によって分れることでしょう。
一般人の助命を優先とし、助けようとした人物と取るか、
兵士たちのことを見捨てた将と取るか……
どちらが外道であるかは、言うまでもないですが。
ただ、シャルム王子さえ生きているのであれば、戦局は挽回できます。
戦争で亡くなった兵士たちも、ニャバニャバ族に殺された坊さんたちも、きっと浮かばれることでしょう。
絶対に負けられないこの戦い。
改めて、サジに手を貸すことを誓った主人公たち。
脱獄を手伝ってくれたサジの「王子がいる牢屋の番人が手強いのでなんとかしてほしい」という頼みを受け入れることにします。
この番人、形相が怖すぎるんですが!!
囚人を逃したら処刑されるとかいう法律でもあるのでしょうか……
流石にそこらのニャバ兵士よりは強いですが、あくまで少し強い一般兵に過ぎません。
HPも1,260とタフですが、苦戦するほどのものでもありません。
大きな被害も出さず、番人を打ち倒すことに成功します。
しかし……
・なんか知らないけど不幸な主人公
・元男のスケバン
・銃を所構わず乱射するマフィア
・モンスターと間違えそうな、スモウレスラー
嫌な脱獄集団だな。
番人が必死の形相になるのもわかる気がします。
番人から鍵を回収し、シャルム王子を救出。
品格もあり、流石一国の王子という感じがします。
あとはこの戦争をどうにかして始末を付ける必要があります。
とにもかくにも、あのドーリャ王をなんとかしなければいけません。
シャルム王子と二手に分かれ、ドーリャ王の捜索を始めます。
階段を登ると、ドーリャ王があっさり見つかります。
フハハ!俺様が脱獄王スフィアだ!道を開け!!
流石のドーリャ王も、主人公たちが脱獄してくることは想定外なのか、ビックリしております。
最後の手段といわんばかりに、秘蔵のペットである「きょうりゅう」を差し向けてきます。
恐竜要素が頭部しかないんですが。
微妙にクモとサソリ成分が混じってるぞ!
こういうのってキマイラと言うんじゃ……
きょうりゅうの戦闘能力ですが、ATT:305と、ボスにしては控え目です。
ATT500オーバーのボスと連戦してたので、この火力が凄く低く見えてしまいますね……
ミッチーならダメージ2桁ですし、シンシアも6回耐えられますし。
ブレスによる全体攻撃もありますが、これもダメージ2桁と致命傷には至りません。
また、ニャバニャバ族の開発したモンスターなだけあって、氷属性が弱点です。
ここで主人公の必殺変身技であるブリストームの出番です。
この技は、敵全体に約300のダメージを与える凄まじい技で、
全体攻撃としては全キャラ見ても一番強力な、まさに主人公に相応しい必殺技です。
さらにきょうりゅうは冷気が弱点なので、ダメージ2倍。すなわち600ダメージです。
これを5~6発叩き付ければ、きょうりゅう君は床ペロします。
防御はペラくても火力は一線級。ようやく主人公らしいところを見せてくれました。
きょうりゅうを倒したあとに残ったのは、ドーリャ王ただ一人。
さてどうする?戦うか降伏するか、イエスかノーか。
そう問い詰めようとしたその時、ドーリャ王の取った行動は……!!!
逃 走 開 始
て、敵の総大将としての格が一気に下がったんですが……
こいつ戦闘力ないのかよ!!
勿論こちらとして奴を見逃す理由はありません。ドーリャ王の後を追います。
道中インゴットなどを回収しながら。
シャルムとも合流し、王をついに屋上に追い込みます。
屋上にはドーリャ王、そして今まで姿を見せなかったレミア姫。
王は自分の娘を人質に取り、降伏をせm……
………………あれ??
ちょっと待て。なんで実の娘が人質対象になるんだ?
いくら野心に燃えるドーリャ王といえど、そこまで外道とは思いたくないんですが……
一応、シャルムとレミアの結婚に合意したはずですよね??
この疑問に対し、シャルムは言い放ちます。
「この者はドーリャ王ではない!」
というわけで、本性を現します。
そう、これが歴史の真実…………
戦争をふっかけようとしたのは、ニャバニャバ族の家老だったマカマカ。
彼は壮大な野心があり、世界征服を考えておりました。
そのためには武力。すなわち軍隊が必要であり、
邪魔なのがニャバニャバ族のドーリャ王でした。
マカマカは主君たる王を暗殺し、その日から王になりすまして、シャバシャバ族に戦争をふっかけたのでした。
そして今、正体を現したマカマカ。
やってることは正体を現わす前と何も変わってません。
正体現しても戦闘力ないのかこいつ……
マジで謀略だけでトップに成り上がったタイプですね。
ここで、囚われていたレミアが動きます!!
「シャルム……私さえいなければ、貴方は存分に戦えることが出来る……」
渾身の力を持ってマカマカの腕から脱出し、そのまま城壁から身投げをしてしまいます!
虎の子であった人質がいなくなったマカマカ。
恋人を失い、怒りに燃えるシャルム。
全ての力を込め、マカマカに全力の一撃!!!
マカマカに見切れる術もなく、シャルムの剣によって一刀両断されます。
二つに分かれたマカマカは、呪いの言葉を吐きながら絶命します。
しかし、失ったレミアを取り返す方法はありません。
悲しみにくれるシャルムは、レミアの後を追うように、身投げを決意……
後に残された主人公たち。そして……
?????????????
な、何故に主人公たちも身投げ?!
謎の集団自殺を図ろうとする集団。地面が見え、潰れたトマトになろうかとしたその時・・・・!!
必殺:こんなこともあろうかと
た、タイミング良すぎじゃないですかね君……
もしかしたらシャルムは、事前にサジと打ち合わせをしていたのかもしれません。
サジのひらめきだけで設置したのであれば、この人あまりに有能過ぎます。
エスパーと言われるかもしれませんね……
事件終了後、シャバシャバ族とニャバニャバ族の戦争は終結しました。
首謀者のマカマカが死んだことにより、戦争を続ける意味はないですからね。
ただ、主人公の夢枕に出てきたレミアはシャルムを腰抜け呼ばわりしていたのは、一体なんだったのでしょうか。
これが歴史の真実なら、レミアはシャルムを罵倒する理由はなかったはず。
わからないですが、あの夢もマカマカ団によって見させられたものだったのか……
最早知る術はありません。
何はともあれ、両国は再び手を取り合って生きていくことを決め、
その証として、シャルムとレミアは結婚することとなりました。
主人公たちは戦争終結に大きく貢献した者として、以下のものをいただきました。
・シャルムより
金の剣 ATT:160。デストロイソードよりも20点高く、精神耐性もある強力な武器
・レミアより
光の球 見つめると信じる心が生まれる
・ガロン王より
サイゾウ君 一言でいうとDQの馬車。
これ以降、主人公たちはサイゾウ君にのって全ての移動を行うことになります。
5人以上連れて行動できるようになったのですが、
はりての浮力不足により飛行移動が封印となります……
これは喜んでいいのか悲しんでいいのか……
さて、このあとやるべきことは決まっております。
光の球、すなわち信じる心を失ったものの心を呼び覚ます存在。
さくらを説得すべく、現世に戻ります。
ダンジョン内でもサイゾウ君にのっての移動になるのですが、
狭い通路であっても関係なく、壁をぶち破って強引に突破。
だ、ダンジョンの鉄則を無視しやがったぞこいつ。
まあシンシアも城壁を破壊してましたし、今更か……
今だ主人公たちのことを恨み、暗黒城の門を守り続けるさくら。
ここで、レミアから貰った玉が光輝きます。
真実は嘘をつかない。
彼女の半身でもある、レミアの想いが詰まった光……
さくらは全てを知り、全てが間違っていたことに気がつきました。
主人公は彼女を咎めることはせず、手を差し出します。
一度離れた2人の想い、それが再び繋がった瞬間でした。
もう二度と過ちを犯すことはないだろう。
2人がこの日の出来事を……忘れない限りは…………
というわけで皆様、さくら復帰でございます!!!
王の帰還じゃ!!祝え!!
いつ見ても圧倒的ですね。
現段階でも十分に強いさくらですが、さらにパワーアップさせるべく準備を始めます。
必要なもの、それは資金80万シルバー。
こんなものを貯めてどうするのか……
次回冒頭にてお話いたします。
今まで貯めていた資産も全て叩き、これを達成したいと思います。
お楽しみに!