みなさんこんにちわ。すふぃあでございます。
ヒロインの前世に煽られるRPG、今日も始めていきます。
何かの伏線なんですかね……

ちなみにさくらの前世ことレミアの言い分としては、
「シャルムは腰抜け。そのせいで一族を滅ぼしてしまった」とのことです。
前回も書きましたが、なんでこのタイミングで主張し始めたのでしょうか。
今までも変身技は使ってきてますし、変身した状態で顔合わせもしてるでしょうから。
変身といっても、あくまで前世の姿を纏っているだけなのかもしれませんが。


前回は、上にも書いたとおりレミアに煽られたところまででした。
とはいえ今はこの件は放置。
目先の目標として、ドラキュラの守る城を突破するために門番のコウモリをどうにかしないといけないのですが、
情報がイマイチ足りておらず、棚上げ状態。
以前の場所で情報取り逃しがないかと思い、ホテルレッドプリンスに移動して情報収集。
すると、一つ有力な情報を手にしました。
なんでも「南東の木の周りをグルグル回って人が出入りする」らしいです。
奇妙な光景ですが、それ故に何か発見があるかもしれません。




目立つオブジェクトで助かりますね。
まあわかりやすいのはいいことなんですが。
人が出入りしてるというので、何かはいそうですが……




住居だったのかここ。

村の名前は「かくれ村」。
それ住所として認知されているんですかね……
村というよりは集落です。
そして画像右側にある宿屋。どうやって商売成立させてるんだ。


ただそんな村にも、ちゃんと役割は持ってます。
北の祠に「にんにく大明神」という神が住んでいるという話を聞き、会うためには「祈りの書」というアイテムが必要なのです。
ただ最近は様子が変だとかで。
他の村では「に」の字すらも出てこなかったことから、知る人ぞ知る場所なのか、
あるいは祈りの書がなくて相手にして貰えないから話題にも上がらないのか。




祈りの書を「必要なら持っていくがよい」と言われ、手にします。
ここから考えるに、この村はにんにく大明神を密かに祭ってる方々なのかもしれません。
有りがたく頂くとして、大明神の所へ向かいましょう。
コウモリ撃退のキーマンかもしれませんからね。




な ん と ハ ー レ ム 。








早速にんにく大明神に話しかけようとしますが、一言も返してくれません。
何してるんだこのおっさん……
周囲の女どもに話しかけても「コンコン」とだけ返答されます。
状況から考えるに狐が化けてる可能性は高そうですが、大明神が固まってる理由はなんなんだろう。


このままじゃ状況が打開できないと思い、街に引き返し。
すると、なんと都合のいいことに油揚げがトンビに盗まれたという事件が発生したそうです。
これを使ってあの狐共を除去するという流れなのでしょうか。
とはいえ何も考えずに動いても迷うだけなので、
パスカル博士から譲り受けた「ワールドモニター」を使って、その様子をチェックすることに。




真ん中の島に注目。如何にもなにかがありそうです。
空とぶはりてを使って早速移動開始。
やはり飛行移動は速いですね。RPGの華です。

目標地点に離陸して、建物らしきオブジェに入ると、トンビの夫婦がいます。
いきなり「あぶらあげはいいだろう」と質問され、適当に答えていくと、




盗品なんですがそれ。

テンバイヤーっぽいムーヴをされてどうにも釈然としませんが、
どんな手段を用いても手に入れなければいけないものなので、割り切ります。
これを使えば、にんにく大明神を囲ってる女どもを追っ払えるのでしょうか。




やはりというか、女の正体は狐だったようです。
勿論ただの狐ではありません。ドラキュエの放った刺客であり、
コウモリの城門を破られまいと、予め仕込んでおいたのです。
割と用意周到ですね。




なんで気付けてねえんだよお前。
一杯食わされたじゃねえんだが?!

ちなみににんにく大明神さん、なんで女性が苦手なのかといいますと、
にんにく臭いせいで初恋の人にフラれたからトラウマになったとかいう理由でした。
まあ神話とかにおける神々の恋愛とか妙に人間くさかったりしますが……
大明神として祭られてるのは幸か不幸か、よくわからんですなあ……


まあなにはともあれ、御利益を頂けるそうです。
どうやって貰うんだ?




ぶはぁ~~~じゃねえんだが。

大明神曰わく、「これでお前たちの体ににんにくのにおいが染み付いたでよ。」だそうですが、
こんなド直球な方法しかなかったのでしょうか。
確かにニンニクが有効なのはそうなんですが……




なんでしょう、この勝負に負けた感が半端ないのは。



「私はあのとき、大明神に臭い息をぶっかけられたのです。

ご利益といいながら、まさか悪臭をぶっかけられるとは思ってもいませんでした。非常に屈辱を感じました。

自分の人生を根本から考え直したほうがいいのか、と強く思いましたね。あの時は。」


                          主人公自伝「摩訶摩訶記」(民明書房)より抜粋




手段はともかく、にんにく大明神のおかげで一応通過はできました。
後はドラキュエを倒すのみですが、これだけ用意周到な作戦を用意してるだけあって、城の防備もかなり厳重です。
猛毒のバッステを与えてくる「ガス男」「病気ザコ」は厄介なので、できるだけ速攻で片したいところです。
まあ身も蓋もない話をすると、全逃げが吉です。
マイケルもやわらか戦車なので、真っ当に戦ってると回復リソースがどんだけあっても足りません('A`)


【2024/7/6追記】摩訶摩訶のバッステについて    

名前 効果 備考
1歩歩く毎に1ダメージ。
実は戦闘中にダメージを受けることはない。
猛毒 1歩歩く毎に10ダメージ。
戦闘中にダメージは受けないが、厄介極まりない。
麻痺 1ターン行動不可。次ターンで解除される。
油断 DEFが1/2になる。
物理・魔法ダメージを受けると解除。
無効:マイケル
骨抜き 攻撃ダメージが乱数(0~3)のみとなる。
行動すると解除されることもある。
無効:ヒロイン・ミッチー・シンシア・マイケル
風邪 時々行動できないことがある。
冷気系の攻撃を受けた際にかかることがある。
前世退散 変身技使用不可。
一度かかると戦闘終了まで解除手段なし。




城内をある程度進むと、牢屋を発見します。
しかし、その牢屋にはなんと・・・!!




感 動 (?) の 再 会 。

ウルウルボーイはウルウルカーを破壊されたらしいです。まあもう使わないしなあ……
こんな牢獄くらい変身技で破壊してしまえばいいと思うのですが、
RPGの宿命により出来ない為、大人しくボスを倒すことに。


最深部に向かうと、全身甲冑の「仮面の将軍」と名乗る者が現れます。
将軍?ドラキュエは伯爵じゃなかったのか?
そう思って見ていると、仮面将軍はドラキュエを召喚します。
ということは、ドラキュエより格上の存在なのか……

想定とは違った展開になりましたが、ドラキュエを倒すという目標は変わりません。
ここで倒さないという選択肢もないため、叩きつぶしにいきます。




なんか初めてマトモなボス敵なんですが。
今までユニークすぎる敵ばかりでしたからね……
これがドラキュラっぽいかと言われると、特にそんなことはないですが。


このドラキュエ。最大の特徴は攻撃力です。
なんとATT:554という凄まじい火力を有しており、
一番防御の高いミッチーでも、一撃で60%のHPを奪われます。
当然後ろのやわらか戦車トリオはもっとヤバイのですが、この3人はHPが高めなので、
通常ヒットなら1撃で倒されることはないのです。
クリティカル被弾なら問答無用で一撃ですが。

攻略法としては、ミッチーが倒れないよう戦線をキープすること。これだけです。
HPが3,400と高く長期戦になりやすいので、リソース管理はしっかりしましょう。
いざというときは、戦闘不能を回復させるびんびん玉を使うことも視野に入れた方がいいでしょう。
貴重なアイテムですが、ここで使う価値はあると思います。


ドラキュエを倒すと、今度は仮面将軍が自ら剣を抜いて戦いに挑んできます。




仮面将軍の能力は、ATT:235。DEF:240。そしてHPは292
…………弱くね?
属性耐性だけは無駄に高いですが、この程度のDEFなら今のシンシアでも抜けるわけで……
2ラウンド目にマイケルのクリティカルが炸裂し、その仮面が破壊されます。







さ、さくらさん?!

第15話で逃走したさくら、まさかのマカマカ団陣営で構えておりました。
確かに離間させた後、自軍に引き入れるのは常套手段ではありますが……
流石にこの早い段階で戦うことになるのは想定外でした。
あまりに弱すぎてさくらだと思えなかったというのが理由なんですが……


ここで、前回の終わりで張られてた伏線が回収されます。
主人公とさくら、シャルムとレミアについて。

 ・主人公の前世は、シャバシャバ族の王子・シャルム
 ・さくらの前世は、ニャバニャバ族の王女・レミア
 ・マカマカ博士もニャバニャバ族
 ・シャバシャバ族とニャバニャバ族は敵対関係だった
 ・シャルムはニャバニャバ族に滅ぼされた、亡国の王子
 ・さくらはニャバニャバ族を「悪魔の種族」と言っている
 ・さくらは前世の運命から逃れられないと思い、主人公を倒すべくマカマカ団に忠誠を誓った



……ということがわかりました。
前回「なんでレミアがこのタイミングで出てきたのか」と書きましたが、
さくらが敵対関係になったという伏線でもあったのです。

ただ主人公がシャルムのことを殆ど知らず、夢枕に出てきて謎の自分語りをするくらいなので、
変身できるようになったからといっても、前世と記憶を共有してるわけではありません。
ということは、誰かがさくらにこのことを吹き込んだ存在がいるはず……

さくらを倒しても、道を塞いでて先へは通してはくれません。
彼女を殺して強引に通る方法もあるでしょうが、本望ではないでしょう。
さくら(レミア)の言い分が本当に正しいかもわかりません。
もしこれが間違った真実であるのなら、それを突きつければもしかして……



かすかな望みに賭け、行動に移します。
まず最初にやるべきは、さくらにこのことを吹き込んだ魔物の討伐です。
ハッタリでさくらを洗脳していたのなら、倒せば即時解除できるでしょうし、
もし前世を知る術を持っているのなら、強引に吐かせることもできるかもしれません。
何れにしても、根源は絶たねばなりません。


その根源ですが、なんと自ら登場してくれました。
表の顔は……




左上に映ってるバニーガール。

しかしその正体は、マカマカ団霊媒師・ネババ!!




この老婆は前世の研究をしていると言っており、自ら黒幕と主張してるようなものです。
そのまま黙って隠れてれば手詰まりだったでしょうが、
わざわざ主人公達を煽るために登場してくれたおかげで、目的がはっきりしました。
ネババはそのまま逃走してしまいますが、追走手段がないわけではありません。




ホテルレッドプリンスのここ!
元はバニーガールに扮してたネババが立って塞いでましたが、今なら通れます。
ここを透ると、地下への階段を発見。
逃走先はおそらくここでしょう。
出てくる敵は先ほどの暗黒城と殆ど変わりません。
こいつ以外は。




お前どこにでも出てくるな。

城内なのにもかかわらず、背景を草原に変えてしまう恐るべきモンスターです。


地下通路を通っていくと、ついに地上に出る階段を発見します。
そこを上り詰めていくと……





王様気分で椅子に座っているネババを発見。
てっきり前世研究者というから研究室に引きこもっているのかと思いましたが……
化け物たちに囲まれる生活は楽しかったか?さあ覚悟しろ。




大物ぶって登場するネババですが、なんとHPはたったの1,300
お前もやわらか戦車か!!
電撃による全体マヒ攻撃という小細工も使ってきますが、どう考えても火力不足。
所詮はただの研究者。煽り散らすために目の前に現れたのが運の尽きだったな!
苦戦することなく4ラウンド目でGAME SET!!
ネババは「前世の因縁は変えられない」と言い残して倒れました。




あ、しまった。さくらの洗脳の解き方聞くの忘れてた。




ただ神は主人公たちを見放しませんでした。
ネババの残した研究資料らしきものが近くに落ちており、こう記されておりました……




「カンサス村西の草原松の木の間…

“輪廻の祠”あり…

その祠より前世の世界に通ず…」