DQ3　第１４話／決闘！バラモス！

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＜前回までのあらすじ＞

ふとしたことでDQ3の世界に迷い込んでしまった勇者（？）さたどらとその仲間たち。
本来の力が発揮出来ない中、少しずつ力を取り戻しつつある一行。
今回4人は、いよいよバラモス城へと突入する。
はたして彼ら4人は、大魔王バラモスを打倒できるのか！
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　～レイアムランドのほこら～

ここがラーミアを封印してあるほこらか……
こんな地にあったのね。
早く復活させるのですよー
うっし待ってろ。この６つのオーブを台座に捧げればいいんだな。

し、神秘的なのですよー……
……凄い魔力……これがオーブに秘められし力……
す、凄い……
さあラーミアよ！打倒バラモスのため、ウチらに力を貸してくれ！！

頼むぞラーミア。ウチらの力になってくれ。

　　「コケコー！！」

………………
ニワトリ的な成分も入ってるのかしら……

ここが、バラモス城か……
ここまできたらもう後には引けないわね。
この日のために、あたし達は特訓してきたのですよー！
……魔王なんかに負けない……
頼むぞみんな！！

末莉　　武闘家　→　盗賊　→　武闘家
ねここ　僧侶　→　魔法使い
澪　　　魔法使い　→　賢者

な、なんやこの城……
ぐるぐる回ってるだけでちっともゴールに辿り着かないじゃないの……
ねこちゃん！なにか思い出してくれ！
そんなこといわれても簡単には……
あ！
……い……
う？
えー
って、違うのですよ！！
ここの城は正面から入ってもダメなのですよー
what's？？

ここ！
正面からは通してくれないということか……
やってくれるじゃないの。

動く石像にドラゴンに、そしてバリヤーのトラップか。
もうなんでもありやな。
これくらいあたしの魔法でちょちょいのちょいなのですよー
トラマナ！
これでバリヤーも余裕やな。
しかしあんた、生き生きとしてるわね。
氷魔法のコントロールがようやくできるようになったので、ついにあたしの時代が来たのですよー！
はあ……それはよかったわね。
……うふふ……いいことじゃない……
まあそりゃそうなんだけどさ。
澪姉の方はどうなの？
……そうね……元の力の4割程度ってところかしら……
それで4割かよ……

迷路みたいな城やな……
……住むには不便……要塞としては悪くない……
まあこんなけ強力なモンスターを一般兵として配置してるぐらいやしな。

雰囲気が変わったぞ。それっぽい感じになった。
……間違いないわね。邪悪な魔力を感じる……
準備はおっけーなのですよ。
っしゃ！いくわよ！！

はしないのか……
するわけないでしょ！！
……くるわよ……

ぎえっ！！
ったく、容赦ないわね……
だが大丈夫だ。こちらはちゃんと秘策がある。
この日のためにこれを買ってきたのだ。
ねこちゃん！澪さん！！
おっけー！
……ん……

かっかっか！ウチはこのために眠りの杖を買っておいたのだ。
嘘つけ。
さて、第二派いくのですよ！
ルカニ！！
……マホトーン……
後ろはあたしたちに任せて！末莉ちゃんお願い！
はいよ！！

うっし！一気にたたみかけるぜ！
はいな！ヒャダイン！！
稲妻の剣の力を見よ！！
……末莉ちゃん……今よ……！
OK！
光に、なれええええええええええええええ！！！

はあ……はあ……、倒したのかしら……
……どうやらそのようね……
悪いがお前は既に死んでいる。
一応生きてるけどね……
二度と会うこともないだろう。あばよ。

全部……終わったのかしら……
ああ。ついにバラモスを倒したんだ！
…………
……さあ、帰るわよ……
ういっさ！

はっはっは！勇者の凱旋やー！
……また始まったわね……
ま、何時もなら殴り倒してるけど、今日ぐらいはいいかしらね。
あ、ここにいるのがウチの右腕でかつ貧乳の末莉というアタッカーでして。
だーれが貧乳じゃあああ！！！
事実やろ！事実！！

……あらあら……こんな日でもバイオレンス……
…………
……どうしたのかしら……
いや、これで全て終わりなのかな、と思ったのですよ。
……バラモスが偽物とか……？
バラモスは本物。これはおそらく間違いないと思うのですよ。
でもあっさり風味というか、どうもしっくりこないのですよ。
……支配者というには物足りない……そんな感じかしら……
まだこの世界には、あたし達の知らないさらなる敵がいる、そんな気がするのですよ。
……このお祭り騒ぎも、ぬか喜びになるかしらね……

宴の始まりじゃー！食うぞー！
あんた本当にそればっかなのね……
……ん？

ファッ！？
どっから来てるの！誰の仕業！

ゾーマ……ですって？
メラゾーマさんの親戚かな？
んなわけねえだろ。
……これが……新たな敵……
正確には、最初からこいつが黒幕と考えるべきなのですよ。
……バラモスは手駒の一つに過ぎなかったのね……
（こくり）

ゾーマ……昔DQえんぴつでそんな名前の奴おったな……
いいわ、何処にいるかしらないけど、最後までつきあってやろうじゃないの。
……何処にいるかわからないと、追いようがないんじゃないかしら……
なんとなく心当たりはあるのですよ。
ほう。
まだ行ってない所が2カ所。おそらくそこに答えはあるはず。
……行きましょう……私達に選択肢はない……
ゾーマ！首を洗って待っていろよ！

　　　　　- 続く -