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<前回までのあらすじ>
ふとしたことでDQ3の世界に迷い込んでしまった勇者(?)さたどらとその仲間たち。
本来の力が発揮出来ない中、鋼の剣始め新たな武器を手に入れ、少しずつパワーアップしていく一行。
今回4人が挑むのは、前回ロマリアの王様から依頼された金の冠奪還。
はたして彼ら4人は、大魔王バラモスを打倒できるのか!
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というわけで皆の衆。シャンバーニの塔攻略を狙うぞ。
で、その塔が何処にあるのかわかるの?
………………
(*´ω`*)
わからんならわからんって素直に言えや。
……北にカザーブ……そこから西……
というわけだ末莉くん。頑張ってくれたまえ。
こいつ……
さたぴー!敵なのですよー!
面倒臭いわね……
はっはっは、この剣の鋭さを見せてやろうじゃないか!
ほうりゃあ!!
おおー!敵が一撃で落ちたのですよー!
ほー。さたどらのくせにやるじゃない。
あたしも負けていられないわね。(コキコキ)
はあっ!!
ま、ざっとこんなもんね。
流石まつりん。パワーだけはマジすごい。
もっといい褒め方あるでしょーが。
あ、あたしも攻撃魔法が解禁されたら(震え声)
……当分は無理ね……
で、シャンバーニの事前情報って何かないの?
あったら苦労しないでしょ。ねここが本調子ならいざ知らず。
うーん……思い出せたらこんなところなんてちょちょいのちょーいなのに……
ないもんねだりしたって仕方ないな。
では、ちょっこー!
……作戦なんかなかったわね……
まあ何時もの事ね……
塔に乗り込んだところで、ウチらのやることはかわらんぜー
こういう所って新しい敵が出てくるんでしょ?油断は禁物よ。
とかいってたら、出てきたのですよー
この雲のモンスター……。なんとなくギズモっぽい気がする!
……ま、ギズモね……
こんなやつウチがかる〜く蹴散らしてやr……
あぢいいいいいいいいいいいいいい!!!!
……落ち着いて……ただのメラよ……
ふひー……マジで熱かった。
もう許さん!三枚に下ろしてやる!!
相手雲なんだけど……
あー面倒臭かった。熱い熱い。
……悪いけど今の私じゃ連発できない……任せたわ……
あたしに至っては攻撃すらマトモにできないのですよー……
はっはっは、主にまつりんがなんとかしてくれるから大丈夫やろ。
雲の次はキノコとイモムシかよ……
さっきまで地上に出ていたイモムシとたいして変わらんやろ。いっきに攻めるで!
了解!
……あ、そいつの毒の息には……
……遅かったかしら……?
き、気持ち悪いンゴ……
はい末莉ちゃん。毒消し草なのですよ。
た、助かるわ…………ふう。
ねこちゃん……ウチの分は……?
あ。
……………………
……………………
(しばらくお待ち下さい)
はー……やっとここまで戻って来れたわね。
面倒臭かったのですよー……
誰かの魔法力が尽きるからいかんのやろ。
あー!今あたしのせいにしたのですよー!
うるしゃい!そのせいでまた村まで戻るハメになったやないか!
毒を食らわなければよかっただけの話なのですよー!
毒消し草くらいいくらか準備しとけや!
……澪姉。どうするこれ?
……無視……
ふひー……この塔って結構きついな!
誰のせいで4往復もしてると思ってるのよ……
え?
いや、え?じゃなくってさ。
え?
そういえば、あたしたちは何のためにこの塔に来たんでしたっけ?
修行やろ。
金の冠を取り返しにきたんでしょーが。
☆(ゝω・)v
☆(ゝω・)v
はぁ…… 記憶のすっぽり抜けたゲーマーって、案外役に立たないものね……
ねこちゃんからゲーム抜いたら、基本的なおつむは小学生並だからな。かっかっか。
あたしは趣味に生きる(キリッ)
頼むから思い出して……でないとあたしが過労死する……
……末莉ちゃんなら大丈夫……(根拠無し)
ウチらから見たら、こいつらの方がよっぽど変なんやけど。
盗賊A「おい、なんか子供ばっかだぞ」
盗賊B「そこのピンクい物体は……なんなんだ?」
ウチもわからん(きっぱり)
お前のことだろうが。
A「……と、とにかくお頭に報告にいくぞ!」
あ!待ちなさいよ!
待てと言われて待つ奴はおらんけどな。
くだらないこといってないで追いかけるわよ!
はっはっは、もっと褒めて。
(ぐい)追い詰めたわ。金の冠は返して貰うわよ!
カンダタ「だが、オレ様を捕まえることは誰にもできん。さらばだ!」
ファッ!?
ちょっと、卑怯よぉぉ……!
おーちーるーーー
カンダタ「うっし!今のうちにズラかるぜ!」
……甘い……
カンダタ「あぢっ!なんだなんだ!!」
A「お頭!まだ一人残っていやがりますぜ!」
B「う、浮いてやがる?!」
……私をハメようなんて、30年早い……
……この程度でドヤ顔とは笑止ね……
カンダタ「くっ!あんな奴の攻撃なんか気にするな!急いで逃げるぞ!」
A「へ、へい!」
……私からは逃げられない……
(ドタドタドタ)負けるかー!
みーちゃん!あいつらは何処へいったのですか?!
……足を焼いた……まだ遠くない……
流石澪さん!急いでおっかけるぜ!
A「お頭!大丈夫ですか?!」
カンダタ「いちち……あんにゃろ……」
呼ばれて飛び出て颯爽と登場!
さあ、もう逃がさないわよ。
あたしを罠にハメてくれた代償、その体で払って貰おうかしらね(ポキポキ)
さーボッコボコにしてやんぜ。
ちょっと待った!
こいつらちょっとだけ手強そうね。澪姉、作戦は何かある?
……見たところ打撃一辺倒のようね……
……末莉ちゃんは子分攻撃……
任せて!
……さた様は準備が整うまで耐えて……
あいよー!
……ねここちゃんは回復……
あいあいさー!
こいつの攻撃結構いてえ!
……スクルト……スクルト……アンドスクルト……
B「く……こいつ……!」
甘いっ!!
B「ぐえ?!(ぱた)」
澪姉!周りは全員倒したわよ!
こっちも耐えたで……いぢぢ……
……反撃開始よ……
カンダタ「こ、こいつらただのガキじゃねえ……!」
気付くのが遅いのよ!
カンダタ「ぎえっ?!?!」
……貴方がたに問うわ……無条件降伏……イエスかノーか……
さて、どうしたものかしらね。
目的のものさえ返して貰えればええんとちゃう?
別に指名手配されてるわけでもないし、ウチらは冠を奪還してくれと言われただけで命を奪えとは言われてないし。
あたしもはげどうなのですよー
んー、そういうことならあたしも異論はないわ。
というわけで、金の冠げとー
これでロマリア王の前でドヤ顔できるな。
別に見返りに求めてないけど、面倒臭かったわね。
名声も勇者に必要なファクターなのですよー
……それじゃ、戻るわよ……
〜 以下面倒臭いロマリア王の職務ボイコット 〜
一日王様のお仕事どうだったのですかー?
面倒臭かった('A`)
面倒臭い王に絡まれたものね……
……ま、気にせず行くわよ……
- 続く -