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<前回までのあらすじ>

ふとしたことでDQ3の世界に迷い込んでしまった勇者(?)さたどらとその仲間たち。
本来の力が発揮出来ない中、少しずつ力を取り戻しつつある一行。
今回4人は、前回に引き続き魔の島へ渡るための準備に勤しむ。
はたして彼ら4人は、大魔王ゾーマを打倒できるのか!
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メルキド上陸はまだかー……
まだよ、まだ。
メルキドは内陸部にあるから、船からじゃ見えないのですよー
適当なところで降りて適当に歩くしかないな……
ま、それしかないわn……あ!!
あ?どうした?
なんか祠らしきものが見えるわよ!
……んー、まだ行ったこと無い場所のようね……
上陸してみようか。






なんかゲットォォォォ!!!
よくわからないけど、雨雲の杖を手に入れたわ。
これで二つ目。あと一つは……なんだったっけ?
……聖なる護り……
そうそうそれそれ。
この調子でメルキドも探していこー






よ、ようやく探し当てたのですよー……
あんたってなんでそう方向音痴なのよ……
はっはっは。わからんものはわからん!
開き直るなよ。
……なるほど……城壁に囲まれてるわね……
だから城塞都市というらしいよ。
DQ1の世界ではゴーレムもいたけど、この時代ではまだいないみたい。
きっとこれから作られるのですよー


さて、まずはショップの品揃えでもみるかな。
おやっさーん。武器防具見せてくれー






は?(威圧)


貴様ー!起きろー!
それが客に接する態度かゴルァ――!!
落ち着きなさい!

……この店主に限ったことじゃないわね……
この町全体がそんな感じなのですよー
なんのための城壁だー!
じゃあもしゾーマが攻めてきたとして、この城壁でどうにかなると思う?
思わない(*´ω`*)
じゃそういうことでしょ。
ラダトーム城から何人もの勇者がゾーマに挑んでは散っていったので、
その中にはメルキド出身者もきっといたのですよー

……彼でもダメなら……って感じかしらね……
まるでニートやなこいつら。正直羨ましい






この兵士はまだ気概が残ってるみたいやな。
そりゃこの人はちょっと油断したらモンスターの餌になるからね。
人肉って美味しいのでしょうか……
……モンスターにとっては美味しいんじゃないかしら……


……なんだあれ。






あの中で住んでいる……のですか?
おそらくはね……
飯とかトイレどうしてるんだろう……
……浮けるかトラマナ持ちじゃないかしら……
若しくは頑強な肉体の持ち主とい可能性もあるのですよ。
やだなあ、飯食いに行くたびに全身がボロボロになる生活って……






ガライって、あの伝説の吟遊詩人の!
でも今はただの放蕩息子みたいね……
吟遊詩人なんてそんなもの吟遊詩人をなんだと思っているんだなのですよー
ガライの墓……うっ、頭が……



結局メルキドは戦果無しかあ。
ま、途中で雨雲の杖は手に入れたし、良しとしましょう。
次行くとしたらここかな。この洞窟。






外も暗いけど、洞窟の中はやっぱりさらに暗いわね。
……この洞窟……ピラミッド地下と同じね……
ピラミッド地下?!またモンスターが沢山出てくるとか……
ミイラと戦うのはもう嫌よ……
マナがなくて魔法が使えない、というだけなのですよ。
なんだそんなけか(ほっ)
ミイラとのガチバトルに比べればよっぽどマシだわ……
回復魔法が使えないことより、そっちの方が重要なのですか……
……トラウマになってるみたいね……
大丈夫!あたしに任せておいて!


はあっ!!







ま、末莉さん容赦ないですね……
ふう、もう大丈夫。あたしは本来の力取り戻せたかな。
そ、それはよかったですね……
なによ。これくらいでビビってたらゾーマなんか倒せないわよ!
ゾーマよりまつりんの方が怖いです。
ドラゴンでもなんでもかかってらっしゃーい!






………………
末莉ちゃん?
あの、まつりさん……?


(グシャバキドカ)


ふう、さあ次行きましょ。

ひでえ……ミンチ状態や……
ここまでしなくても……
……八岐大蛇と姿が同じだったのが不幸だったわね……


よっと、これが最後の宝箱かな。






つよそう(確信)


(こんこん)……これは固そうね……
これで敵の攻撃も大丈夫やな!
あんたって重装の割りに傷だらけ最後尾の澪さんよりも防御点が低かっただったしね。
さたぴー、ダメージを抑えるためには敏捷が大切なのですよー
動きの遅いウチには無理や!
だからあえて受ける!
打たれて取る投手と同じ理論じゃん……



これでめぼしいところは全部行ったのかしら。
……次はこの塔ね……
なんだこの塔。
……ルビスが封印されてると言われてる塔よ……
おお、なるほど。確かにそこは重要だな。
ルビスってどんな人なのかしら。
なんか偉い人!
…………
……一説には、アレフガルドを作ったと言われてるわね……






ふははは、ウチら歓迎されてるみたいやな!
どこがよ。
……並の冒険者ならここで息絶えるでしょうね……
このくらい、あたしの魔法でどんとこーいなのですよ!
お、モンスターさんも大量においでなすったぞ。
まつりん任せたぜ!
結局あたし頼みかよ!
さたぴー、その立派な剣は何時使うのですか?
後でしょ!
今使えや。







おお、良さげな鎧はっけーん!
良かったわね、これであたしも少しは楽できるかしら。
そんなー。ひゅんひゅん避けて下さいよまちゅりーん。
あんた一応勇者だろうが。






あれ!ルビスの像なのですよ!
……石化をこの笛で解けばいいのね……
ウチに任せんしゃーい!
大丈夫?不安しかないんだけど。
笛握るのは8年ぶりぐらいだが大丈夫やろ!
ちょっと待って!やっぱりあたしがや……











…………(ぴくぴく)…………

(しゅぽん)……終わったかしら……
(しゅぽん)やっぱりあたしがやるのですよ。
い、いつの間に耳栓付けてたのよ……(ぱた)



 〜 聖なるほこら 〜





これが虹のしずくか……
たかが橋をかけるだけで大仰なアイテムね……
仕方ない。あそこは渦巻いてるから、魔法の力でもない限り渡ることはできない。
これを使えば魔の島にいけるのですよー
……決戦の時は近いわね……
おう、今度こそ最終決戦だ!
全ての決着を付けて、みんなで元の世界へ帰ろう!
おー!!






あ、でもその前に誰かこの水着着てほs(殴







 〜 おまけ 〜










     - 続く -