みなさんこんにちわ。すふぃあでございます。
本作もいよいよ佳境に入ってきました。残り2話分ですかね。
あと、あらかじめ申し上げておきますが、筆者自身も未だに完全に第4章の内容は把握しきれてません。
ストーリーが難解だということもあるのですが…………


……さて、前回はエンディングが一端流れました。
シャーリィが魔術士になるまでの第1章、各地を探索する第2章、ベラニード族と戦う第3章。
そこから10年が過ぎ、これから第4章……すなわち最終章が始まるところなのですが…………
なんと字幕によると、既にロットとナッシュが死んでる事になっております。
ど、どういうことなの……?

第1話でも触れたとおり、この作品は倒産寸前の会社が作ったモノです。
故にいろんな部分が突貫工事状態となってまして、その煽りをモロの受けたのが、この第4章なのです。
そのため、最終章だけが極端に短くなっていますが、本来はもっと長くなるはずだったのです。

製品版で描かれることの無かった、本来の最終章はこうなるはずでした。
こちらは、かつてバズー!魔法世界のシナリオを担当してた方が、「描きたかった第4章」について、触れてるページです。

  バズー!魔法世界補完のページ

上記ページの「ファーム」から「ダール港」までを先に読んでおかれることをオススメします。
製品版では殆どがカットされてて、下から2番目のウルからスタートすることになります。
シャーリィ達がどのような経緯でウルに来ることになったのか、上のページが全て語ってくれます。
また本プレイ日記も、上のページの出来事があったことを前提で書きますので、ご容赦を。





え、読むのが面倒くさい?
ははは、こいつぅ~☆
仕方ありません。そんな面倒くさい貴方のために、ウチがストーリーを綴って差し上げましょう!
画像も何もないので、あまり面白みはないかもしれませんけどね!


…………とまあ、プロットとして結構な長文(約70行ほど)を書いたはいいんですが、
いざ自分で読み返してみると、びっくりするほど面白くねえ。
というわけで、プロットを消して簡易的に出来事を並べるだけにしちゃいました(*´ω`*)
いやー、自分の文才というのには泣きたくなりますよね!!



①シャーリィは皇帝になったものの、名誉職みたいな扱いで、実質幽閉状態。

②そんな悶々とした生活を送っていると、手紙を持った母クレアが参上。
 手紙の送り主はフェールで、その内容は
「見たことのない魔物が出てきた。詳しく知りたいが、エルフの森には君しか行けないから王に会ってきて☆(ゝω・)v」
 なお提案者はナッシュの模様。また胡散臭い…… (注:この時点でナッシュはまだ生きてる)

③シャーリィ、ロマールと共にファームの居城を脱走!
 シャーリィ「私自身、ファームを出る喜びを感じていた。」

④エルフの王シュレールによると、「ベリクァド」という影の次元の魔物らしい。

⑤クォーラスから出ようとすると、サリアが密かに付いてきて仲間になる。

⑥行方知らずのロットを追いつつ世界各地を回ることになる。

⑦セラスで、ハイブレスにいたナルメア・シェンがベリクァドによって致命傷を負ったと聞く。

⑧ナルメア・シェンことナッシュ、療養先のハイブレスで息を引き取る。
 最期の言葉は「シャーリィ……リ……カルドは、わたし……が……」

⑨ハイブレスの近くにあるガゼラの塔に住んでる、古の生物スキュラと会い、
 ベリクァドは、バズーによって呼び出された異次元の生物だということを聞く。

⑩引き返すときにバイセンと出会い、ウルの長老から連れてこいと言われたらしい。
 旧ガゼルファン帝国の首都パメラに行く必要があるのだが、理由あってエルフは入れないので、ここでサリアと別れる。

⑪ウルに行く途中、ミマスと出会い、仲間になる。

⑫ウルに到着  ←今ココ




…………あれ?別にロット死んでなくね?
改めて補完部分を読み直してみましたが、やっぱりロットが死んでるとは何処にも書いてません。
適当な要約だなあ……

……とまあ、ここまでがゲーム本編で描写されることのなかった、第4章の前半~中盤部分です。
というか、第4章で描かれるはずの約8割が端折られていることになります。
うーんこのゲーム……
これがなかったら、伏線も何もあったもんじゃありません。

しかし、やはり一番気になるのは、ナッシュの最期の一言です。
やはりリカルドは……。
どうしてそうなってしまったのか。まだこの時点ではわかりません。

ま、まあ……こういう紆余曲折あって、シャーリィ達はウルに降り立つことになったのでした。ちゃんちゃん。




では、ここからプレイの描写も含めて綴っていきます。




こちらがシャーリィ(28)となります。10年経って顔グラも変わりました。
すっかり落ち着いた雰囲気になりましたねえ。
で、こちらがロマールの新しい顔グラになります。




あれ?ちょっと後退した?

まあ、ロマールも(32)ですしねえ……
ロマール自身も悶々とした生活を送ってたのでしょうし、ストレス溜まってたんでしょうなあ……

シャーリィ・ロマール・バイセンは固定で、後1人仲間を選択することができます。
……が、上記にあったとおり、本来はここにミマスが入るのが正史らしいので、ミマスをチョイスします。
戦闘力的には疑問符が付くところもありますが……、まあ後衛はシャーリィがいるし、どうにでもなるか。

ウル族は旧ガゼルファンの都・パメラを守護していた一族で、バイセン自身も1500年生きていたりします。
ではそのパメラはどこにあるのか。なんと水没しているというのです。
おいおいムー大陸かよ……

んで、そのパメラに行く目的は何か。
ベリクァドがバズーによって召喚されし者ということは説明しましたが、
そのバズーが、このパメラにあるというのです。
ベリクァドを絶つためには、このバズーをどうにかしなければいけない、ということで今回赴くことになったわけなのです。
ゲーム本編だけだと明らかに描写不足で、何がなんだかわかりませんけどね。






まさにこんな感じです。
ストーリーはいいのに全く生かせないゲーム、それがバズー魔法世界です。

旅立つ前に、戦力的なことも軽く触れておきませう。
確かにミマスは戦闘力面では他の3人に比べて劣るっ……!
しかし……このバーパルブレードを装備させれば、あるいは……!

え、どんな剣かだって?
これは攻撃力+14のなかなか強力な剣で、クリティカル率が高いという特徴があります。
これさえあれば、ミマスのしょぼい攻撃力をある程度補えるというわけです。
なんでそんなものをロマールに装備させないかだって?だって攻撃当たんないし……

ちなみにロマールの敏捷力は80。ミマスは70だったりします。ダメじゃん。


ま、まあそれはいいとして!
雑魚はベランの地下神殿付近と出てくるのと変わらないので、こんなのでもどうにかなるっちゃなります。
いくら雑魚戦が厳しいバズー魔法世界でも、このレベル帯になれば流石に苦戦はしません。




この幻想に彩られた次元回廊を抜けると、いよいよパメラです。
その奥にあるのが、本作のラストダンジョンになるガゼル城です。
このガゼル城に行くのまでがまたきつくてですね……




パメラにはセダンテスとミレーヌがいますが、こいつら実は偽物です。
ベリクァドのモシャス能力は、ここまで忠実に本物っぽさを再現するのです。
他にも、既に亡くなってるはずのナッシュの偽物まで出てくるという有様です。
うーん……。誰が何の目的でこんなことを……


ガゼル城に入ると、シャーリィ達の目の前に、いきなり人が現れます。


 


人……じゃなくて幻影か?これは。

ここから、バズーはどう生まれたのか。そしてどう帝国が滅んだのかが描写されます。
全ての魔法はバズーから始まる、と書かれてるように、これが作られるまで魔法というものはなかったのです。
バズーとは即ち世界中の魔力の源なのです。
このバズーが次元の間から魔力を吸い上げ、この世に持ち込んで人間達に力を与えるという代物で、
その有り余る魔力を駆使してガゼルファン帝国は栄えていったわけです。


しかし、あまりに強大な力は時に人を狂わせ、世界のバランスを破壊することもあります。
今までなかったものを一度手に入れてしまえば、それはいつかあって当然のものと思うようになってしまいます。
欲が深まれば自分の思うがままにできると思い込み、欲の膨張が限界を迎えたとき、全てが崩壊します。




魔力の源・バズーを使ってパメラを空中都市にしたはいいですが、これが悲劇の始まりだとは誰が予想したでしょうか。
全てはこの王女のワガママから始まったのでした。

バズーも最初は正常に機能してましたが、
次元の間から吸い上げられる力は、少しずつイアルティスの世界を狂わせ始めました。
自然のバランスが崩れ始め、バズーを止めようにも止められないという事態になりました。
なんせこのパメラはバズーの力で浮かび上がっている空中都市。
止めた瞬間、パメラは浮遊能力を失い、地に叩き付けられることになるからです。

バズーを止めたら王国は滅ぶ。しかし止めなければ世界が滅ぶ。
それは最早バズーの開発者であるフェスターですら、打つ手無しという状況に追い込まれたのです。
皇帝も、王女も、バズーの力の恩恵を受けた全ての人も、誰一人責任を取らず有効な対策も打てぬまま
バズーが次元の間から引き寄せる力は日々強大しつづけ、ついに力が限界点に達した日がやってきました。
これが「大厄災」と呼ばれた、世界が一度滅びた日だったのです。




こうして空中都市パメラは水の底に沈み、栄誉を誇ったガゼルファン帝国は滅んだのでした。
人間の欲深き業の末、当然ともいうべき末路を歩んだのです。


……ん?そういえば、バズーの機能停止によって、魔法は失われたはずでしたよね。
オープニングにも「偉大なる魔法は失われ」と書いてありますし。
いやいや、それならなんで今魔法が使えるのかという話になります。
おそらく帝国が滅んだ日は完全停止してたんだけど、
そこからしばらくして強大な魔法こそ使えなくなったものの、それなりの魔法は使えるようになって、今に至るということなのでしょう。
ここらは筆者のおつむが少々弱いのと、ゲーム中の描写が乏しいため、何とも言えないところがありますが……

幻影として現れたのは、魔法帝国時代の人間だけではありませんでした。




シャーリィ達は、かつてこの地に足を踏み入れたリカルドの幻影を目にしました。
そしてその横には、こちらも既に故人となったナッシュ。
もはや何がなんだかわかりません。筆者もどういうことなのか、完全に飲み込めてない感じがあります……
しっかしグランイストールって、今シャーリィの手にある1本だけじゃなかったんですなあ……

次回、イアルティス世界は大きな変貌の瞬間を迎えます。
まもなくシャーリィの長き旅も、終わりを告げようとしています……