みなさんこんにちわ。すふぃあでございます。
半年以上に渡ってお送りしたクロスハンター、どうでしたでしょうか。
とりあえず色々お話していきますが……
ガイアセイバーの時に使ったフレーズを、ここでも使わせていただきます。
ここに書いていくのは感想ではありません。断罪です。

【評価点】
・進行に支障のあるバグはない

【問題点】
それ以外の全て

……これだけじゃあんまりなので、もう少し問題点を細分化していきます。


 ① 0歩エンカウント
Infoにも書いてあるのですが、筆者はテンポの悪いゲームに嫌悪感を示します。
エンカ抑制手段のない本作において、0歩エンカは害悪以外の何者でもありません。

 ② ペットのAI戦闘
本作の看板システムというべきペット要素ですが、その完成度は劣悪です。
プレイヤー側にペットをコントロール出来る部分は殆どなく、
数ある作戦もあまりの説明不足で意味を為さず。
これ、スタッフ側も作戦の違いが理解できてないんじゃないのか……?

 ③ 無駄に長いだけのダンジョン
とにかくダンジョンが長くてうんざりします……
子供向けのゲームなのに、道中セーブなしの3時間ダンジョンは許されんぞ……

 ④ 意味不明のシナリオ
子供向けと侮って適当にシナリオ作ったんじゃないかと思われるくらいには劣悪。
長い苦行を乗り越えた先のエンディングがあれじゃあなあ……
いくらなんでもお使いばかりじゃ飽きます。もう少し能動的に動くような要素がほしかったですね。

 ⑤ 世紀末的戦闘バランス
アルテリオス計算式が許されるのはHPが2桁のゲームまでである。
こんなけいろんなゲームをインスパイアしてるのに、なんでダメージ計算式はインスパイアしなかったんだろう……
まさかDQのダメージ計算式がわからなかったとかいう、情けないオチじゃないだろうなあ……??
DQの「ATT/2-DEF/4」は非常に安定感の高い計算式なので、
これを使ってたらもう少し安定感が上がったと思うのですけどね。

 ⑥ キャラクター・モンスターデザイン
これが最大にして諸悪の根源です。
こんなけゲームやらアニメやらが溢れてるこのご時世、デザインがある程度似通ってくるのは当然でしょう。
5人のキャラクターを作れば、絶対某かの要素は人気アニメや人気ゲームのキャラと同一要素はあったりしますので。

ですが、本作はそんなのをはるかに超越してるレベルでクリソツです。
その中でも特に、ヒバード(18話)と狂った熊(3話)に関しては、どう繕っても擁護不能です。
キャラクターデザインはカイマコト。モンスターデザインとして16名のスタッフが名前を連ねておりましたが、
これだけ人数がいて、どうしてこうなってしまったのか疑問に思います。

ただ、カイマコトが色々言われるのは当然ではありますが、彼1人の責任でないとも考えてます。
言っちゃアレですが、こんなのを起用した人物が一番悪いので。
過去、ろくな実績がないのに、本作のキャラクターデザインという看板役としての謎起用。
やる前からわかってたはずです。そして予想通りの結果になった。ただそれだけの話です。


真面目に仕事をやったスタッフの方々は可哀想ですが、
それ以上に可哀想なのは、こんなのを定価で買わせられたユーザーです。
こんな誰も得をしなかったゲームなんて、世に生み出すべきではありませんでした。

KOTYにはこんな言葉があります。

 「クソゲーが無くなるのは良い事です」

どの低クオリティゲームでも、最初からそれを目指して作られてるものはありません。
最初は高い志を持っていたものの、予算・納期・スタッフの練度・上層部やスポンサーからの圧……
様々な理由で挫折してしまい、悲しいゲームが生まれてしまったというものが殆どです。
しかし本作は最初からなるべくして低クオリティゲームになったという点で、非常に罪深いです。
このようなゲームが今後生まれないことを祈りつつ、筆を置きたいと思います。


さて、次回作についてですが、PS2でいこうと思います。SRPGです。
SRとしては初のPS2タイトルを取り扱おうと思います。
2007年産のゲームで、10年ルールから外れたばかりのフレッシュ(?)なゲームを取り扱います。
きっと皆様に楽しんで頂けると思いますので、頑張りたいです。

それでは皆様、また次回の作品でお会いしましょう。


筆者評価: