みなさんこんにちわ。すふぃあです。
    まさか連載終了から7年半も経つのに、再びこのタイトルに手を出すとは思いませんでした……
    連載開始時は送料込みで341円だったのですが、今や2,000円でも買えない時代になってしまいました。
    元々出荷数自体が知れてるところに、年が経つにつれてプレミア化してしまったのでしょうか。
    このままだと里見の謎もそうなりそうな気がしますが、あれは検証出来る要素がないのでやれません^q^


    何故既存のプレイ日記を放置してまでこの作品に手を出そうとしたのか。
    きっかけは、カイの専用武器・ドラゴンソードの実在をツイッターで確認したことでした。
    まさか本当に存在するとは思いませんでした。
    どれだけのスペックなのか、ウチでも入手可能なのかを調べるついでに、
    アンロマのデータ関係の検証をしようかと思いまして。誰もやりたがらないしな!!



    >あまりに見所がなかったので、もう少しこの戦闘を掘り下げてみましょう。
    >この敵に対して、カイは96点、ファラは125点、バークは166点ダメージを与えています。
    >攻撃力はそれぞれ23、28,41です。
    >となると、攻撃力1点につきダメージが4点前後増える、という認識でいいのかもしれません。
    >ダメージの乱数幅や、ダメージ減少の時に使われる防御点の係数などは不明ですが、
    >戦っていくとそのうちわかるかもしれません。
    >計算式もそんな難しくないはずですし


    (アンシャントロマン 第4話「吼えよ我が肉体」より一部抜粋)


    と宣ってましたが、想像以上に難解な計算式で、結局ゲームクリアまで計算式を割り出すことは出来ませんでした。
    攻略本が出てないため、敵のデータが全くわからなかったというのもあるんですが……
    ビヨンドザビヨンドの計算式を割り出せたことがウチの人生で唯一誇れることなので、
    今回、リベンジのつもりでこいつのダメージ計算式を割り出してみたいと思います。
    まあ簡単ではないでしょうが……


     ①プレイ前に考える
    しばらくの間、筆者の検証前考察を淡々と語りますので、興味無い方は②までスキップしてください(^ω^)

    元々このゲームはFF7の超劣化コピー品を目標にして作られたゲームです。
    となれば、FFのダメージ計算式を参照して作られた可能性があります。
    最も当時は今ほど解析技術が進んでいなかったので、本当に参考程度かもしれません。

    ただ、FF7の計算式はおそらく全く参考にされてないと断定できます。
    FF7のダメージ計算式って、基本的にダメージ1にはならないんですよ。



    FF7のダメージ計算式
       {[(レベル+攻撃)/32]×[レベル×攻撃/32]+攻撃}×基礎攻撃力/16×(1-防御/512)×乱数



    注目して欲しいのは赤い部分。
    FF7はDEFの最大値が255なので、最大でもダメージ半分に削ることしか出来ません。
    防具だけではダメージ減少がほぼ期待出来ません。各種バフとHPで敵の攻撃を受けるような計算式になってます。

    しかしこのサイトを見てる方なら既にご存じの通り、トロマンは被ダメ1が存在します。
    よって、この計算式は全く参考にされてないでしょう。
    ただ一つ言えるのは、某かの形で「レベル」が使われてる可能性は高いと考えてます。
    ATTの累乗か、若しくはATTとレベルの乗算か、あるいはどちらかに某かの係数を与えているか……

    これ以上は実際データを集めてみないと始まりません。
    早速挑戦してみましょう。


     ②実検証










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    わかんねえ。わかんねえ。
    なんで防御高い方が被ダメでかいんだよ。
    そのくせクリティカル時のダメージ(CTはクリティカルの略称)はカイよりミシリアの方が増加量多いし……


    よし、考えても仕方が無い。バークのデータを取ってから考えよう!






    もっと訳がわからなくなりました。

    4時間の試行錯誤の末、以下のようなメモを残しました。
    なお作った後「こんな訳のわからない計算式は初めてだ」と言い残したとか。



     


    サイズのでっかい画像な上に、他者に見せるためのレイアウトを前提としてないので訳がわからないかと思います。
    まああれですよ。検証に4時間もつかっておきながら






    検証班泣かせすぎるだろこれ……


    とりあえず現段階でわかったことは・・・

      ●DEFを上げれば、一応被ダメは下がる。(ただ1にはなってくれなかった。)
      ●クリティカル時のダメージ増加量は、死にステだと思われてた「ST」の値が大きく関わっている。
      ●与ダメ・被ダメの増減には「レベル」が関わっている



    くらいでしょうか。
    そしてどうしてもわからないのが、

      ●DEFの一番低いミシリアが一番被ダメが少ない


    最大HPが28しかないヒロインへの救済処置か?
    救済するならシナリオ上の扱いを救済してやれや。
    まあこのゲームは救いようのない要素が多いですが!!


    さらに追加で1時間半の検証を行うも、たいした成果は出ず。
    もっと掘り下げたかったのですが、使える武器防具の範囲内は一通り調べきったのと、
    平均Lvが3になると、ここで出てくる最弱のモンスター「フックビー」とエンカしなくなることが判明。
    被ダメ・与ダメにレベルが関わると知ってから、最もその影響が少ない敵をターゲットに絞っていたのですが、
    現段階の環境ではそれも限界のようです。



    閑話休題。
    トロマンにはドーピングアイテムが存在します。
    ヘカまんなら最大HP、パワーマンならATT、タフまんならDEFという感じに。
    なんで中華まん系ばっかなんだという点は連載時から思ってましたが……
    ただ、これを使えばレベルを変化させず、能力値を気が済むまで上げることが出来ます。



    というわけで、今回は検証用として特別に不思議な技を使って、このドーピングアイテムを大量量産することにしました。




                  /ドンッ!!!\




    ようやくこれで検証を掘り下げることが出来ます。



     


    横軸がミシリアのATT、縦軸が敵への与ダメです。  
    この結果、以下のことがわかりました。  


       ●ATTと与ダメは比例する。  



    これがわかっただけでも大きな進歩です。  
    グラフが一直線上になってるのを見て「よっしゃ!」と思いましたからね。  
    この次は、レベルによる係数を導き出す必要があります。  
    これさえわかれば、検証がさらに進むはz……  

















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    本当にどうなってるんだこのゲーム…………