みなさんこんにちわ。すふぃあでございます。
今週も真・聖刻を始めていきます。
前回はミシェルダが仲間になったところまでした。
今回はまずカーラング伯爵の城へ行くところから始まります。
移動は一瞬なため苦労は特に要らないのですが……
カルヴァレー王宮と作りが全く同じ気がするのは気のせいでしょうか。
樽や箱の位置とか、すごい見覚えが……
仕方ない、同じ職人が作ったということにしよう。
筆者の記憶違いかもしれませんしね。
たかが箱の配置とか筆者のチンケな記憶力で覚えられているわけないですし。
城に入るなり、姪権限で執事にカーラングを呼んでこいと命令。
まあこの執事もミシェルダの事は当然知ってますしね。
執事に呼ばれて飛び出てババババーン。カーラング登場。
ドットじゃあまりビジュアルはわかりませんが、壮年のナイスミドルといった感じでしょうか。
噂出回るの早すぎだろ。
この噂はシフォンが既に考えていたため想定済。
ミシェルダがシフォンのフォローのためにカーラングの説得を開始します。
意外にも頭の回る主人公……なのでしょうか?
ミシェルダの話を聞いて、あっさり納得するカーラング。
シフォンも「なかなか話のわかるおっさん」とそれなりに評価していましたが、
姪の言葉もあるとはいえ、「盗賊団の副頭領が金目的で王女誘拐」という話はなかなかに信憑性を持っているため、
これを否定して、シフォンを受け入れたというのは、並の度量ではできません。
「ミシェルダがシフォンにダマされている」という可能性も十分ありえますからね。
それらの可能性を考えた上で、シフォンを匿うことにしたカーラング。
流石大物と言われるだけのことはありますね。
ここらは小説版がベースとなっているため、しっかりできております。
問題は小説の内容をゲーム内ではことごとく端折るからダメなのであって。
さて、カーラングとは別に、出会いがもう一つありました。
このルシュナスと呼ばれた人物は、カーラングの息子にして、ミシェルダとは従兄弟同士にあたります。
どっちの方が年齢が上かはわかりません。
ちなみにルシュナス曰く、「ミシェルダとはお互い将来を誓い合った仲」とのこと。
きもっ
こうしてイロモノキャラも増やしていくスタンスなんでしょうか……
何故かこいつもミシェルダと同じく三つ編みなんですが、キタン地方の王族はこういう風習でもあるのでしょうか。
当然ながら(?)ミシェルダは「誓い合った覚えはない」とバッサリ。
子供の頃幼なじみと将来を誓い合うというのはエロゲによくある展開ですが、
筆者はそういうドラマティックな展開がありませんでした。ドチクショウ。
……と、ここまで人間関係を軽く書きましたが、実はミシェルダはカーラングの姪ではなく「実娘」なのです。
で、このルシュナスはカーラングの息子ではなく、ただの養子です。
所謂ネタバレというやつなのですが、これが説明書に書いてあるというのだから笑えます。
なんでウチは説明書のついてないやつを買ってしまったんだ!
流石に今から説明書付きのを再購入する気は全くないですが。
晩飯も食い終わってさあ寝るぞ!という状況になりましたが、
寝てる時に事件は起こってしまいました。
ちなみにルシュナス曰く「毒を盛られた」とのこと。
調理室でその毒が見つかっているため、シフォンは容疑者から外れることになりました。
まあ、こんなところで疑われても仕方ないですしね。
いざ調理室にいくと、嗚呼死屍累々。
死体とかはないんですが、毒にやられた人で盛りだくさん。
調理人皆苦しんでます。
ルシュナスの分析によると、この毒は症状が出るまで時間がかかるもので、
東方渡りの毒物らしく、ここら辺の医師では解毒するのが不可能。解毒剤を必要とします。
また、井戸水に毒を入れられたのが主原因で、それで晩飯食った人全員が毒を食らって苦しんでるようです。
では、何故シフォンやカーラング達はけろっとしてるのか。
全てはこの人のおかげです。
筆者は毒物の臭いがどんなものかわかりませんが、
シフォン・ルシュナス・カーラングでも気付かなかった毒の臭いを、なんとなく嗅ぎ分けるとは……
嗅覚が特に優れてるのか、あるいは修行の最中にそういうものを見たことがあるのか。
何にしても、またもや姫様のおかげでシフォンは救われました。
……つーかこの主人公、今までなにした?
前回の操兵戦にしても、カーシャの目標ラインに到達できず、
青い珠の力がなければあやうく殺されていたところでしたし。
ここまで見せ場まるでなし!見せ場はあるのでしょうか。
話を戻しましょう。
ルシュナスは、ミシェルダを狙った犯行ではないかと推理。
本当かどうかは知りませんが、よりによってターゲットが自らの力で回避するとは皮肉な話。
当然ながら、この話を聞いたミシェルダは犯人探しに燃えているご様子。
もう姫様主人公でいいんじゃね?
ここから犯人捜しが始まるのですが、これが非常に厄介です。
なんせノーヒントですからね。城の使用人やら兵士を総当たりするしかありません。
この情報を全部集めるのに30分ほどかかりました……
真・聖刻はキャラの移動速度は普通に見れるレベルなんですが、城が無駄に大きく、
またフラグ探しが割と面倒で、とにかく総当たりする必要があります。
そのため、中身が薄い割りに時間がかかります。
思わずコントローラーを投げそうになったのは秘密です。
以上から、犯人がケニーであると目星を立てます。
決定的な証拠と言えるほどのものでもないですが、とりあえず本人を詰問してみることにしましょう。
∩___∩
| ノ ヽ/⌒) あばばばばばば
/⌒) (゚) (゚) | .|
/ / ( _●_) ミ/ ∩―-、
.( ヽ |∪| / / (゚) 、_ `ヽ ←ケニー
\ ヽノ / / ( ● (゚) |つ
/ / | /(入__ノ ミ あばばっあびゃばびゃばば
| / 、 (_/ ノ
| /\ \ \___ ノ゙ ─ー
| / ) ) \ _
∪ ( \ \ \
\_)
というわけで、犯人は見つかりましたが何も事態は進展しませんでした。
結局解毒法も目的もわからなかったわけですからね……
大方こいつもカーシャの呪いを受けたとかそんなんなのでしょうけど。
まずは毒だけでもなんとかしないとということで、カーラングが閃いたのは、「聖泉」というものです。
ありとあらゆる病や怪我を治すという特殊な泉で、このカーラング家の城はその泉が湧いていた地下遺跡の上に立てられたものだったのです。
100年前に一度枯れたのを確認したそーですが、「もしかしたらもう一度」という僅かな望みにかけて、
シフォン達は地下遺跡を突き進むことになりました。
さて、初めてのダンジョンということで、ようやく普通の戦闘に関して説明することができます。
前回の操兵戦と、人間が動く戦いは戦闘方法が全く別で、
人間戦の場合はオーソドックスなコマンド入力形式になります。
なんで殺し屋がこんなところに住んでいるのかという疑問もありますが、
DQの世界で言うスライム程度の実力しかないので、軽く屠ることができます。
ちなみに攻撃したときのエフェクトとSEは操兵戦と同じです。つまりここでも水を殴るような音が出てきます。
音響班仕事しろ。
まだ序盤なのでなんとも言えないところがありますが、命中率は約60~70%程度。またしてもガイアセイバーの再来。
今回の収録では統計を取らなかったので、次話では命中率の統計を取ってみようと思います。
攻撃あたんない……
あ、エンカウント率も黄昏のオード級ですよ。
ただそんなクソ命中率であるにも関わらず、
こちらの攻撃が1~2発当たれば倒れるというスペランカー体質のおかげで、1戦闘自体はそこまで時間かかりません。
とまあこれだけなら、単にちょっとバランスの悪い戦闘だけで済むんですが……
この真・聖刻にしかないオリジナル要素がアレなんです。
まず1つめ。
レベルが上がる毎に「LEVEL UP」というバカでかい文字が流れてきます。
こんなに自己主張しなくてええわ!!
レベルの上がる速度もかなり速いため、ちょっと戦闘するだけでこのでっかい文字を見るハメになります。
一瞬の出来事ですが、結構ウザい要素です。
2つめ。このゲームは、経験値を溜めてレベルを上げるという極普通のシステムです。
では、ここでルシュナスのステータス画面を見て頂きましょう。
経験値の項目が何処にもないんですが。
戦闘終了後に「3の経験値」という情報は出るのですが、何の意味も為しません。
なんでこんな重要要素がマスクデータなんですかね……
3つめ。敵は1戦闘で最大2匹までしか出てきません。
あと、本作はレベルでエンカウントする敵が変化するというシステムが採用されております。
よって、一定レベルまで上がると、先ほどのアサッシンは二度とお目にかかれません。
まあドロップアイテムというシステムはないようなので、特に問題は無いのですが。
で、このシステムがクセモノでしてね……
あるレベル帯では、「トリケイド」「ヴォウン・ヴォウン」と「トリケイド」「グァドラ」。
エンカウントパターンがこの2種類しかありません。
ここからレベルが上がると、「グァドラ」「ガァーム」と「ガァーム」「ネルケア」の2パターンで固定になります。
ナメてんのか。
この仕様のためか、本作では「同一種の敵が2体以上同時に出てくる」ということがありません。
全体攻撃もあるにはあるらしいのですが、一度に最大2体のエンカウントではあまり旨味が……
なんとも戦略性に乏しい仕様となっております。
某レビューでは「ゲームじゃねーだろ」と冒頭でツッコまれてましたがなるほど。
本作の恐ろしさがようやくわかってきた気がしました。
これはやべえ!!
この苦行を繰り返しつつ、地下14階まで突き進むシフォン一行。
おお!泉が湧いてるではないか!
なんにせよ、伝説が本当ならこれで城内の人たちは助かります。
これだけで済めばどんだけいいかと思うのですが、タダで帰らせて貰えるほど甘くはありません。
青い像らしきものが突然動き出して、電波臭漂うコメントを放ちます。
ここからがまた訳判らなくてですね……
「!! 何故だ……何故二人もいるのだ。
《選ばれし者》はその時代一人だけのはず……ありえない……何が起きたというのだ……
……わたしの使命は《選ばれし者》に聖なる刻印を印すこと……それは一人だけと定められている……
わたしが目覚めた以上どちらかが《選ばれし者》に違いない。さあ、わたしと戦え。
《選ばれし者》の力を示すのだ。」
おい、随分適当だな。
《選ばれし者》の予感は感じられても、誰が本命なのかはわからない模様。
倒せばその資格を得ることができるのでしょうが、こんな適当な決め方でいいのか……?
こうしてボス・水晶像との戦いが始まります。
こんなけ手が生えてても1回しか攻撃してきません。
戦闘の中身?ルシュナスのHPが19点削れただけのイージー戦闘なので割愛です。
よえー
戦闘終了後、水晶像はルシュナスの方向を向いて呟きます。
数分前に「どちらかが《選ばれし者》に違いない」とほざいてたのは何処の誰だ。
ハイパー適当ですねこの人……いや像。
突然像がルシュナスの方に向かってきたためか、何故かルシュナスを庇うシフォン。
これによって、「聖刻」はシフォンの元に宿ることになりました。
どういう下りでこうなったのか、小説がないのでなんともわかりません。
お前最後まで本当に適当だな。
最後に「残り3つの刻印を探せ。さすればお前は地上をのべる王の中の王になれる」と言い残して、消え去りました。
王の中の王ってなんやねん……
ここから傷口がどーの、伝説の秘操兵がどーの色々話がありましたが、
まとめるだけの脳みそと気力が残ってないためパス。
大きな流れはこんなけです。
このため、ミシェルダはシフォンと共にカーラング城を出ることを決意。
先ほどの水晶像が残した「ガラスの地図」を手がかりに、「刻印を探す」のだそうです。
そんなシフォンに、カーラングからのお土産があります。
なんと操兵をプレゼントしてくれることに。
この世界において、操兵は古代遺産という設定で、現在の文明レベルでは量産がきかないため、
相当に貴重なものであるにも関わらず、この操兵をシフォンにくれるのだそうです。
これも、カーラングが娘のことを大切に思っているからこそ、なのでしょう。
こうして、操兵を手に入れたシフォンは、ミシェルダと共にカーラング城を後にするのでした……
え、ルシュナスはどうなったかって?
「ミシェルダ……」と呟きながら布団抱いて涙でも流してるんじゃね?