みなさんこんにちわ。お久しぶりのすふぃあでございます。
第六作目の今回、満を持してお送りするのは、1年以上前から書きたいと思っていた伝説のPS-RPG、
その名も「里見の謎」をお送りしたいと思います!




ちなみにこちらは5000円もかけて購入した大作です。
なんでこんなに高いんだ……




さて、まずこのゲームのストーリーを軽く書き出してみましょう。


【ストーリー】
悪のカルト集団「ヌーヌー」が(筆者はここで読むのをやめた)


そういえば、このゲームのパッケ裏に、斬新なシステムの数々を取り入れたみたいなことを書いてあるので、これも予め解説しておきます。


・D.C.B.S (正式名称:ダイレクト・コマンド・バトル・システム)
 ボタンにコマンドを割り振ることにより手に汗握るハイスピードな戦闘を実現
…………という謳い文句とか。

・P.M.L.S (正式名称:プログレッシブ・マップ・リンク・システム)
 快速の縦スクロールRPG……らしい。

・F・E・C・S (正式名称:フラッシュ・エンカウント・コントロール・システム)  
 マップから戦闘画面への驚異的な切り替えの早さ…………本当か?


みなさんはこれを見てどういう感想を持ちましたか?
ウチはこの時点で色々諦めました。
わかってた話だって?いやそりゃそうなんですけどね……


で、では……前置きはこれくらいにしておきまして、早速ゲームを始めましょう。
まず主人公の名前を設定(デフォルト:夢若)するのですが…………





なんと言いますか、自分の名前を付けてプレイしたくねえ。
デフォルト名は「夢若」。御年12歳。潰れたような顔しやがって
つぶやきシロー摩訶摩訶の主人公ですら自分の名前を付けた筆者でも、これはためらいます。
うーん、どうしようか…………


しかし、この里見の謎にはなんとオートネーミング機能が備わっております!
名前の文字を選ぶところに「自動」というコマンドがありまして、これを押せば自動的に名前を決定してくれるのです。  
さっそくやってみましょう!レッツネーミング!











命名:ぜぴむょに






えっと、これもしかして完全ランダムで1文字ずつ選んでるとかいうやつですかね……
確かに「自動」という謳い文句は間違ってはいませんけど、せめてもう少しくらい頑張れなかったのか。


こんな名前で進むと、こんなタイピングしにくい名前を毎回打たないといけないという地獄が待っているため、
仕方なく諦めてデフォルトの「ゆめわか」でいくことにしました。
その他ももうデフォルトで。2番目の画像の真ん中上に映ってる目つきのヤらしい人が「洋介」。
真ん中下にちょろっと移っている犬が、ペットの「ラブリー」なのですが、






あんまり可愛くないですね……



あとこのゲーム、ヒロインが二人いまして、冒頭でいきなりどっちがタイプなのかと聞かれます。
ヒロイン選択とか、ギャルゲーかこれは。
まあいいや。とりあえず選択肢をくれ。







脳内閣議を開いた結果、0.1秒で千夜に決定。


だって筆者、今風の女子高生とかハイパー苦手なんですもん。
「一見おとなしそう」と書いてありますが、すっげえワガママっぽく見えるんですが。
顔の角度と指のポーズがそうさせるのでしょうかね……

千夜もグラのショボさはどーにかならんのかとは思いましたが、
描く絵師さんを変えれば、かなり良さげな感じがします。
というわけで、筆者は千夜をヒロインに選びました。初期設定以上!



早速ゲーム本編が始まるのですが、いきなり海のグラフィックが出まして、
バックで怨霊のうめき声のようなナレーションが入ります。
どうやらこのゲームのストーリーを喋っているらしいのですが、日本語として解読できませんでした。
もう少しはっきり喋れよ……


そして「製作総指揮 小澤夢生」というテロップが同時に流れます。
まあこの人が全ての元凶です。
彼は本作の開発元であるサンテックジャパンの社長。
ちょっと話は逸れますが、この会社は何をしていたのかといいますと、
業務用のカラオケ事業を行っており、レーザーディスク媒体中心の音源を作っておりました。
ピーク時は10000曲以上のカラオケ曲を作っており、JOYSOUNDにも提供していたのだそうです。

そんな中、業績好調ということでゲーム事業にも参入。
その第一作目がコレだったというわけです。

……もうこの流れで大体想像は付くでしょう。
ゲームに縁もゆかりもない会社が、突如ゲーム事業に参入してゲーム製作を始めたらどうなるか。
その結果、どんなジャイアンシチューがこの世に生み出されてしまったのか。



謎のうめき声が終了した後、夢若と洋介が釣りをしているシーンが映し出され、
夢若がいきなり壺を釣り上げるところから始まります。      
そして、釣り上げられた壺を見て、洋介がぽつりと一言。






そして、一人だけとっとと撤収。
洋介はとっとと撤退したのは、何かの伏線だというのか?!(ねえよ


洋介が撤退した後、夢若とラブリーも壺を持ったまま撤退することに。
しかしその帰り道、夢若がいきなり怪しげな独り言をつぶやき始めます。
この時点で、この主人公にいい印象を持つユーザーは少ないと思われますが……

結局独り言をブツブツ言いながら、自宅へと帰還する夢若。
家の中には母がいまして、その母に向かって帰宅の挨拶を一言!








こっちの頭が変になりそうなんですが。

頼むから日本語を喋ってくれ主人公よ……
いくら12歳といっても、もう少しなんというかこう……表現する方法とかあるだろ?な??


そんな夢若の意味不明な台詞に対し、母は普通にいつもと変わらないリアクションを見せていましたが、
壺を見せた瞬間、顔が真っ青になって態度豹変。


  母「どれ?……!この壺は!……!
  そ、そうねぇ、変わった壺ねぇ……
  とにかく、今日ははもう寝なさい!母さんも疲れたから、もう休みます」



そう言われ、寝るしか選択肢がなくなった夢若。
自室に戻って、ラブリーと一緒に寝ることに。
そして翌朝、夢若が起きていつものようにテーブルのほうに向かうと、
そこに母の姿はなく、代わりに一通の手紙が。
不思議に思いつつ手紙を開けてみると…………






いきなりかよ母さん!!


突然の失踪に、訳がわからなくなる夢若とプレイヤー。
頭を整理しつつ、その続きを読んでみることに。


 「しばらく帰ってきません。あなたはもう大丈夫!
 ラブリーと力を合わせていくのですよ!
 お金を置いていきます。足りないときは銀行からおろしなさい。
 あなたは特別な運命を背負った子です。
 その運命に逆らわず、何があろうとも勇気を持って立ち向かってください。
 全てはここから始まります。
 ……… 母より」



勝手に特別な運命を投げつけるな。

何がどう大丈夫なのかもわからないし、一体何をしろと言ってるのかもわからないし、
もう少し何か具体的なことを書けなかったのか母よ。
あまりに無責任すぎませんかね……



 「……追伸
 ヘッケル博士を訪ねなさい。
 それからヌーヌー言ってる人達には気をつけなさい!」



頼むから日本語を喋ってくれ。



何はともあれ、最初の目的地はヘッケル博士のいる場所のようです。
自宅でおにぎりを回収し、愛犬を連れて旅立つことに。
とりあえずスクロールが縦方向しかないことに気づきましたが、
ああこれが「プログレッシブ・マップ・リンク・システム」なんだなーと思いました。
わーなんて画期的なシステムなんだー(棒読み)


ちなみにDQ1でも横スクロールはありました。



さて、そんなこんなでヘッケル博士のいるタテヤマーナの町に到着しました。
とりあえず路頭に迷っていると、道場を発見。
師範代らしきじいさんに話しかけると、


「修行をなさるのかな?」
→「はい」
「ならばこの私が相手になろう」



そう言って、いきなり戦闘画面に入りました。
どんなシステムなんだろう、とゆったり構えていたら、戦闘開始から4秒後。










は?