みなさんこんにちわ。祝・第十話、すふぃあでございます。
物語は中盤から終盤へ差し掛かろうとしています。
果たしてこの物語は、無事ゴールインできるのか!
答えは筆者にもわかりません(
さて、前回は騎士団にお呼ばれしたところまででした。
早速船を使って騎士団領へ!
……と行きたいところですが、ちょっと待つべし。
パブへ行ったところ、詩人の台詞が今までと変わりましてね。
悩める詩人。しかも相当な事情通と見えます。
今まで適当に街のBGMを変えるだけの人が、なんか思い詰めてます。
「このまま世界は滅んでしまうのでしょうか……」と、独り言のように呟いてたり。
そこに「そんなことは絶対にさせない!」と、独り言に向かって叫ぶと、
詩人がその声に応えてくれます。
なにやら今重要な情報を得たような……
この詩人、ただの放浪者じゃないような気がします。
世界各地を回ってるから博識、とかいうレベルを超えてます。
うーん……まあ、悩んでも仕方ないので散策に行きましょう。
騎士団領は後回し!
名誉騎士がそれでいいのかって?知らん。
しかしウロの横にそんな表示は出ておらず、フラグ不足と感じて世界各地を回ることに。
誰かから情報聞かないと、詳しい場所がわからない仕様なんですよね、コレ。
ローザリアを手当たり次第回ったり、クリスタルレイクに今更行ったり、
なんとなくノースポイントから船に乗ってみたりと、
色々やってみましたが、イマイチ手応えがなかったので、
もう一度ウロで、詩人のおちゃーんに場所を聞いてみることにしました。
おっちゃん、さっきと言うてる事が違うやん。
もしかして、何かフラグでも立てると喋ることが変わったりするんでしょうか。
まあいっか。今は何も考えないようにしましょう。わかんないし。
そして外に出てみると、「オールドキャッスル」という地名がいつの間にか出てました。
もしかしたらさっきからあったのを、見落としてただけかもしれません。
いや、さっきまではなかったような……もしかしたらあったかも…………
まあいっか。細かいことは気にしないようにしましょう。
まずはこのオールドキャッスルに行くことに!
今までとそんなに敵が変わる訳じゃないし、これは余裕かn…………
「吹雪」
〈 ´゚д゚`〉 ………………
えっと……あまりに突然のことなので、撮影するのを忘れました!
なんか今、もの凄く酷い数字が見えた気がしたのですが。
全体攻撃600点とか、一撃全滅クラスのダメージなのですが……
あれです、第三話以来の絶望感を感じました。
今まで順調に行きすぎてたせいか、ロマサガの真の恐ろしさをすっかり忘れていましたよ!
たまに使ってた技とかも、バンバンに使っていかないと、あっという間に全滅ということもありえそうです。
技ポイントも上がってきましたし、2本撃ちとかどんどん使っていくとしますか。
ちなみに最近の悩みは、アルベルトとジャミルの最大火力が低いことです。
特にアルベルトは、通常攻撃のダメージがアイシャの半分……
威力の高い技を持ってないので、隼切りで先制を取るぐらいしかやることがありません(´・ω・`)
何時になったら、この攻撃力不足は解消されるのやら……
まあ色々苦労もありましたが、得たモノはかなり大きかったです。
ジュエルが5個かそこらも手に入りましたからね。
これで総計11ジュエル。こんな大金、使い切れる日は来るのでしょうか。
ガーラルアーマーですら9999金ですからね。
そんなこんなで、色々大きな戦果を得て城を抜けました。
戦果だけじゃなく、街の住民も大きかったです。
なんかここはビッグサイズの人が住んでる街のようです。
家もでかい。ベッドもでかい。何もかもがでかい。
でも宿には泊めさせてくれないなど、心はイマイチ小さいようです。
なんでだろうと思って、色々家に入ってみると、
他の人とは身なりが違う、如何にもキーキャラみたいな人がおりました。
「サルーインと戦うためには強い力が必要なの。手を貸して!」と訴えますが、渋い表情。
何故か。神同士の戦いで、世界は一度滅びを迎えました。
ここらへんは第7話を見ていただけると、いいかと思います。
この戦いの後、巨人族はなんとか生き延びたものの、苦しい日々の連続で、
もう神の戦いに巻き込まれるのは懲り懲りだと言っているのです。
その台詞を聞いて、アイシャは思わず
と叫びました。
その言葉に何か感じる物があったのか、
「……立派な台詞だな。なかなか言えるものではない……」とつぶやき、
ここにあるアイテムを購入する権利を、アイシャたちに与えてくれました。
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/ ⌒ ⌒ \ よくぞ言ってくれた
| (__人__) | 褒美としてアイアンソードを買う権利をやる
\ ` ⌒´ / ☆
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/ > ヽ▼●▼<\ ||ー、.
/ ヽ、 \ i |。| |/ ヽ (ニ、`ヽ.
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l | |ー─ |  ̄ l `~ヽ_ノ____
/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ-'ヽ--' /アイアンソード /|
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/アイアンソード/|  ̄|__」/_アイアンソード /| ̄|__,」___ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/.アイアンソード / ̄ ̄ ̄ ̄|/アイアンソード/| / |
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いや、アイアンソードは要らないから。
そんなわけで、溜めに溜めた11ジュエルをぱーっと使うことにしました。
疾風の靴だの火神防御輪だのを買ってたら、あっという間に無一文になってしまいました。
さ、流石神々の鍛えた武具とだけあって、コストがアホみたいに高いです……
またいずれここには来るような気がします。
まだまだ欲しいものは沢山ありますからね。
いろんなアイテムを購入して、巨人の里を後にします。
次は最後の試練とか言ってたような気がしたので、これもフラグかと思い、
試練の場所がローザリアにあるっぽいので、色々また探し回ってみました。
………………………………
父さん、ついに見つけてしまいました。
ロマサガ1で最も有名なシーンといえば、これでしょう。
昔から台詞自体は知ってましたが、まさか自分自身がこのシーンに立ち会うとは、思ってもいませんでした。
……この選択肢、どうするか。
いや、悩む必要はない。ここを読んでる人たちが何を望んでいるのか、
それを考え、素直に選択すればいいだけの話だ。
ぽちっとな。
というわけで、3ジュエルのアイスソードを無事ゲッツしました。ちゃらららーん。
いやあ、コレ強いですよ?マジで。
色々倫理的な問題はあるような気がしますけど、細かいことは気にしない!
………………いや、何か救済とか後でありますよね?(小声
流石フリーシナリオ。極悪人にもなれちゃう、そんなサクセス(?)ストーリー。
おっと、話が逸れました。
色々やってるうちに、最終試練はガレサステップ西部にあることがわかりました。
最終試練というだけあって手強そうですが、見返りもきっと大きいはず。
行かなきゃ恐ろしさは判らない。吹雪が来たら逃げる。
そんなスタンスで行くことにしました。
やはり現実は厳しいです。(金銭的な意味で
この最終試練、1フロアしかない代わりに、フロア自体が非常に広大で、
敵も強いかでかい敵しかおりません。
HP2000オーバーは当たり前。おかげで技ポイントが嫌でも削られていきます。
吹雪?勿論あるよ!
おかげで全滅画面を何度見たことやら……
セーブと全滅画面を繰り返しながら、少しずつ道を切り開いていく筆者。
中でも苦労したのはこの3体。
一瞬「アカムトルム」と見間違えてしまったのは、うちだけでいい。
回避率が非常に高く、こちらの攻撃が全く当たりません。
ヴェルニー弓Lv15のアイシャでも全く命中しません。
かといって、メタルスライムみたく向こうの攻撃が貧弱かと言えば、勿論そんなはずもなく。
縦一列に450点前後のダメージを与える稲妻を落としまくってきます。
この危機を救ったのはジャミルでした。
細身剣自身の持つ命中率の高さもあって、2回に1回は命中させる精度の高さを発揮し。
総ダメージの9割ほどを一人で叩き出して、アルベルトが戦闘不能になりましたが、無事撃墜に成功しました!
ちなみに残りの1割は、アイシャが通常攻撃を1発当てただけです……
ジャミルがいなかったら、絶対勝てませんでした。
2匹目はこの風の精霊。なんと吹雪を操ってきます。
こちらはゲラハでもHP580ほどしかないので、敵の魔法詠唱が終わった瞬間、全滅確定。
それを救ったのが、ジャミルの大地の剣です。
必殺・石化の剣で相手を石にし、一撃死攻撃で辛くも勝利を収めました。
石化の剣という戦法に到達するまで、何回全滅したのか数えたくもありません……
そして最後の1体がこれ。巨大なゴールドドラゴンです。
風の精霊ほど攻撃力は高くないけど、吹雪使ってきます。450点ほどの攻撃力があるので、2発食らうとKOです。
で、こいつ滅茶苦茶HP高いんですよ……
アルベルトとジャミルのダメージはあってないような程度。
頼りはアイシャの2本撃ちと、ゲラハの2段突きです。
これまたかなりの回数全滅しました。
全員に回復魔法使えるようにしておいたのが、功を奏しましたよ……
風の精霊の吹雪と違って、ターゲットが全員にならないこともあったので(単に回避成功しただけかもしれませんが)、
回復魔法のリソースを削りに削って、ゲラハとアルベルトが倒れるものの、
この戦闘で3回目となるアイシャの2本撃ちが決まり(2回ミスりやがった)、
辛くもゴールドドラゴンを落とすことに成功しました!
全滅回数?数えたくもありません。
しかしその見返りは非常にでかく、アルベルトの最終兵器とも言われるレフトハンドソードを入手しました!
残り2つの武器は、殆ど苦戦せずに入手することが出来ました。
やはりこれが一番レアリティの高い武器だったんですねえ。
個人的にはエリスの弓が一番嬉しいですけど。
きっとアイシャのリーサルウエポンになってくれることでしょう。
……とはいえ、弓は技能Lvが低いとまるで役に立たないので、ちょっと修行が要りますかな……
ジャミルにサブウエポンとして持たせたヴェルニーの弓、勿論余裕で1ダメージでした。
全てのアイテムを集め終え、出口に向かうと、そこには一つの人影が。
なにやらこっちのことを知っているご様子。
…………まさか、まさか、まさか!
貴方があの エ ロ ールさんですか!!
(編注:エロを強調しないでください。)
い、いや!今はそんなことはどうでもいい!
何故神がここにいる!そして何の目的で待っていた!!
そしてプレイヤーの気持ちを代弁するがごとく、
アイシャが「何故自分で戦わないの?」という質問をエロールに投げかけ、
その問いに対し、エロールはこう答えました。
「かつて神同士の戦いがあった。その時、この世界は一度死んだ。
それほど神の力は激しいのだ。
私は二度とこの世界を死なせたくない。
さらに、人は自分の運命を自分で決める権利がある。
サルーインの為すがまま滅び去るか、それともサルーインに立ち向かうか、
自分たちで選ぶがいい。」
なんというか、自らの持つ強大な力を嫌悪してるようにも思えます。
どのみちこのまま何もしなければ、サルーインに滅ぼされるだけですし、
それでも自らの手は下したくないという気持ち。
なんか、誰かにサルーインを倒して貰いたいという、他力本願な気持ちが伺えます。
もしかしたら、オールドキャッスルや最終試練を教えてくれた詩人も、エロール本人だったのかもしれません。
サルーインを倒すため、神の力に等しいものを人間に与えることなど、神でなければできないことです。
この戦い、自らの手を下しても、自身の望むような結果にはならないこと。
神とて出来ることと出来ないことが存在するという、現実の壁。
運命という一言だけでは表しきれない何か。
難しいものですね。うちにも上手く語ることは出来ません。
最後にエロールは、サルーインはアルベルトの居城であったイスマス城の下にいるという情報を与えてくれました。
これが神に出来る、精一杯のことなのかも知れません。
神の力を持つ三つの武器を手に、アイシャ達は最終試練場を後にします…………
次号、神の武器を手にしたアイシャとその仲間達が、騎士団領で大暴れ!
■ おまけ
ガラハドころしの おめいを てにいれたぞ!!
- 続く -
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