■ Data ■
発売日 価格 ハード 発売 ジャンル
1999/3/18 5,800円 プレイステーション コンパイル RPG

1999年3月18日。
近所のゲームショップにて、筆者は予約していた一つのゲームを購入しました。
その名はわくわくぷよぷよダンジョン決定盤。ゲーム雑誌でその存在を知り、即時予約しに行きました。
当時、筆者はぷよぷよ熱がかなり高く、素人レベルではありますが通もSUNもかなりプレイしました。
ローグライクという名前が一般的ではなく、トルネコやシレンをやったこともありませんでした。
割と魔導キャラに釣られて買ったところはありましたが、それでも発売日までとても楽しみにしていたことは鮮明に覚えてます。

結論から言いましょう。これこそが筆者の人生の中で最高のゲームであると。


【評価点】
・可愛らしいキャラが動く魔導らしい世界観
・難易度は易しめ。ローグライク初心者でも大丈夫
・魔導書集めやアルティメットタワーというエンドコンテンツも
・テーマパークをベースにした明るめのストーリー

【問題点】
・死んでもレベルが1にならない仕様など、シレンやトルネコを経験した人には違和感が強い
・キャラ性能格差が大きく、主人公のアルルはある程度成長するまで相当苦労する
・完クリまで3キャラ分のメインストーリーを進めなければいけないため、時間が相当にかかる


まずキャラクター。
筆者はこの時代のアルルが一番可愛いと思ってます。
オーディションで選ばれ、通決定盤・SUNでアルルの声を務めてきた小沢さんの声が一番印象に残っているんですよね。
ふとももが映えるミニスカートも……っと、これはゲームに関係ないのでここでやめておきましょう。

登場キャラは基本的に魔導物語に関わるキャラクターばかりで、敵として出てくるMOBはテーマパークの職員であるとのこと。
お化け屋敷のお化け役みたいなものでしょうか?その割には割と殺意高いですが……
一部で不気味な敵やらおどおどしい敵もおりますが、それらも魔導世界の範疇で収まっており、
魔導物語やぷよぷよ好きであるならば受け入れられるキャラデザでしょう。


基本的な部分は概ね他のローグライクと同じようにハックアンドスラッシュが基本となっており、
宝箱を開いたり敵を倒してアイテムを拾うなりして装備を調えていきます。
しかし、本作はある種独自路線を走っており、他のローグライクとはかなり異なる部分があります。

 ・レベル継続制。ダンジョンをクリアしたりゲームオーバーになってもレベルが初期化されない
 ・満腹度ゼロによるゲームオーバーがない(但し空腹状態になると与ダメージが25%に下がる)
 ・MPや特技が存在
 ・アイテム鑑定や合成に成長の概念があり、失敗を繰り返すことで成功率が向上していく


以上から、諦めず着実に成長させていけば何時かはクリア出来る易しい仕様となっております。
特に本作の事実上の主人公であるシェゾは、攻撃・防御共に高めであり遠距離攻撃も備えているなど、最も使いやすいと思っております。


では、問題点の方で上げているキャラ格差について。

 【シェゾ】
上でも書きましたが、攻防共に高めで魔法による遠距離攻撃もあり、最も使いやすいキャラです。
所持している魔法は全体的にやや燃費が悪いですが、近接攻撃だけでも十分戦えるので大きな問題にはならないでしょう。

 【ルルー】
攻撃力に関してはシェゾ以上であり、お供のミノタウロスの存在もあって序盤は楽に進めます。
ただ遠距離攻撃が少なく、複数の敵をまとめて攻撃する手段に乏しいため囲まれると辛いです。
また、ミノ君は最終的にはお荷物になります。何故って、彼には装備の概念がないから……

 【アルル】
多数の遠距離攻撃を持つ魔法キャラですが、攻防共に最低で非常にゲームオーバーになりやすいです。
パートナーであるカーバンクルはほぼ無敵ですが、自分から攻撃することは一切なく、空腹になったら落ちてるアイテムを手当たり次第食っていくお邪魔虫です。
他の2人と同じぐらい戦えるようになるのは中盤以降で、主人公なのに茨の道です。


というわけで、ある程度育つまでは間違いなくアルルが最弱です。
仮にも魔導シリーズの主人公なのに……
ただアルルのフォローをするのであれば、見た目のデータよりは物理攻撃に強いということです。
筆者が独自で本作の解析を試みたところ、アルルは斬耐性と殴耐性が他の2人と比べて高く、防御の数字が同じであれば20%程度被ダメが少ないです。
なので装備が整えば最終的には最も強くなる可能性を秘めた晩成型ではないかと考えております。
まあ途中からドーピングアイテムが無限に買えるようになるんですが。


この3人のキャラのメインシナリオを進めた上で、最終ダンジョンであるアルティメットタワーを出すという流れになりますが、
そこまでいくのにかなりの時間を要するため、全クリするのに60時間は軽くかかるでしょう。
沢山遊べるとも言えますが、気軽に遊べないという点も同時に抱えており好みは別れるでしょう。
まあ上に書いていないある意味最大の問題点が、値段が高くて購入難易度が難しいということなんですが。
仕方がないのです。ただでさえ開発遅延が続いてた上にこの頃のコンパイルは一度破産しており、生産数はかなり少なくなってしまったそうなので……
ネットで探しても10,000~15,000円。サントラだとその4倍の値段になります^q^
サントラ……もし当時に近場で売ってたら間違いなく購入していたんですけどねえ……_(:3」∠)_


独自要素が色々多く、受け入れる人にしか受け入れられないピーキーな仕様とはなっておりますが、
自分の中で与えた影響は非常に大きく、ギガゾンビの逆襲やアークⅡをも超える程です。
なんせ独自解析を試みたくらいですからね。プログラム知識がうんちなので全然進んでませんが。
今やコンパイルもなくなってしまい、版権の複雑さから再版もリメイクも一切望めない状況ではありますが、
それでも筆者はこのゲームを愛しており、生涯忘れられない存在となるでしょう。
ありがとうわくぷよダンジョン。君を発売日で購入出来たことは自分の人生で最大のファインプレーだったとすら思うよ。


筆者評価: