| 発売日 | 価格 | ハード | 発売 | ジャンル |
| 1989/11/30 | 6,500円 | FC | スクウェア | RPG |
このゲームは何時どういう経緯で購入したのか思い出せません。
我が家にファミコンというものが入ったのは1990年のことであり、それを考えると本作は発売から1年以上経ってから購入されたことになります。
ギガゾンビの逆襲が1990/9/14発売ですから、少なくとも数ヶ月以上は後のはずなので。
本作の元となった小説「トム・ソーヤーの冒険」も当時は全く知っておらず、いろんな意味で謎となっております。
唐突に我が家にやってきたこのソフトですが、母親が割と精力的にプレイをしていた記憶があり、
しかしクリアに到達までは至りませんでした。
しばらくして筆者がクリアまでこぎ着けることができましたが、それまで本作は「やたらと難しいゲーム」という認知で共有されていました。
まあ実際難しかったのですが……
【評価点】
・ファミコン後期時代の作品なだけあってグラフィックは綺麗
・1840年代の舞台をベースにしており、雰囲気の再現度が高い
・音楽は優秀。流石のスクウェア
【問題点】
・ストーリーはある程度方向性が決まってるが行ける場所がとても多く、ヒントの少なさも相まって非常に迷いやすい。
・システムが独特で当時としてはかなり難解
・HP回復手段が非常に少なく、戦闘難易度は高い
・恐怖の象徴・アリゲイター
まず本作のタイトルである「スクウェアのトムソーヤ(以降「スクトム」)」ですが、何故スクウェアのと付くのかというと、
「トム・ソーヤーの冒険」はセタというところから1988年に発売されているため、あえてこういう名前になったのでしょう。
ちなみにセタ版のトムソーヤは開発会社があのウィンキーソフトです。
この有名な方のトムソーヤことスクトムは、スクウェアのBチームという開発チームが作ったことでも有名です。
これはFFⅠの制作と開発チームが異なる(但し重複スタッフはいるそうです)ため、Bチームと名前が付いてるのだそうです。
音楽担当はFFシリーズでおなじみの植松伸夫氏です。そりゃ良曲揃いなわけだ……
プログラム面もバグといえるものは思い浮かばず丁寧に作られており、グラフィックも当時のレベルとしては優秀です。
しかし本作は割とアクが強いと言われてます。
それは何故なのか……
まず考えられるのは、自由度が高いが故に「何をしたらいいのかわかりにくい」というところにあります。
本作のコマンドは「とる」「しらべる」「ほる」といった独特なものがあり、シミュレーションゲームに近いものがあります。
アイテムにしても「つかう」「わたす」の他に「みせる」というものがあり、
中には特定の人物に対してアイテムを「見せ」ないと話が進まないイベントもあります。
トム・ソーヤの冒険らしく取れる選択肢が多い反面、ヒントが全体的に少ないので様々な人に話しかけないと展開が進みません。
子供がこれをクリアするには、かなりの忍耐力と理解力が要求されますね……
戦闘面も相当にユニークであり、このゲーム独特の仕様も色々あります。
まずHPやダメージが小数点単位まで存在するということです。
「トムのこうげき! 1.5のダメ~ジ!」
長音記号に「ー」が使われず「~」が使われている点にも独特さを感じます。(例:エミ~)
DQ1の時はロムの容量不足で使う文字を選別したという話は有名ですが、本作にもそういうものがあったのでしょうか。
「必殺技」に関しては一番訳がわからなくて、成功すれば敵を全滅させれる反面、失敗したら反動ダメージを受けるものなのですが、
成功条件が当時としては難解すぎて、初回クリアの時は1回も成功させることができませんでした。
トムたちの被ダメージ合計値が多いほど成功しやすいというものなのですが、当時小学生だった筆者にそんなことがわかるはずもなく……
また、本作は特定のエリアに入るといきなり敵が強くなることがあります。
その象徴とされるのがミシシッピ川なのですが、ここはワニ系の敵が出てきます。
このワニ系の一種であるアリゲーターが極めて強力で、物理攻撃をプレイヤー側全体に行ってきます。
HP回復手段がとにかく少ないこのゲームで全体攻撃はきついです!
ようやくアリゲーターからの被ダメを1桁に抑えて倒せる段階まで強化して次のエリアに向かうと……
「クロコのこうげき! 24のダメ~ジ!」
「かわのぬしのこうげき! 90のダメ~ジ!」 (この頃のトムの最大HPは100程度)
初回プレイ時はこれで1回心が折れました^q^
その他、強制的にリセットボタンを押してくる敵キャラという凄まじくメタいやつもおり、
いろんな意味でユニークなゲームであったと言えます。
なんで当時の自分はこれをクリア出来たんだろう……
少なくとも購入から数年以上は経った後ではありますが。
こんなスクトムですが、ロムカセット単品なら2026年現在でもそこまで値段が上がっておらず、意外と購入はしやすいです。
再販やリメイクの可能性はゼロに等しい本作ですが、冒険している感はとてもありますので、
平凡な日々に退屈しているそこの貴方、トムと一緒に冒険してみませんか?
そしてワニとランデヴーしてみませんか?
筆者評価:C