みなさんこんにちは。さたどらです。
何時もはゲームのプレイ日記やらミニレビューを書いてるさたぴーさんですが、
今日は一風変わったレビューをお送りしたいと思います。
事の発端は、2014年8月上旬。
仕事も終わり、夜に帰ってきてPCを付けたその時だった。
ヴィィィィィ…………シューン…………
ファッ!?
何が起こったかと思い、もう一度起動をかけることに。
するとBIOS画面にて、驚愕のメッセージが。
英語なので詳細な文面は覚えてませんが、要約すると「CPU温度上がりすぎ^q^」でした。
ちょっと待て。ウチはPCを立ち上げただけだぞ!
確かにブート時は高負荷がかかるけど、そんな程度でCPU温度の警告メッセージが出たら何もできねえって!
どうしてこうなった。
どれくらいの温度なのかをチェックしてみたところ、なんと73℃。
高い!高すぎるよママン!
CPUの温度と言われてもぱっとこない方もいらっしゃると思いますので、軽く解説しますと、
CPU温度は一般的に40〜70℃くらいが適正と言われております。
そして75℃を超えると危険信号。ここを超えるとオーバーヒートして、PCの電源がいきなり落ちる可能性が生まれてきます。
勿論温度が高ければ高くなるほどそのリスクは上がります。
また、温度はCPUの寿命とも密接に関わっておりまして、
平均温度が10℃上がると、CPUの寿命は半分になると言われております。
熱がCPU内の線を焼き切ったり、素子が焼死したりしてしまうわけです。
しかしこれはどう考えてもおかしい。
ウチは9年前に自作を始めてから、これで4つめのCPUになるのですが、
こんなことは今まで一回も発生しておりません。
これは何かがおかしい……
起動中も高熱状態が続いておりまして、
部屋内でエアコンをかけてるにも関わらず、アイドル時で45〜50℃。
20%の負荷をかけただけで90℃突破。
PCケース内に熱が充満してたりとかするならまだしも、筆者はフルタワーを愛用してるので、
熱充満はありえない話です。
となればあとはCPUクーラーか……?
昔からリテールクーラーCPUを買うと漏れなく付いてくるCPUクーラー。性能はお察し。しか使ってないため、改善の余地はあります。
しかしファンが止まってるなら故障と一発でわかるんですが、ファンは普通に回転しております。
まあまだCPU変えて4ヶ月なので、故障はないと思いますが……
可能性があるとするなら……
@ ハズレのクーラー引いたせいで冷却能力が悪い
A 高温続きのため、CPUグリスが劣化して熱を吸い上げなくなった
B 単にクーラーの能力不足
さあどれだ?と言っても、比較対象がなければ判断のしようがない。
ならばどうするか。いつも通り金で解決するという筆者らしい回答が出たため、
新しいCPUクーラーを試すことにしました。
前置きが長くなってしまいましたが、こいつが今回の主役です。どうぞ!!
R1 Universal。知る人ぞ知るハイエンドCPUクーラーです。
数千円も出せば買えるパーツに12000円も出すのがさたどらクオリティ。
その代わり冷却能力は素晴らしくグレートですのよん(*´ω`*)
ちなみに筆者の高校時代の友人が働いている某店で購入しますた。
筆者がPCパーツを買うときは、大体ココで調達しております。
では早速中身を開けてみましょう。
でかい(確信)
どのくらいでかいかって?
普通のリテールクーラーと比較して2倍はでかいんじゃないでしょうか。
冷却フィンの総面積は4倍以上違うと思います。
こんなにもでかいため、普通のリテールクーラーのようにピンで基盤固定するのは不可能なため、
リテンションキットというものを使用します。
基盤の裏に金属の板を装着して強度を上げ、その金属板にこいつを固定してしまうというわけです。
どのCPUにも対応できるように沢山部品が入ってますが、
今回使うのは左上と下だけです。右上のはゴミです。
筆者AMD製のCPU使わないからね。仕方ないよね。
初回品のため、ファンがもう1個別で付いてきてました。
誰がここまでやれと言った!
既にファンは2個付いてますがまさかの3つめ。でもせっかくだから使っちゃいましょうねー(*´ω`*)
説明書も付いてるため、自作経験の少ない人でも大丈夫! (流石に未経験者でも出来る!とはよー言いません)
日本語も併記してあるので大丈夫です。
というか英語オンリーだとウチが死ぬ。
ジスイズアペン。アーハーン?(殴
というわけで、PCの配線を取り外して、ケースの蓋を開けます。
ここからマザボの取り外しがとてつもなく面倒くさいのですが、
今回は2週間前に調達した電動ドライバーがあるため、ネジの取り外しはめちゃ簡単!
いやー電ドラ様々ですわー(*´ω`*)
精密部品なのにインパクトドライバーを使うのもどうかとは思いましたが。
マザーボードを取り出して、早速リテールクーラー取り外し!
さーて、グリスの状態はどうなってるのかな?
グリスの塗布されてる面積が小さくて筆者大爆笑(目は笑っていない)
なるほど、これじゃ熱が全然フィンに上がってこないわけだ。高熱の原因はお前か!
グリスを塗りなおして全体的に広げてやればそこそこになるかもしれませんが、最早リテールに用はありません。
とりあえずこのゴミどうしましょうか。誰か要りませんか?
気を取り直して作業再開。
マザーの裏にリテンションキットを取り付けました。こーんな感じです。
暗い色に黒じゃわかりにくい?サーセン。
このリテンションキット自体は数分もあれば組み付けられます。簡単です。
あとはこのリテンションをベースにして、CPUクーラーを取り付ければ完了です。
(´・ω・`)おほーっ
でかくて重くて素晴らしい。
「こんなでっかいもの付けたら基板割れるんじゃない?」とご心配の方々。大丈夫です。
この程度なら基板は全然持ちます。思ったより頑丈ですこいつ。
この後ファンをもう1個増やして、トリプルにしました。
ファン増設が一番面倒臭かったと思います。
まあこの後、一度マザーの配線を取り外したため以前使ってた32bitのOSが立ち上がったりと、
色々面倒臭いことはありましたが、なんとか設置完了!
さあ早速テストだ!
おお!90℃どころか50℃すらも超えない!素晴らしい!
え?「たった30%程度の負荷で何を驚いてるのか」ですって?
リテール時代はこの負荷率で90℃逝ってたんですよ。もうアホかと。
作業時間は1.5時間ほど。
おかげさまで、心臓に優しいパソコンライフが帰って参りました。
CPU温度にお困りでしたら、このR1 Unibersalを選択してみてはどうでしょうか。
確実な冷却能力をお約束しますよ(*´ω`*)
え、高すぎて誰も買わない?サーセン。
■ 余談
友人は阿修羅を推してました。
お値段は3000円台。しかしながら下手な5000〜6000円クラスのクーラーよりも冷却能力が高いと評判です。
12000円は高いという方には、こちらの製品をオススメしちゃいます。