みなさんこんにちわ。すふぃあです。
今回は過去編の大一番・ヴァルハラ戦役をお送りします。
本来はエドワードが立役者になるはずだったこの戦い、一体どうなっていったのでしょうか。
では、まず今回の戦争の概要をご覧頂きましょう。
2つの画像をくっつけた雑コラですみませんが、
ミッドガルズとダオス城の地理はこんな感じになってます。
ダオス城は北東の島に位置し、ミッドガルズのある大陸と繋いでるものは、わずか橋一本。
よって、ミッドガルズ軍は、ここの奪取を戦略目標としました。
その理由としては、ダオス軍が地上から城から攻める場合、必ず橋を通過しなければいけないため、
軍を一点に集中することが出来るという最大のメリットがあるからです。
ヴァルハラ平原でぶつかる場合、平原自体はとても広大で、敵の兵力もわからない関係上、
複数方面からの攻撃に備えるため、軍を何隊かに分散する必要があり、戦力が必然的に薄くなってしまうのです。
魔術がなく、この時代はまだ法術も確立していない関係上、個々の戦闘力はダオス軍より劣るため、
ミッドガルズ軍としては、可能な限り戦力を一点に集約させたいところです。
ただ、橋と城との距離は、ミッドガルズよりもダオス城の方が近いため、
同時に出陣した場合、ダオス軍の方が間違いなく橋を奪取します。
また、少数ではありますが、既にダオス軍の一部がヴァルハラ平原に進軍しており、
このままでは不利になることが明確です。
そこでライゼンは、少数の特殊部隊を何隊か出し、
敵を撹乱させて陣形を崩し、本隊が攻めやすくする戦術を提案しました。
あわよくば敵の大将を討ち取ることも考えており、戦闘力の高い人達で構成される、いわば精鋭部隊です。
今回の戦いで編成した特殊部隊は全部で4隊。
そして、ミッドガルズに所属しない、いわば他所者でありながら、クラースは第4部隊の隊長に任命されました。
ワンズ・ツーサム・スリーソンじゃないのか(絶望)
ちなみにこのリチャード・マコーレイ・カークウッドには元ネタがあります。
「緋王伝」という、1987年に日本テレネットから発売されたゲームがありまして、
リチャードはとある国の王子、マコーレイはリチャードの国を滅ぼした国の王、
カークウッドはリチャードの乳母兄弟という設定なんだそうです。
ウルフチームの一部が独立してトライエースを作った関係上、PS版以降ではこの名前が使えなくなり、
ワンズ・ツーサム・スリーソンと改名されたものだと思われます。
ルーティ()やリリス()と違って、この改名に関しては仕方ないですね。
また、ライゼンには別の秘策があるようです。
よくわかんないですが、これが魔科学兵器というやつなんでしょうか。
これを見てソーラ・レイを思い出すのはウチだけでしょうか。
威力の程はわかりませんが、連発はできなさそうですね……
前置きが長くなりましたが、ようやく出陣です。
16人の精鋭が、このヴァルハラ平原を駆け抜けていきます。
まあ、一番強いのは間違いなくウチの部隊ですけどね(フンス)
冷静に考えなくても、この時代では未知の力である法術使いがいる上に、
疑似も含め、魔術を扱える人間が2人。
ライゼンもおそらく、クラース隊を一番アテにしているのでしょうね。
目標は、平原の出口にいる敵の大将を討ち取ること。
また、このヴァルハラ戦役に限り、敵とのエンカウントは全てシンボルエンカウントとなります。
フィールドに点在している敵のシンボルとぶつかれば戦闘。それ以外のエンカウントは一切ありません。
エンカ率の高いSFC版ファンタジアでは、こっちの方がありがたいかもしれません。
が、出てくる敵はPS版よりもはるかに嫌らしいため、リキュールボトルが欠かせません。
え、石化したらミントがリカバーを使えばいいんじゃないかだって?
PS版だとLv32で習得しているはずなんですが、
Lv34になったミントさん、未だリカバーを覚える気配無し。
おそらく習得レベルがPS版と違うのでしょうけど、これがSFC版の難易度を上げている原因にもなっているのでしょうね。
一定のフロア数を進むと夜が来て、休むかどうかを聞かれます。
休むとHP・TPが回復する代わりに、何フロアかの移動に相当する時間が経過してしまいます。
まあ、TPに困ってるわけじゃないので、休まずひたすら強行軍をかましますが……
このヴァルハラ平原を駆け抜けるイベントですが、PS版他含め、今回で6回目。
過去5回も地図を理解していたわけじゃなかったのですが、なんとなく北東に突き進めばたどり着けるという
行き当たりばったりな方法で、2日目にはボスのところまで行けていたので、
今回もきっと大丈夫!と思い、突き進んでいきました。
なんとかなるだろアハハハ
〜10分後〜
道に迷いました。
このため、ボス到着が3日目の夜までズレこみました……
フラグ立て乙。
この竜・イシュラントこそが、ダオス軍の大将です。
普通に人語を話せるだけあって、知性はかなり高そうです。
周りに誰も護衛を付けていないのは、一軍の大将としてどうかと思いますが……
攻撃頻度はあまり高くないので、守護方陣でバリアを貼りつつ、ルナで攻めていくスタイル。
ルナの攻撃は美しさがありますよね。
どの作品でもルナは強力ですが、特に光っているのがPSP版のXE。
威力に加えて敵の拘束能力が高く、魔法発動中でも戦闘が止まらなくなったXEの仕様にマッチした魔法だと思います。
←悲しいかな、この戦法が効いてか、イシュラントはクレス達に1点のダメージも与えられないまま散りました。
そこらの人間達なら間違いなく苦戦するでしょうけど、クレス達が歴史に介入したのが運の尽きでしたね。
ダオス陸軍を撃破したことにより、ヴァルハラ平原の確保に成功し、
クラース隊は戦功第一とされました。
しけてんな。
ミスティシンボル1個くらいよこしてもよかったのに……
まあこれでミッドガルズ軍は無事橋を確保できたし、一安し……
(空から来るとは)知らなかった。
そいえばイシュラントは普通に空飛んでましたし、ダオス軍の空中部隊がいてもなにもおかしくはないわけで。
流石に海軍はないみたいですけどね。
陸軍に関しては数の暴力でどうにかなりますが、空軍に関してはミッドガルズはお手上げです。
だって、空中の敵を攻撃する手段って、弓とか投石とかそのレベルですし。
しかしライゼンには何か切り札があるようで、「魔科学兵器の力を見せつけてやりましょう」と意気込みます。
その間、クレス達も空中部隊を迎撃しようとしますが、いきなりクレスの周辺に謎の空間が現れ、
それに飲み込まれたクレスは、何処かへ消えてしまいました。
謎の空間に飲み込まれた先にいたのは、オーディンの下僕?であるヴァルキリー。
何時手に入れたのか完全に忘れていたグングニルを返せ、とのこと。
まあ、現状物干し竿代わりにもなってないので、返すのは全然問題ないんですが……
別段武器マニアでもないですし。
一方でライゼンさん。
やっぱり魔科学兵器ってこれだったんですね。
ダオス軍空中部隊に向けて、発射!
ファーwwwwwwww
あまりの威力に驚くほかありません。これが魔科学兵器なのか。
これは確かに戦略兵器と言っても良いでしょう。
どんだけのマナを圧縮して放ったんだ……
その代償はあまりに大きく、ユグドラシルの精霊・マーテルも青ざめるレベルでマナが消失したようです。
ああ、なるほど。現代でマナがなくなったのは、この魔科学キャノンのせいだったのか……
そりゃユグドラシルも枯れますわ。
しかしそんなことは知らず、2発目のソーラ・レイを放とうとするライゼン。
この手の大兵器にありがちな、「2発目は撃てない」の法則に則り、魔科学キャノン沈黙。
ダオス軍の空中部隊は倒しきれず、兵器は壊れ、しかも2発目用にチャージしたマナは暴発し、
その結果、ミッドガルズを半壊させたとされています。
まあこれ以上マナを吸われることはなくなりましたが、ユグドラシルの寿命を一気に削ったのは間違いないでしょう。
また、魔科学キャノンの光景をミッドガルズ内で見ていたクラース達ですが、
キャノン暴発の報を聞いて、「やはり魔力を科学で扱うなんて無理なのか……?」とぽつり呟くクラース。
「魔科学の発達こそがミッドガルズと世界を発展させる」と信じて疑っていないミッドガルズの人間と違い、
冷静な視点だと思います。
万事休すか!と思った時、英雄は現れました。
この時ミントは、涙声であったに違いありません。
いなくなった時、泣いてくれる人がいるって素晴らしいですね。
あーリア充って羨まし(ホジホジ
クレスと共に現れたのは、白馬ペガサス。さきほどヴァルキリーが乗っていたものです。
グングニルを返す見返りとして、クレスがヴァルキリーに要求したのが、「ペガサスを少しの間貸して欲しい」というものでした。
これでダオス空中部隊を撃破しようという魂胆でしょう。
同じく空を飛ぶことが出来るアーチェと共に、クレスはダオス空中部隊をたった2人で迎撃に向かいます。
ヴァルハラ戦役の後半戦は、空中戦5連戦になります。
クレスの武器は槍(グングニル)で固定。また、騎乗状態になるため技は一切使えず、突きしか使えません。
そのため、ダメージ源はほぼアーチェに依存することになり、クレスはアーチェ詠唱のための足止め役となります。
あくまでPS版では。
空中戦最大の難敵は、このチャロンというお化け型のモンスターです。
なんと光・雷属性攻撃を吸収します。そのため、アーチェの魔法が全く役に立ちません。
アーチェが役に立たない以上、クレスが殴って倒さざるを得ないわけです。
が、こいつが厄介なのはそんなところじゃありません。
他のに混じって一匹、浮遊している高さの低い敵がおりまして、
横突きを繰り出しても100%当たらないという怪仕様になっております。
UZEEEEEEEEEEEEEEE!!!
こいつを仕留める手段はただ一つ。
チャロンから間を取り、ダッシュジャンプ攻撃を繰り出すのみです。
これを6回くらい繰り返せば、仕留めることができます。
但しチャロンはサンダーブレードを放ってくるなど容赦ないので、チンタラ戦っているとあっという間にHPを削られます。
この低飛行チャロンがボス戦でも出てくるのだからたまったものじゃありません。
もうチャロンを仕留めるのは後回しにし、イシュラントをまず仕留めるためにアーチェはレイを連発。
クレスは足止めしつつ、回復アイテムを使って戦線維持に努めます。
イシュラント撃破まで5分以上かかりましたよ……
イシュラントを撃破した頃には、チャロンもTP切れになっているため、
あとは焼くなり似るなり好きにできます。
こいつ、実はサンダーブレード以外の攻撃手段を持っていないんですよ。
仕留めるのに時間はかかりますが、ここまで来れば100%倒せます。
空中突きを6回かまして、無事撃破。
クレス達の活躍あって、ダオス空中部隊を迎撃することに成功しました。
余談になりますが、本来の歴史ではクレスたちがいなかったため、ダオス空中部隊を撃破することができず、
戦争がとんでもなく長引いたという経緯があります。
小説によると、エドワード達がダオスを討伐したのはアセリア歴4207年。なんとヴァルハラ戦役を5年間もやっていたことになります。
このままいくと、クレス達は4202年にしてダオスを討伐しそうな勢いですが、これはいいことなのかそうでないのか……
ダオス軍を追っ払ったものの、ミッドガルズの恐ろしさを感じた戦争になりましたからねえ……
このまま生かしてもいいものなのか。
ミッドガルズに帰還すると、ライゼンからエドワードの遺品を渡されます。
手紙と魔術書でした。
やはりアーチェ宛てですが。
確かに魔術書はアーチェにしか使いこなせませんが、遺書なのにクレスには一切触れてないのがなんとも。
PS版以降では、もっと遺書らしいことが述べられておりますので、
SFC版の内容ではないですが、書き出していきます。
「この手紙が読まれているということは、私は志半ばで倒れたということだ。
陛下やライゼン殿には、心から謝罪をしたい。
しかし、必ずや私の志を継いでくれる者がいると、そう信じている。
かつてダオスは言った……
『この世に悪があるとすれば、それは私ではない。貴様ら人間の心の中にあるのだ。』
それはある意味、正しいのだろう。
だが、あくまでも一面でしかない。
私は人間を信じている。自分の血の半分である人間を。
だから、私の志を継いでくれる者達に、私の知る限りの呪文を託そう。
その魔術を使いこなし、どうか世界を救うために役立てて欲しい。
エドワード・D・モリスン」
「この世に悪が〜」の下りなんですが、PS版以降はダオスの台詞になっておりますが、
SFC版では実はエドワードの台詞でした。
どういう過程を経て、ダオスの台詞に変化したのかはわかりません。
何が正しくて何が違っているのかも判断はできませんが、
今クレス達に出来ることは、エドワードの意志を継ぎ、できる限りのことをするだけです。
エドワードからアーチェに託された魔術、その名は「インディグネイション」。
雷属性の上級魔法にして、エドワードの切り札でもあります。
テイルズシリーズで最も有名な魔法と言えましょう。
インディグネイション(Indignation)は、和訳すると「憤怒」という意味なんだそうです。
SFC版では文字数の関係で「インデグニション」と記されてますが、正式にはインディグネイションです。
----------------若干愚痴-----------------------------
SFC版から始まって、PS版もGBA版も表記はインデグニションですが、
アーチェもエドワードも発動時はインディグネイションと叫んでおりました。
が、PSPのFBEから何故かアーチェが「インデグニション」と言うようになりました。
あくまでも表記通りに読ませただけなのでしょうけど、実際聞くと違和感しか生まれません。
他の魔法発動時の叫びは使い回しで、これだけが新録となったため、あからさまに収録された時期が違うのだと丸わかりなんですよ。
4回目のリメイクとはいえ、あまりに雑すぎて白けてしまいました。継ぎ接ぎだらけじゃねえか!!
しかもエドワードの方は相変わらず「インディグネイション」のままですし……
このようなFBEやXEの中途半端なリメイク要素も相まって、
こだわるならもっと違う所をこだわれよと感じずにはいられませんでした。手抜きだ手抜き。
そのため、この部分だけでFBE・XE共に評価が1ランクずつ下がってます(-ω-)
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FBE以降の糞改変に腹は立ちましたが、まあSFC版に罪はありません。
対ダオス最終兵器を持参したクレス達は、ダオスの本拠地へ乗り込んだのでした。
- 続く -