みなさんこんにちわ。さたどらです。
週間ファンタジア、今日も初めて行きます。
前回は、トリニクスの法術で過去の世界へ飛んだところまででした。
筆者もこんな美少女と一緒に夕陽を見たい人生だった。
ここでは、トリニクスの託した本を見て、自分達や両親とダオスの関係が綴られている本を読むシーンが
メインなのですが、大体の事は前回で説明してしまいましたので、
あっさり飛ばしてしまいます。
チェスターの壊れた弓を拾うイベントは健在です。
何処で弓が壊れてどのようにタイムワープに巻き込まれたかは謎ですが、
弓を盾にしてダオスに体当たりしたのか、若しくはダオスと衝突した際に弓がクレスの足下へ飛んできて、
落下の衝撃で弓が壊れたのか、どちらかだと考えられます。
所変わってベルアダム村。後のトーティスの村です。
勿論この時代はまだトーティスという地名はないため、村人にその名前を出しても、ちんぷんかんぷんですが。
また、この時代はまだ法術が確立していないため、「法術?なにそれおいしいの?」状態です。
よって、現段階で法術が使えるのは世界でミントただ一人ということになります。
かわいいかしこいミントたん!
この部分は、PS版と台詞が異なります。
PS版では「レニオスさん(村長)は、法術について本当にご存じないのですか?癒しの力です。」となってます。
また、今この世界がアセリア歴4202年(現代の世界はアセリア歴4304年)、
つまり102年前の世界であるという事を知って、驚いたミントは
(PS版以降は「なんだか信じられません」)
このように、SFC版のミントは「敬語は使うが、それ以外はごく普通の18歳の少女」という性格で描写されております。
言いたいことも割りと言っちゃう、積極的な面もあります。
PS版以降は、箱入り娘のお嬢様であるかのように、淑やかを極めた感じがありますからね。
どちらが好みであるかは個人の価値観次第ですが、筆者はSFC版のミントの方が好きです。
ルパンダイブゥゥゥゥ!!! (なお世界の女性達を敵に回す模様)
さて、ダオスが魔術でしか傷つかないという基本設定は、今作も一緒です。
ただPS版以降をプレイする限りでは、剣で殴ってもダメージが入りました。
初めてプレイしたときは「ダオスって魔術でしかダメージ与えられないんじゃ無かったの?!」と思ったものですが、
後に、「アルベイン流は洗練されているからダオスにもダメージを与えることが出来る(キリッ)」という謎設定が存在していたことを知りました。
全くだ。
まあそれは置いておくとして、魔術は「エルフの血を引いていないと使えない」という設定があります。
これは、魔術を編み出すためのマナは、エルフにしか紡げないということらしいです。
よって、純血の人間であるクレスとミントは、どう転がっても魔術は使えないということになります。
ダオスを倒すためには、魔術の使える人を探し出さなければいけません。
この時、レニオスから紹介された人物は、ユークリッドに住むクラースという人です。
この人とは後に接触することになりますので、その時またお話しします。
翌朝。ベルアダムからユークリッドへ向けて出発する前に、軽く準備を整えます。
SFC版のTOPか、PS版のTODをプレイした人でないとわからないアイテム、フードサック。
このシステムは、「食材を袋の中にブチこんでおくことで、移動中にHPを自動回復させる」ためのものです。
総回復量はアイテムによって決まってまして、チーズはフードサック値20となっており、
1個入れると、一定歩数歩くことでフードサック値が一定値減り、減少量と同じ値のHPを回復させます。
よって、「チーズはパーティのHPを20点回復させる能力を持つ」とも考えられます。
PS版以降に導入された料理システムとは異なり、TPを回復させることは出来ません。
PS版でもTPの回復は四苦八苦しましたが、それよりさらにきつい環境ということになります……
技を使いまくると、あっという間にTPが枯渇しそうです(´・ω・`)
魔神双破斬を習得しました。
なお虎牙破斬はまだ覚えてない模様。
こいつを実用レベルまで持っていくのは遠い先の話ですね……
ユークリッドへ向かう前に、先にベルアダム港へ行きます。
ここは何故か大量のアイテムが放置されているため、それを回収します。
ファッ!?
PS版では超高級品だったミスティシンボルが、こんなにあっさりと手に入ってしまいました。
これでミントの法術はほぼ即唱になったわけです。
い、いいんですかね……?
………………
数分かけてユークリッドへ移動。
現代編ではユークリッド市になっておりますが、この時はまだ村です。
村に入ってすぐ目に入るのは、崖の下でぽけーとしている女性。
画面左端にいるのが、PS版でもお馴染みのナンシーです。八百屋の娘です。
ミントはナンシーが恋の病にかかっていることを看破。なんとかしてあげられないかと言い始めます。
お節介焼きでもあるんですよね。
クレスが「余計なお世話じゃない?」とぽろっと漏らすと……
お怒りミントさん炸裂。怒られてしまいました。
やーん、怒った君も可愛いよ(*´ω`*)
ちなみにPS版では、ビックリマークは付いておりません。SFC版ほど感情はこもってない感じです。
このナンシーさん、武器屋に来ているエルウィンという人に一目惚れしてしまったそうなのです。
このエルウィンは、北にあるベネツィア市にて貿易会社を営んでいる経営者の息子になります。
たまったまこのユークリッドに営業に来ていただけなのですが、
社長の息子と八百屋の娘では釣り合わないということで、ナンシーはエルウィンに会えずじまいになってしまいました。
曰く「一度でも会ってしまうと、会いたくなってしまう」とのことで。
100%成就されないまま終わる恋のはずでしたが、ミントが関わることで、すこーしずつ両者の運命が変わり始めます。
話が進展したらまた語ります。
本日のメイン、クラースとの面会になります。
ミントと同じく、外観が全く異なることで有名なクラースですが、
ミントは「金髪ロング」という外観的特徴があるため、まだわかります。
が、クラースに至っては「誰だよお前」状態です。
▲戦闘時
誰だよお前。
クラースの象徴である全身のペイントや鳴子がなく、博士帽を被ったお堅い人、という感じがします。
ただミントと異なり、声自体はPS版と変わらないため、召喚術が使えれば違和感は多少薄まります。
召喚術に関しては後ほど。
PS版では2万ガルドを要求されていました。SFC版だとなんと5倍。がめついなこいつ。
1ガルドは10円相当という設定なので、なんと100万円!
私立大学の学費に相当するため、かなりお高いと言えます。
勿論そんな大金が有るはずも無く、そもそも何かを学んだところでクレス達に魔術が使えないのは変わらない。・
ならばと、目的をストレートに訴える作戦に出ました。
「ダオスを倒すために力を貸して欲しい」と。
しかし、全く信じて貰えずこう返されてしまいます。
ちょっとした裏話になるのですが、クラースは魔術の研究をしておりまして、
その昔、王立学院時代に「人が精霊を使って魔法を使うことが出来る」という論文を発表したが、全く相手にされなかったという過去が有ります。
自分の論説が正しいということを証明するため、このユークリッド村でずっと研究をしているのです。
そのため、性格が気むずかしく偏屈で、SFC版では特にその傾向が強いです。
言ってみれば、「人間嫌い」というやつです。
一人称の違いもPS版とは異なり、「俺」を使うこともあります。
PS版ではどの場面でも「私」でしたからね。
ダオスを倒し、現代へ戻ってトリニクスやチェスターを助けるという目的のあるクレスやミントとは異なり、
クラースはダオスに何の縁も無く、クレス達を助ける義理も当然ありません。
ただ、クラースがクレス達を知る術はなくても、クレス達が100年前のクラースを知る術はあったはずです。
もしクラースの研究が成就したとあれば、その先駆者として名が歴史に刻まれていたはず。
ですが現代編では、ユークリッドですらクラースの名前を全く聞かず、知名度も0の状態でした。
ここから推測するに、クラースの研究は完全に無駄に終わってしまい、その名が埋もれてしまったのだと思われます。
それもそのはず。魔術は現代編では「失われた力」となっております。
クラースが研究している召喚術とは、「精霊を召喚し、彼らに魔術を使って貰う」というもので、
当然ながら、魔術が廃れれば召喚術も当然同じ運命を辿ります。
自身の論説を証明する前に魔術が廃れてしまい、
学会の連中を見返すことが出来ないまま、憤死してしまったのでしょう。
しかし、自分の研究の手助けをしてくれるのなら、と前向きに考えてくれます。
この時点では、まだ仲間になると宣言したわけではありませんが、協力してくれそうな雰囲気は感じました。
クラースの悲劇の運命も、クレス達の登場によって、少しずつ変わろうとしております。
アセリア歴4202年。
ダオス討伐までの道は、まだ始まったばかりである。
- 続く -