真・三国無双2


■ Data ■
発売日 価格 ハード 発売 ジャンル
2001/9/20 6800円 PS2 コーエー ACT


何を隠そう、さたぴーさんは歴史好きの人間だったりします。
歴ヲタというほどの知識はありませんが、センター試験の日本史を無勉強で80点取ったことがあるなど、
日本史はかなり得意だったりします。


そんな歴史好きの筆者が、11年前にプレイしたのがこの真・三国無双2(以下無双2)である。
元々中国史もそこそこ興味があったため(といっても当時は劉備3兄弟とか孔明ぐらいしか知らなかった)、
割とすんなり入っていけました。
そこには、今まで自分が味わったことのない、未知の世界が広がっていました。


本作は三国志をベースにした小説「三国志演義」を元にした、アクションゲームです。
それもただのアクションゲームではありません。
「一騎当千」を売りにした、多対多の戦場を駆け回る、壮大なるアクションゲームです。
刻一刻と動く戦場を、戦略を持って駆けめぐり、自軍を勝利に導く……。
今までになかったタイプのゲームです。

(ちなみに本作の前にも無双1は出ているのだが、筆者は2の方を先にプレイしたため、こちらを先に執筆しました)


選択キャラクターは、三国志演義を元にした41人の武将たち。
一部武将というには怪しい輩も混じってたりしますが、まあそこはキャラゲーですし割り切りです。
いやあ、戦場のど真ん中にて扇子で屈強な男達をぺちぺち殴る女とか、
普通に考えたら頭沸いてると言われてもしゃーないですし。

操作は至って簡単。難易度が低ければ、□ボタンを連射するだけで敵が倒れていきます。
攻撃の途中で△ボタンを押すことで、力を溜めた「チャージ攻撃」を放つことが出来ます。
この性能は武将によって様々ですが、どの武将も大体チャージ4か6が主力ですね。
チャージ4とは、3回普通の攻撃を入れて、4回目にチャージを入れた攻撃を出すことを指します。
通常攻撃は最大6回なので、チャージも1から6まで存在し、大体チャージの数字が同じ攻撃は、基本効果はどの武将もほぼ同じです。
チャージ1ならガード崩し攻撃、チャージ3なら気絶攻撃、チャージ4なら広範囲攻撃(範囲の狭い奴もいる)などです。


ただ、適当に雑魚を殴ってばかりでは戦いは終わりません。
戦局を有利にするには……

  ・雑魚を切りまくって自軍の「士気」を上げる
  ・切りまくって敵軍の「士気」を下げる
  ・副将を討って敵戦力を下げる
  ・大将を討って敵戦力を大幅に下げる
  ・兵士の補充ポイントでもある「拠点」を陥落させる


等が挙げられます。
「士気」というのは、プレイヤーの見えない部分で自動的に行われている
軍同士の戦いにおいての、軍の戦闘力を表します。
これが高いと、少数でも大軍をぐいぐい押していけますし、低いと大軍を持っててもじりじり押されていきます。
筆者が本作で一番気に入ったのは、この「士気システムによる大軍同士の対決」です。
士気と兵力と現在位置を管理することで、非常に戦略性の高い戦闘を味わうことができるのです。


また、武将の成長システムも本作を彩る特徴的なシステムだったりします。
敵の副将以上を倒すと、剣や盾を落とします。
これを取ることで、即プレイヤーの攻撃力や防御力が上昇します。
リアルタイムで武将を成長させる楽しみもあり、長くプレイ出来るのが大きな長所だと思ってます。
キャラも41人いますし、簡単に全員MAXにはできません。


かつてこれをプレイした筆者はどっぷりとはまってしまい、
総プレイ時間は確実に200時間を超えるでしょう^q^
この後発売された「猛将伝」も加えれば、300時間オーバーは間違いなしです。
これ以降も無双シリーズは発売していますが、未だに本作よりも楽しいと感じたものは見ていません。
一番最初にプレイしたから、というのもあると思いますが、
やはり軍対軍のバランス調整が絶妙で、プレイして一番楽しいと思えるのはやっぱり本作なのです。
個人的には2000年代最高のゲームであるという評価を持って、総評とさせていただきます。


え、武将についても触れた方がいいって?
筆者は主に蜀軍を使ってました。当時、主力として使ってたのは関羽ですね。
「夷陵の戦い・蜀」は、本作でも屈指の難易度を誇る激ムズステージだと思ってます。
弓兵怖いンゴ……



筆者評価:S