ザ・グレイトバトルU ラストファイターツイン


■ Data ■
発売日 価格 ハード 発売 ジャンル
1992/3/27 8200円 SFC バンプレスト ACT


皆さんはファイナルファイトというゲームをご存じですか?
ウチはやったことないですが、1990年前後に「ベルトスクロールアクション」というジャンルの全盛期を牽引した
非常に有名なタイトルです。
2Dアクションをベースに若干奥行きの要素を混ぜ(サイドクォータービューというらしい)
画面の左右から出てくる敵をアクションでがっしがっしなぎ倒し、少しずつ前に進んで最後にボスを倒せばステージクリアです。


本作は、そのベルトスクロールアクションにコンパチヒーローシリーズの要素を混ぜた作品となります。
SRでコンパチヒーローというと、どうしてもガイアセイバーというタイトルが出てくるため印象が良くないかもですが
本作はあんなクソゲーではないのでご安心を。


ストーリーとしては、SDキャラの住むコロニーの環境管理装置が原因不明の暴走を始め、
凶悪なモンスター達が好き放題に暴れ始め、平和だった世界は無法地帯と化してしまいました。
そんな時、「4つ集めれば願いが叶う」というドラゴンボールガチャポンカプセルを探し出そうと、4人の戦士が立ち上がりました。
それが今作で操作キャラとなっている4人でございます。


  ・ガンダムF91
  ・仮面ライダーブラックRX
  ・ウルトラマングレート
  ・ファイターロア



上3人は最早言うまでも無いですね。
コンパチヒーローシリーズといえば必ずこいつらが出てくる印象があります。
そいえばバトルドッジボール(※未執筆。いずれ書きます)でも全員リーダー級でしたよね……

あと1人についても触れておかねばいけませんね。
ファイターロアとはバンプレストのオリジナルキャラで、
前作ザ・グレイトバトル1のラスボスであるダークブレインによって生み出されたサイボーグ戦士、という設定があるそうです。
あ、ちなみにロアはライダーを殺したりはしないのでご安心下さい。



ゲームの内容としては、先ほども述べたとおりのベルトスクロールアクションです。
アクション面としては、パンチ・キックといった基本的なものから、
投げ・スライディング・ジャンプキックなどもあります。
特に投げは、敵を落とし穴にブチこみたい時に重宝します。
後半になってくると敵のHPも相当高くなってくるため、馬鹿にできません。
アクション面に関しては申し分ありません。


また、本作のオリジナル要素として、必殺技攻撃というものがあります。
道中に落ちてる小さな赤いカプセルを拾うとストックされまして、最大12個まで持てます。
そして4個(Lv1技)・8個(Lv2技)・12個消費(Lv3技)で必殺技を使うことができます。
勿論全員それぞれ別の必殺技です。
F91ならヴェスバーやサイコガンダム召還。RXならリボルケインやロボパンチ、
ウルトラマングレートならバーニングプラズマ、といった感じですね。
対象は基本的に画面全体。雑魚一層に使えなくもないですが、基本的にはボス敵にぶちこんでいく感じですかね。
ただウルトラマングレート以外は、Lv3を放つよりLv1連射の方が総合火力は高かったりします。
Lv3の存在意義って……


本作の難易度についてですが、
敵の動き自体はそんな素早いというわけでもないんですけど、
数が結構多い・HP回復手段が非常に乏しい・1ステージが割と長い、という理由で、
意外にもかなり難易度が高かったりします。
残機は3人。これにコンティニュー2回がありますので、全部で9人というわけです。
筆者も何回かやりましたが、ノーコンティニューは勿論、コンティニュー2回込みでもクリアしたことはありません。
けっこー難しいコレ……


ではどうやってクリアしたのかといいますと、
このゲームはパスワードを入力することで、途中から再開することもできるのですが、
再開直後は残機・コンティニュー回数が全部リセットされた状態からスタートすることができます。
筆者はこれを使ってクリアしました。
アクションへったくそやからね。仕方ないよね。


多少大味なところもありますが、アクションゲームとしてこれだけ出来れば上々です。
コンパチシリーズのRPGはろくなのがないですが、アクションゲームは割と良好。
敵を爽快に殴り倒したい時、お勧めしたい1本です。



筆者評価:C