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<前回までのあらすじ>

ふとしたことでDQ3の世界に迷い込んでしまった勇者(?)さたどらとその仲間たち。
本来の力が発揮出来ない中、少しずつ力を取り戻しつつある一行。
今回4人が挑むのは、世界に関わる6つのオーブを探し出す旅。
はたして彼ら4人は、大魔王バラモスを打倒できるのか!
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ふーむ、これがラーミア復活の鍵か。
こんなのがあと5つもあるのね。
ウチにはただの水晶球っぽい何かにしか見えんけどな。
ドラゴンボールみたいなものじゃない?
しかしあと5つか。今のところあてがないなあ。


(ガチャ)


お、ねこちゃんに澪さん。作戦は決まった?
もちのろん!
ここから南東にある、海賊の町にいってみたいと思うのですよー

か、海賊?!
手足をゴムのように伸ばす奴とか三刀流の奴とかはいないでしょうね……
そんな人外生物いたら嫌やねん……
……大丈夫……私達と対立することはない……
ほえ?どういうことなん?
その海賊は、弱者には手を出さないという事で定評があるのですよー
いわゆる義賊ってやつね。
7つの海を渡り歩くような海賊なら、そういうものの一つでも持ってるかも、という考えなのね。
イエス!
よし、そういうことなら早速船を向けよう。






ここが海賊の町というかアジトなのですよ。
なんか人がいそうな雰囲気ねえな……
ねここ、どう?人の気配はありそう?
(ぴこぴこ)誰もいないみたいなのですよー
よし、なら安心だ。潜入捜査開始だ。






ねんがんの ルーズソックスを手に入れたぞ!


って、いらんわ!!
ルーズソックスとかまた古いわね……
海賊の親玉って、こういうのを集めるのが趣味なのか……?
もしくはファリスみたいな可能性があるのですよー
海賊の首領が女性か。ありえん話ではないがどっちにしても嫌やな……
ルーズソックスはいて部下を指揮する女首領……ねえ。
…………
澪さん?
……ねここちゃん……このアジトの外に仕掛けがないか、思い出せないかしら……
仕掛け??
………………そういえば、岩があったようなそうでないような。

……なら、そこの可能性が高いわ……
どういうこと??
お宝を表立った所には隠さない、ってところとちゃうかな。
昼はガラガラにあけておくようなアジトなんやし。
……そういうこと……
なら外にでてみよっか。


これかな?
まつりんファイトー!
結局あたし頼みかよ。
全く……11歳の乙女なんだからもう少し優しく扱ってほしいわ……

11歳の乙女は普通敵をばったばったなぎ倒さんやろ……
あとはここらへんを……!!



 



隠し階段、発見なのですよ!

流石ねこちゃん!中を捜索するで!






フハハ!この赤いオーブは頂いた!返してほしくはクッパ城までこい!
なんでそこで悪役になるのよ……
よし、オーブは手に入れたし退散するぞ。
あ、海賊たちが帰ってきたのですよ。
げう?!
ま、まあ話せばわかってくれるやろ(震え声)
めっちゃビビってるやんか……
……ここは私に任せて……


……話ついたわ……持ってっていいって……

早!
流石澪姉の交渉力ね……
……ふふ……このオーブのおかげ……
なるほど。海賊たちも打倒バラモスを願ってるのね。
……バラモス倒したら、また寄ってほしいって……
わかった。バラモス討伐の朗報を手土産にまたいずれよるとしよう。



さて、これで2つ目のオーブを手に入れた。
次はどうしようか。
それじゃ、次はここでどうかしら?
ふむ、テドンの町か。
過去2つはどっちも人のいる町から発見されたし、
なら行ってない町を探してみるのがいいかなと思ってね。

なるほど、まつりんにしては頭使ってるな。
素直に褒めなさいよ。
テドン……
ねこちゃん?どうしたん。
い、いや……なんでもないのですよ。
??






ふひー、夜になってしまったわ。
ふあー……さすがに眠いわね……
この町、お化けが出るという噂があったから嫌だったのですよ……
なによ。あんた実はホラーに弱かったりするの?
そそそそそそそんなことは
やせ我慢せーへんでええんやで。さっきからめちゃ顔色悪いし。
……ここで待っててもいいのよ……
いや!あたしも行くのですよ!お化けなんて怖くないのです!   きっと
めちゃ弱気やん……






なんか随分ボロボロの町やな……
バラモスの城からはかなり近い位置にあるし、襲撃の1回や2回あったんじゃないかしら。
でも町は人がいるし、これから少しずつ立てなおしていくんでしょ。

そうやね。一刻も早くバラモス倒さないとな。
…………


ん?なんか牢屋があるぞ。
町中に牢屋があるとは珍しいわね。

  「?! 貴方は……もしかして勇者様……!」

お、人を見る目がいいな。
いかにも。ウチが世界を救う勇者(予定)のさたどらよ。
はいはい。

  「勇者様にお渡ししたいものがあります。こちらに来てください。」

だって。どうする?
いいんじゃないかしら。向こうはなにか知ってるっぽいし。
…………



  


こ、これは……緑色のオーブ!
……わかった。ありがたく頂いておく。






任せて。この世界はあたし達が救ってみせるわ。
あああ安心してほしいのですよ!
全然安心できんな……
さたどら、さすがにもう眠いしこの町で一泊しない?
そうだな。そうしよう。
………………




ふあー……。よく寝た。
ねえ、旅立つ前に昨日オーブをくれた人に一声かけていかない?
お、いいこというねえ。そうしようか。
さ、さたぴー……
?? また顔が青いな……熱か?
ぜ、全然人の気配がないのですよ……
は?どういうこと?
外出てみましょう。






な、なんだこれは……
昨日まであんなにいた人達はどこへ……
とにかく牢屋にいってみよう!






こ、これは……
昨日あたしたちが見たのは幻……?
でもこのオーブ、しっかりウチの手元にあるぜ。
ま、魔力は感じるので本物だと思うのですよ……
……さた様……これ……
ん?なになに……






…………
そうか、そうだったのか……
……霊現象の一つね……
……地上に無念を残してきたがため、成仏しきれず現世に霊魂を残している……

澪姉、いつから感じてた?
……最初から、ね……
ぐすっ……ありがとう、あたしたちのために……
そうだな。感謝しなければいかん。
ありがとう。ウチらは必ずバラモスを倒す。約束するよ。
澪姉、なんとか鎮魂してあげられないかしら。
……そうね……任せて……


安らかに眠ってください……







     - 続く -