みなさんこんにちわ。さたどらでございます。
19話の続きから始めます。






ここが本作のラストフロアとなります。
地上と魔界を繋ぐ道はこの先にあると言います。
もっとも、本作ではこの先に行くことはないのですが。






19話で書いた通り、シュタットは元々地上側の人間で、
魔界の何かと精神をフュージョンしていたのですが、完全に乗っ取られています。
今のシュタットは、地上側の人間でもあり、魔界側の生物でもあったりするのです。


そんなわけで、魔界が地上を支配するという契約の所を作っているとのことなのですが……






バンドール王を操ったりフィンにちょっかい出すよりも、最初からこうすりゃ良かったのでは……
やり方があまりに回りくどすぎです。
一つだけ考えられるのは、バルバロスとの戦いで療養してる間に
突如ふと思いついたとかいう可能性が考えられます。

若しくは、そこのラムウの入れ知恵かもしれませんね。
ダグードもヨーンも魔界の者ですし、おそらくシュタットが魔族になってから配下になったのでしょう。
だから、魔界の者になって間もないシュタットを手引きしたということは十分考えられます。
ただこの説を採用するとシュタットが頭脳明晰な所を1回も発揮しないままゲームが終わるという欠点があるのですが。
こいつがすげえ戦略眼とか嘘だろ。行き当たりばったりの行動にしか見えん。






この台詞から察するに、やはりシュタットは元々マリオンの人間だったのでしょう。
マリオン王ならシュタットがこういう境遇にいたことくらい知ってたはずなのですが、
なんで今までずっと黙っていたんでしょうかね。
妹と信頼できる部下を死なせてしまったことが古傷になってるのかもしれませんが。






これにはマリオン王にもある程度責任があると思います。
カタリーン亡き後も、ずっとシュタットを放置し続けてきたのですから。
どうにかして精神力が朽ちかけようとしていた彼を助けようという気概の一つでもあればともかく、
そのような姿勢は一切彼から感じませんでした。


先ほどバンドール王を操って何をしているんだと書きましたが、
こうして考えると、シュタットは「マリオンに対する復讐をしたかった」というのはあったかもしれませんね。
それも自らの部下を消耗させることがないよう、人間同士を戦わせるという方法を使って。

バンドール軍がマリオン・ザラグーン連合軍によって撤退に追い込まれたとき、非常に大きな損害を受け、
結局それがバンドール落城の遠因になったわけなのですが、
かなりギリギリまで撤退しなかったのは、マリオン城に対する執着があったからなのかもですね。
フィンに執着心があったのも、彼がマリオン王族の一人だったということを考えれば納得がいきます。
エドワード?知らん。



魔族に取り込まれたシュタットが色々考えた結果、
「力のないものが覇権を握ったから、地上側も魔族も苦労した」という結論に至ったようです。
世界を2つに分けたのがそもそも間違いだったのだと。


そしてシュタットは、フィンに対して一つの提案を持ちかけます。






出た、「竜王の問い」。


世界の覇権……ねえ。
そんなもの特に興味ないというか、シュタットの提案に乗らなくても似たようなものは既に手に入れているというか。
エドワードはマリオンの皇太子。ローレライはバルバロスの次期女王。
ザラグーンはマリオンの兄弟国であり、シュタット亡き後のバンドールは、マリオンと友好関係を築いています。

故に、シュタットの提案に乗らなくても、世界を動かす力は既に持っているのです。
だからなんというか、魔族の力を借りてまで欲しいとは思わないかな、と。
シュタットの提案に乗るということは、彼らの家族や知人は全員滅ぼされることを意味するわけですし。


というわけで突っぱねます。
この後、現在魔界にいるケビンズからありがたーいお言葉を頂きますが、細かく書きすぎても訳が分からないので割愛。
交渉が決裂したことにより、いよいよシュタットと刃を交えることになります。






5対2の戦闘が始まります。
調査したところ、シュタットはHP900、ラムウはHP750だと思われます。
どっちも後衛配置ということで、ダメージが通りにくく嫌らしいのですが、
いつも通り打撃中心の戦いを展開します。


しかし見ての通り、二人とも杖を持っております。やはりというか魔法中心の攻めをしてきます。
ラムウはサラマンダー1とタイタン1を、シュタットはウンディーネ1、サラマンダー2、トール1を使ってきます。
どれも25点前後のダメージがあり、非常に痛いです。
しかもこの攻撃力で2回行動をしてくるのだから、たまったものじゃありません。
1ターンに3回魔法が使われ、アニー以外全員気絶したなんてこともありました。
だからさあ……ゲームバランス……



その一方で殴り攻撃も使ってくるのですが、ダメージは1ケタです。
アニーに対してはダメージ1です。
このゲーム、本当に殴り攻撃はカスに等しいな。
プロテクトという魔法、必要ですか?ウチは不要だと思います。


このため、最も火力の高いアニーが十分な攻撃力を発揮できないという事態に陥りました。
毎ターン30〜40点ずつ回復しないと、エドワードやトントは簡単にグロッキーになってしまうのです。
なのに、回復力の高いヒールレイン2以上をもってるのは彼女だけなんですよ。
天使のオカリナを複数人が使えば、擬似的にヒールレイン2〜3の回復力を再現することはできますが……

後で知りましたが、ローレライを後4Lvほど上げたらヒールレイン2を習得していたということで、
もっとレベルを上げて、彼女に回復を専任させるべきだったのかなと思いました。






それでも、数少ないチャンスを利用して敵のHPを確実に削っていきます。
アニーのクリティカルでまずラムウを討ち取り、残るシュタットはエドワードの一撃によって倒れました。
打倒マリオンを誓ってた彼は、マリオンの王子によって倒れた瞬間、何を思いながら散ったのでしょうか。






力尽きたシュタットは、今の自分の素直な気持ちを正直に述べます。
結局の所、彼が理想としていた「力による支配」は、フィン達の持つ力によって打ち砕かれました。
彼はこう述べました。「私はどうあがいても人間族。最後まで魔族になりきることはできなかった……」と。
魔族に心を支配されてはいましたが、人間の心も僅かながらに残っていたようでした。


そして「この後は、お前が地上を救う……グフッ」と言い残し、最期の言葉となりました。
これでシュタットのしてきた罪の数々が消えるわけではありません。
が、彼は彼なりに自ら与えられた「番人」という役目を果たそうとしていました。
彼がもし精神を乗っ取られる前に「番人」という役目から開放されていたとしたら……どうなったのでしょうか。












……あ?















誰だよお前。







というわけで、何の伏線も無しに魔王登場。
ちょっと訳が分かりません。
まあラムウとセットで出てきた時点で、シュタットだけで終わるとは思ってませんでしたが。
そういえばラムウさんは断末魔すら与えられませんでしたね。
出番あんなけ多かったのに最期はあっさり。ダグートやヨーンと比べて、どっちがマシなんでしょうか。









唐突に出てきた魔王と、この世界をかけた最後の戦いが始まります。
リソースはまだ余裕があるので、HP1500〜2000程度なら十分勝算があると考え、戦いに挑みました。


魔王もこれまでのボス敵と同じように魔法攻撃中心です。
というか魔法攻撃しかしてきません。
物理攻撃とは一体なんだったのか。



その魔王がメインとなって使ってくるのが「ソウルブラスト」という魔法です。
無数の怨霊を召喚する魔法のようで、ダメージは全体に対して22点前後です。
ダメージ自体はそれほどでかいわけでもないのですが、今までの敵は時々物理攻撃も混じっていたのに対して、
魔王は本当に魔法攻撃しか使ってきません。
よって、ターン毎の平均ダメージはどの敵よりも高いと考えていいと思います。
当然のように2回行動ですしね。


毎ターンほぼ確実に45点ずつ削れていくので、
やはりここでもアニーが攻撃に全く参加出来ないという無念の極み。
今までずっと火力を彼女に依存しすぎたツケなんでしょうか。
アニーは火力1番、敏捷力1番、魔法攻撃も回復も出来るという万能キャラでしたが、
回復専念になるとパーティ全体の火力が大幅に落ちるという弱点を持っていました。
本来なら彼女は後衛でヒーリングマシンになっていたはずですからね。






あまりの猛攻に、一時期は5人中4人がグロッキー状態なんてこともありました。
シャレにならんほどきつい……
ローレライがヒールレイン3を持っていたら、もっと有利に進められていたのでしょうけど。


あともう一つ。やはりラストフロア突入前にアイテムを補充しておくべきだったと後悔しております。
リソースは十分残っていたと思ってましたが、やはり多少はアイテムを使ってましたし、
ラスボスの力を侮っていたところはありました。
というのも、魔王のHPが予想以上に高く、「何時倒れるんだ!」と思いながら戦線の維持に努めてました。
少しずつリソースが削られていき、ついにエドワードのLPは0に追い込まれました。
回復のポーションも尽きたため、LPが51残っていたアニーとのタイマンも視野に入れておりました。








そしてフィンの一撃により、累積ダメージが2546点となったところで……






ようやく魔王が倒れました。


おそらくHPは2500だったのでしょう。すげえ苦労しました……
戦闘時間はおよそ20分。長き戦闘に終止符を打ち、世界に平和が戻ったのでした。










 












唐突に出てきた敵なので、そういう意味での感慨深さは全くありませんが、
この20分間だけを考えたらその通りだと思います。


そして、妻子の仇が討てたドミノ、父や国民たちの仇が討てたローレライは
他の面子とは違った形で、それぞれが抱いていた目的を果たすことができました。  
ドミノは最後まで空気でしたが、どれもこれも圧倒的に低いVPが悪い。


ただ一人。フィンだけはまだ一つだけ目的が残っております。
それは……






ケビンズの救出だけは果たすことができませんでした。
わかっているのは、彼は今魔界にいるということだけ。
やはり血は繋がってなくても、フィンの中で父親なのはやはりケビンズなのでしょう。



そして彼は、一つの決意を固めました。






ケビンズを助けるために魔界に行くこと、それがフィンの取った選択でした。
しかも今までと違い、仲間は付いてこれません。
ローレライは国の再建があります。ドミノも本来の目的は果たしました。
トントも、神のパシリに「元の姿に戻して」というお願いをして、ホネットに戻させるようしてくれました。


そしてエドワードですが、本当ならマリオンの王族である彼が番人になるはずだったのですが、
今後は人間ではなく、ドラゴンに番人を務めさせるということになったようです。






おそらく「誰かを生贄に差し出して仮初めの平和を作り出す」という方法の限界を悟ったのでしょう。
ドラゴンならいいのかという点は少し気になりますが、
人間と比べて精神力が優秀なのであるのなら、そっちの方が良いのでしょう。
寿命も人間とは比較にならないほど長いでしょうし。


というわけで、エドワードはマリオン王国を支える人物として今後が期待されます。
なんせ現王はあの体たらくですし、とてもデザートリア大陸全体を指揮出来る程の力があるとは思えません。
幸い今回の件で、他3国と強いコネが出来たのは大きな強みです。それがエドワードにはあります。
いずれはマリオンの王となるのでしょう。
その時は、今よりもう少し逞しくなっているといいのですが。



アニーとベルーシについてですが、この2人がフィンのケビンズ探しの旅に行かなかった理由ははっきりしません。
よって完全に筆者の妄想による推測となるのですが、
2人ともマリオン王国から離れられない実情、というのがあるのでしょう。

元々ガラハッドは一度騎士団長を引退している身。
ケビンズがいなくなったということで再度騎士団長を務めておりますが、
やはり自分の代わりに騎士団長になれる人を渇望してるはずです。
今のベルーシなら、騎士団の中でも筆頭級の強さを持っておりますし、
いずれはガラハッドから騎士団長の座を譲り受けるのでしょう。
いわば、マリオンから抜けてほしくない人材というわけなのです。


となれば、ベルーシとしてはアニーが側にいてほしいはずです。
母ソーニャの世話もありますし、何より極めて優秀な司祭でもあります。
退屈を嫌う彼女が、将来司教になるのかどうかはわかりませんが、
エドワードとしても、ベルーシ共々マリオンの中枢になって働いて欲しい人物でもあるわけでして。

彼としてもケビンズは救出してほしいと思う反面、ようやく手に入れた平和を維持しなければいけないという重責を担ってます。
それをフィン一人に任せるのは、彼としても心苦しいものはあったかもしれませんが……



どこまでが筆者の想像通りなのかはわかりません。
かくして勇者フィンは、相方スタイナーと共に未知の世界・魔界へと旅立つことになりました。




    






こうして、フィンと7人の仲間達は世界を救うことに成功し、  
災いの遺恨を潰すことができました。  



  



フィンは果たして、ケビンズを救うことが出来るのでしょうか。










彼の戦いは、まだ終わらない……



















超あとがきへ