みなさんこんにちわ。すふぃあでございます。
TILK連載中ではありますが、更新速度があまりに遅いタイトルなので、
もうひとつ平行連載したいと思います。     (28作目:ミスティッククエスト 第1話より引用)
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あれから1年1ヶ月。まだTILKが終わってません。だってキャプボの調子悪いし……
というか、今年に入ってまだ1本も書いてないという遅筆っぷり。
そろそろハ●ターハン●ーを笑えなくなってきました。


……というわけで、流石に連載無しだとこんなクソサイトを見に来てくれている読者の皆様に申し訳がないので、
新たに1作連載を始めることとしました。
第29作目となる作品は、これでございます!!






プレイ日記を始めてから14年。
当時は発売されていなかったハードも、今となっては10年以上前のものとなりました。
……本プレイ日記初のPS3タイトルです。
ただ、今回はPS3版ではなくPC版。今年1月に発売されたばかりのリマスター版をチョイスしました。
キャプ環境を最優先。あと、プレイしやすいですからね。


このタイトルをチョイスした理由はいくつかありますが……

  ・はくすコメでテイルズオブジアビス(以降:TOA)を勧められた (→但しTOAは登場人物全員が畜生なので気が引けた)

  ・知り合いが最近始めたのを見て、気になった。

  ・ピンク髪



……以上の理由により、採用と相成りました。
TOPの全25話を超える長編になることが予想されますが、皆様よろしくお願いします。  

また、今回から画像のサイズを横350pixから400pixに上げております。  
ゲーム内画像の文字の見やすさを重視するためですが、もしご意見があればよろしくお願いします。




さて、本編を始める前に、TOVにおける最重要ワードについて少しだけ解説しておきます。


 【魔導器】

魔導器と書いて「ブラスティア」と読みます。 テイルズシリーズではお馴染みの、マジックアイテム本作版です。
「エアル」FF7における「魔晄」とほぼ同じ存在を動力エネルギーとし、様々な奇跡を起こすことが出来る代物です。
大きなものだと1都市を覆うほどの巨大な結界を張ったり、小さなものだとテイルズでお馴染みのTP消費技を使えたりと様々です。

ただ、魔導器は基本的に古代遺産であり、現代では生産不可能。
「魔核」と呼ばれる、動力源の簡単な復元が出来るのみとなっております。


……以上が簡単な前知識となりますが、
「復元が可能」とあることから、こいつは壊れることがあります。
この物語は、とある魔導器の故障から全てが始まるのでした。






あふれ出る水。そして洪水。
水道の役目を司る「水道魔導器」が、突如故障したのです。






その様子を窓から冷静に眺める、一人の黒髪の青年。
この青年こそが、本作の主人公・ユーリです。
人物像としては、「一見クールでぶっきら棒だが、助けを求められれば断らず引き受ける」という、主人公に相応しい素質を持ってます。
公式サイトの人物紹介によると、「元騎士団」となっておりますが、色々あって辞めてしまってるとのことです。
信念を第一とする、彼のハートが伺えますね。






これが「帝都ザーフィアス」の全景となります。
一つの山を切り開いて作ったような都市で、FF7ほど露骨ではありませんが、
中央部に近いほど身分が高く、外周に近いほど身分が低い人達が集まってます。
外周部は所謂「下町」と呼ばれ、貴族様にヘーコラするような毎日を送っているわけですね。






そしてこれが、ぶっ壊れた水道魔導器になります。
といっても、上の画像で大洪水になってから、一度修理された後のこの状態ですけどね。
貴族様に依頼して、ハンクスという長老格のお爺さんが中心となって資金を集め……


って、ちょっと待て。水道って公共のものじゃないのか?役所は何をしている。
帝国主義だから、上はろくに仕事をしてくれないというわけですね(´・ω・`)
住む場所を与えてやってるだけでも感謝しろ、でしょうか。


話が逸れた。今回は一度修理されているのもあって、前ほど悲惨なことにはなっておりませんが、
それでも水が絶えず出続けているという状況に変わりは無く、
街の人達が色々モノを沈めてるのを見ると、水が出るところを塞ごうとしているのかも。
塞いでも他に水の流れていく場所がないのなら一緒では……と思うのはウチだけでしょうか。


しかし、ユーリはふと魔導器を一瞬チラ見して一つ疑問を持ちました。






そう、魔核がないのです。
魔核がなければ魔導器を制御出来ない、というのはわかるのですが、
電池のない懐中電灯みたいなもののはずなのに、逆に水が出続けている、という点も疑問点です。
何にしても、この魔導器の異変は魔核がないことによって起こっているのは間違いありません。

ユーリはこの状況を打開すべく、修理を請け負った貴族のところに単身で乗り込む決意をしました。






っと、正確には1人と1匹でしたかね。
このワン公は「ラピード」という名前で、ユーリの飼っている犬になります。
たかが犬と舐めてはいけません。公式サイトを見ると普通にプレイアブルキャラの一人になってます。
というか普通に戦ってるんですがこの犬。
……過去、犬と一緒に戦ったことがないわけじゃないMOTHER3のですが、どうも慣れません。
人語を喋れはしませんがしっかり理解してますし、知力は人間並みにあると思われます。






貴族・モルディオの屋敷に入り込むことは成功し、あと一歩の所まで追い詰めますが、
煙幕という古典的な方法を使って、場を脱走。
袋を回収しますが、中に魔核は入っておらず、してやられたという格好になりました。


ユーリは屋敷の外へ出ておっかけようとしますが、







屋敷から出ると、既に騎士団に囲まれておりました。
これが所謂帝国騎士団という連中ですが、庶民の味方ではないという厄介な存在です。
そしてこの二人、すっげえ無能そう。というか、片方アナゴさんだし……



 


挙句の果てにはユーリそっちのけで「どっちが上司でどっちが部下か」の言い争いを始める始末。
ダメだこいつら……早くなんとかしないと…………  



そしてこの二人が登場した理由、それは戦闘チュートリアルです。  
ここで簡単な戦闘時の操作方法を学ぶことが出来ます。  
基本的な戦闘システムは、TOAの時に確立された「3Dフィールド」をベースとしたものとなっております。  
3Dフィールドにおける戦闘は、テイルズオブシンフォニア(以降:TOS)の時から既にありましたが、  
操作キャラだけ2D移動、他キャラは3D移動という点が問題として上がり、  
TOAの時になって「フリーラン」と呼ばれる3D移動が実現したことにより、スターオーシャンシリーズと同じような3D戦闘になったのです。  
ちなみに筆者は、一応SO2とSO3はプレイ済みです。


一通りチュートリアルが終わると、ユーリは騎士団に取り囲まれてフルボッコにされ、独房にブチ込まれました。
ラピードはユーリそっちのけで単身行動…………きっと何か彼なりに意図があって動いているのでしょう。






所変わって独房。といっても、10日も大人しくしていれば出されるだろう、という軽いモノですが。
しかもユーリさん、今回が初の独房じゃないんですよね……。実は前科持ちです。
この時も諸事情あって騎士団に刃向かった結果だそうですが。


そしてユーリの隣にブチ込まれていた一人のおっさん。色々こちらに向かって話しかけてきます。
「ここから抜け出す方法を教えてくれ」と聞きます。まあごもっともな話で。

そう雑談している間に、隣のおっさんは牢屋から出されます。
なんとアレクセイという帝国騎士団長が直々に来たという、謎のVIP待遇。
このおっさん、一体何者なんだ……






色んな情報に精通している。騎士団長直々の出迎え。そして雰囲気。
ただ者じゃなさそうですね。今後、ストーリーに深く関わってくる可能性があるかもしれません。
去り際に一言「女神像の下」という謎の言葉を残して……



彼が去っていった後、ユーリの手元には一つの金属物体。






あのおっさんマジで何者だよ。









……色々な謎は残りましたが、こうやってユーリは脱獄に成功し、自由の身(?)となりました。
この一つの事件をきっかけに、彼の運命の歯車は動き始めることとなりました。
どんな物語を刻んでいくのでしょうか……







     - 続く -