みなさんこんにちわ。すふぃあです。
すっかり月一更新になりつつあるTILKを更新していきます。これ年内に終わるんだろうか……  


前回は、洋館を脱出したところまででした。  
えっと、確かエメラルドタブレットを集めればいいんでしたっけ。  
しばらく家を空けることになるので、学校はどうすんの?という話になりそうですが、  
どうもこの漁村には「学校」という概念がないらしく、後は親の許可があればなんとかなりそうです。  
そこでビリーは「キャンプ」という名目で、しばらく出かけるということにしたようです。  



 


全くだ。  

しかし背中にずっしりとした荷物……  
母であるマナが精一杯持たせた荷物のようです。  
現代社会だと、小学生だけが集まって遠出でキャンプとか考えられませんからね。  
この世界観でもやはり親としては心配なようで、沢山のアイテムを持たせてます。  


こんな状況の中、父ディックは未だに起きてこないようです。






いつぞやのロボットが出てきてからこんな感じなのですが、これも何かの伏線でしょうか。
ロボットとトゥプマシティがどう結びつくのかはなんとも言えませんが……
マナの大声でようやく起きたものの、その両手はなんと包帯でぐるぐる巻き。
え、これも伏線の一つなの……?



 


ディックの言い訳「夜中に寝ぼけてドアに挟んじゃって」  

どうやったら両手同時に怪我するんだよ。  


どう見ても嘘っぱちなのですが、マナはこれを普通に信じてしまいました。  
ビリー達に隠れて何をしてるんでしょうか、このおっさん……  



というわけで、キャンプという名目の元、宝探しに出発することになったビリー達。  
今回の参加面子は以下の通りです。  

・ビリー
・グルス
・シルキー
・パック
・メリル (よく親の許可が下りたな……)
・フォン
・エリック
・フィリップ

そして、今回はこの子も登場します。





今回からパーティに加わるルイです。
どうやってこの子を丸め込んだのかは不明ですが、ビリーが頼み込んだんでしょうか。
一応ジェイクもいるにはいるのですが……厨二病プライドの高さが「馴れ合い」を許さないのか、
ビリー達と同行はしないようです。
ただ一応ここまで来た辺り、彼なりの考えを持っているようですね。


少し遅れてフォンが、なんとカメラを持っての登場になります。
フォンの父が、しばらく家に戻って来れない代わりとして、送ってきたプレゼントなんだそうです。






ちょっと調べて見たところ、このタイプのカメラは1890年代に開発されたもので、
筆者が推定する本作の文明レベルから考えると、最新鋭機に等しいです。
フォンの親父金持ちすぎぃ!!!

日本だと、1908年にノーブルカメラという名前で発売されています。
こんな感じなのですが、フォンの持ってるカメラとそっくりです。
お値段一番高いので205円。今の日本だと400万円くらいに相当します。
この時代のモノは壊れやすく、道の整備状況も良くない中、よく無事に届いたモノですわ。













































一瞬何か映ってはいけないものが映ってしまった気がしますが、気のせいということにしておきましょう。
話を戻して、ビリー達はフォンのカメラで記念撮影を行います。
勿論現像環境があるわけじゃないので、写真を見る事が出来るのは先の話になりますが……
さて出発という中、先ほども言った通り、ジェイクは同行しません。
ルイがしつこく言うから仕方なく来たとのことですが……






あれ、これってもしかしてツンデレ?
全く素直じゃないんだから☆(ゝω・)v
ま、そのうち気が変わって来るでしょう。ここまで来てくれたのであればね。


ここで、「何処を目指して移動するか」という選択肢が登場します。
まあ何処に行ったら何が起こるのか全くわからないので、ヤマカンで選択することになりますが……
一番近い所か、島の裏側から攻めるかという選択になりますが、ここは前者を選択します。


ここからメンバーを選択するのですが、困った事が起こりました。
現在メンバーは9人。そして、出撃可能メンバーは8人。1人あぶれてしまいます。
少し迷いましたが、ここは機動力の極端に低いエリックを外す事にしました。
最悪ビリーだけがいれば、敵を引きつける事は十分可能ですからね。


このステージは「甲魚」というモンスターが大量に登場します。
如何にも堅そうな名前の敵ですが、防御は本当に堅いです。






なんとその防御値12!
どれくらい堅いかというと、特技・友達効果なしだと、ビリー・グルス以外マトモに攻撃が通りません。
これに加えてHP47かあ……。めっちゃタフいわこいつ。
友達効果・メリルの2倍バフ・フォンの防御デバフを活用しないときっついですね。



  


このステージではフォンのペイント弾が大活躍します。
1ターンの間防御値を−10する効果があり、防御値が2まで下がります。
こんなけ下がれば、メリルやシルキーでも攻撃を通す事が可能です。
最も、この2人が殴ったところでダメージは知れてますが……






また新しいバッステが出てきました。どうやら行動不能になる効果があるみたいです。
アイコンによるバッステ表現はありなのですが、説明書がなくてもわかるような作り方をして欲しいですねえ……
日本に説明書を読んでからゲーム始める人なんて殆どいませんし!!


戦闘が終わると、ビリー達は罪悪感でいっぱいになります。
本作は戦闘中の会話イベントがないので、バトル中では明かされませんでしたが、
どうもこの砂浜自体が甲魚の住処だったようで、ビリー達はそこを荒らして何処かに追いやってしまったというのです。
ビリー達に襲いかかってきたのも、自らのナワバリを守るための正当防衛だったわけです。






本作はあくまで「勧善懲悪もの」ではありません。
スペック面はともかく、どこにでもいそうな12歳前後の少年少女ばかりです。
人生経験は浅いですし、時には間違った事もします。
自分たちの目的を果たすためやっている事でも、知らぬ間に誰かが犠牲になっている場合もある。
それを忘れるな、という意味のメッセージが込められているのかもしれません。


そんな中、パックが何かに気がつきます。
曰く「茂みを覗いたら、さっきの動物の骸骨がゴロゴロ転がっていた」とのことで。
つまり甲魚の死に場所ということになるのですが、なんで決まって同じ場所で皆くたばるのでしょうか。






唯一エメラルドタブレットの姿を知るシルキーが、なんと見つけてしまったみたいです。
甲魚の墓標代わりになっていたんですね、コレ。
色々複雑な想いに狩られつつ、ビリーはエメラルドタブレットを回収します。
最初の宝が見つかってワッショーイ!というわけじゃないのが、このゲームの特徴ですかね。
手放しに喜べる展開があんまりなかったりします。



さて、一方のグラッツ達。
誰だそいつは?と言ってはいけない。
前回、まんまと地図をパクられたおまぬけ海賊一味のリーダーです。






どうやら偶然ビリー達の取ったエメラルドタブレットを狙っていたようです。
しかしここで冷静に考えてみましょう。ビリー達は地図無しに宝のありかを知る事は出来ません。
つまりヘンリー達は、よりによってビリー達に奪われた地図に書いてある方を狙ってしまったのでした。
アホすぎィ!!!!
コンプのために一個も取らせたくなかったのかもしれませんが……






宝さえ狙わなければ見逃してやったのに、という寛容さを見せつけるグラッツ。
普通、宝の地図を奪われた=海賊としての面子を潰されたに等しいのに、割りとお人好しですねえ。
流石にここまでされたら、本気を出さざるを得ないというところでしょうか。






これがグラッツの持論なんだそうです。
まあこんな人だから、何時になってもお宝にありつけないんでしょうね。
とはいえ、外道でないのなら、交渉の余地はまだありそうな気はしますね。
一番右の、目つきが怪しい人はともかく。


ここでグラッツは、部隊を二つに分けることを決めました。

ビリー達に奪われた地図側の攻略をヘンリーとオイスターに任せ、
グラッツは手持ちの地図に書いてあるエメラルドタブレットを狙う方向で決めました。
人海戦術されるとビリー達の方が不利ではありますが……  
正直何故最初からそうしなかったとしか。


本気にさせた海賊一味とビリー達のエメラルドタブレット争奪戦は、いよいよ本格化してきたようです。







     - 続く -