みなさんこんにちわ。すふぃあでございます。
前作エルヴァンディアから1ヶ月以上も空いてしまいました。
少しずつまた書いていこうと思います。
昔ほどのペースはなかなか維持出来ませんが……


それでは、第27作目となる作品はこれでございます!






>新作はダメなSRPG繋がりでTILK青い海から来た少女とかどうでしょうか?
>シナリオとグラと音楽以外のシステム部分が全部ダメという残念なゲームなんで
>人には勧められないんですけど、さたどらさんなら行けるかと。


9/27に頂いたこの拍手コメから、採用を決めました。
多少下調べしたところ、システム面がかなり致命的という情報を手にしました。
ま、まあ多少システム面がアレなだけならなんとかなるやろ……多分。


発売メーカーについても多少調べて見ました。
TGLという所が出してまして、「戯画」というアダルトゲームブランドなら聞いたことがある方も多いでしょう。
そんなメーカーが出したのが、このTILKです。
さて、どんなゲームになっていることでしょうか……



なお、今回はシステム面の前知識として、TILK ISLAND様の情報を、
過度のネタバレにならない程度に参照しております。
ご容赦下さいませ。






本作の文明レベルは、中世くらいでしょうか。
この5人の少年少女が、物語の中心になります。
サブタイトルに書いてある「青い海から来た少女」は、ここにいないようですが。
なんせ中古で買ったものだから、説明書が付いてないんですよ(;´Д`)


それでは、1人ずつ主要キャラを紹介していきましょう。






まずは一番右のビリー・ドレイク(12)から。本作の主人公です。
武器はブーメラン。5人のリーダー格で、最年長でないにも関わらず、皆の中心的人物です。
弱点は朝に弱いこと。
寝坊しておやつを食いそびれてしまった、というエピソードも……
戦闘面では、全要素平均的に高く、流石主人公ポジといったところです。






お次は眼鏡の少年。フォン・トークン(13)
発明が得意ということで、MOTHERのロイドポジションでしょうか。ちなみにメンバー内最年長です。
気が弱くて積極的な行動は出来ませんが、他人を思いやることが出来る性格です。
特に、次に紹介する子に対してはそれが顕著に表れてます。
戦闘では、基礎火力・耐久力・機動力の全要素において最低クラスですが、
戦闘補助面で優れており、使い手のテクニックが問われるキャラです。。





お次がメンバーの紅一点、メリル・ファウント(10)です。
黒髪ロングの10歳幼女。こいつ目当てでこのゲーム選んだんだろと思われてそうですね……(;´Д`)
まあ、確かにビジュアル面はかなりハマリですが……
性格面も穏やかでおっとりとしているのですが、相当な天然で、かなりのマイペースです。
某天然メイドを彷彿とさせますね……

戦闘面では、火力は低いですが、意外にも耐久面は5人の中で中間くらいはあります。
但し特殊技能のバフが極めて強力で、
「1ターン持続の熱血・鉄壁を与える」というSRPGにあるまじき超性能を備えてます。
1ターン持続の熱血ってやばないですかね……



 


お次がこの小柄な少年、パック・マイソン(9)です。
5人中最年少であり、見ての通り機動力に優れるスピードタイプのキャラです。
気分屋で我が儘なところもありますが、持ち前の明るい性格で場を盛り上げるタイプですね。
戦闘面では、移動力の高さが最大の武器です。
悪路でもスイスイ動けるメリットがあり、尖兵としてはもってこいです。
但し防御面はメリル以下なので、他の面子と足並みを揃える必要がありますね。






最後が大柄の少年、グルス・ガントー(11)
所謂ジャイアンポジで、火力・耐久面で優れるパワーファイターです。
性格面もやっぱりジャイアンですね。音痴ということはないし、仲間を殴るということはしませんが……
ただ元不良少年グループにいたらしいので、気性は荒いところがありますが。


後に改めて紹介しますが、この5人は全員攻撃範囲が1〜2スクエア。つまり遠隔攻撃が可能です。
ビリーはブーメラン、パックはパチンコによる間接攻撃。ここら辺はまだわかります。
メリルはフライパンを投げつけて攻撃……それでいいのかお嬢様。
フォンはロケット花火という、なかなか物騒な兵器を使います。
そして問題のグルス。なんと地面を殴りつけて地震を起こし、ダメージを与えます……
こいつだけ既に人間辞めてるだろ。



本作のお話は、この5人が自然の島・ティルクの中を探検するところから始まります。
積極的なグルスとパックはトンガリ山へ行きたいと言い、
どちらかというと控えめなメリルとフィンは牧場へ行きたいと言います。
選択はビリーに委ねられ、ここでプレイヤーは行き先を選択することが出来ます。






筆者は天の邪鬼なので、あえて誰も主張していないところを選びました。
いや、サブタイから考えて、海に行けば何かイベントが起こりそうだと思ったんですよ。


海に行く目的、それはスナクラゲの大軍が押し寄せてくること。
それを見に行こうという話になりました。
このスナクラゲは、2年に1度大群で島に現れるという生物なのですが……






いきなり食う前提ですかメリルさん。


一応現実世界では、極一部のクラゲを食する文化は日本・中国であったりはしますが、
それでも本当に極一部で、普通はクラゲなんて食するものではないのですが……
ちなみに筆者の上司は、昔クラゲに背中を刺されまくって死にかけたことがあるそうです。


そんなスナクラゲの生態ですが……






そ、想像以上にでっかいですね……
しかも真っ赤っか。余談ですが、現実に存在するアカクラゲは、刺胞毒持ちです。
そんな予備知識がなくても、食う気が失せるような見た目をしておりますが……






わざわざ一度帰宅してまで調理器具持参のメリルさん。
む、無知って恐ろしいですね……
何が彼女をあそこまで駆り立てるのか。


ここから戦闘パートに入ります。待ってました。
何故待ってましたといいますと、ようやくセーブが出来るからです。
この手のSRPGは、会話パート→戦闘パートの繰り返しで物語を進めるのが一般的ですが、
本作はなんと戦闘パートでしかセーブが出来ないという、不親切設計です。
しかも会話パートが結構長い上に、スキップどころかメッセージ高速化すらないという……
ああ、これは結構苦行になりそうですねえ……



苦行なのはそこだけではありません。
ここから戦闘パートの紹介をしていきますが、基本的なことは他のゲームと変らないのでカットします。
本ステージの勝利条件は、スナクラゲの全滅。何ターンかに1回、2匹ずつ増援が来ますが。


 @ インターフェースが不便

普通のSRPGは、キャラにカーソルを当ててAボタンor○ボタンを押すと、キャラが移動モードに入って、
移動出来る範囲を表示してくれるのですが、






本作は1回押しただけだと、サークルコマンドが表示されるだけで、
ここからさらに○ボタンを押さないと、移動モードに入ることが出来ません。
地味ですが、何回もやってるとかなり煩わしいです。
というかこのインターフェースわかりにくいんですが。
せめてコマンドが何を意味するのかくらい、書いてくれや……


  A 低移動力のためテンポ悪い

主題の通り、敵味方共々移動力が低目で、マップ上の展開が全体的にスローモーです。
5人のうち、グルス以外は移動力3。グルスに至っては移動力2。


TILK ISLAND様より 移動力表


正確には、基礎移動力は全員6で、そこから地形補正がかかり、
マトリクス上の数字を6で割った値が、実際の移動可能範囲になるのですが、
見ての通り1が殆どない為、実質的に移動力は3と考えた方が良さそうですね('A`)
と、とろい……
5人とも、攻撃の射程が2スクエアまであるのがせめてもの救いでしょうか。


  B 戦闘結果予測画面がやや不便




最低限の情報はありますが、わかりにくいですね……
ダメージ計算式はごく普通のアルテリオス式で、計算すればダメージ値の予測はある程度出来ますが、
アルテリオス式なのに一目で結果予想がわからないというのが、多少煩わしいですね。
そこらへんだけはしっかりしていたエルヴァンディアをやった後だからかもしれませんが。


  C 戦闘アニメは悪くないが、設計面がやや不親切



戦闘アニメの出来映えは、エルヴァンディアと比べると格段に良いです。
キャラの動きも多彩ですしね。
但し、戦闘アニメのオフは不可能。そしてダメージ値も表示されないので、
HPに着目してないと、どれくらいダメージを受けたのかがわかりません。
一応本作はクリティカルの要素があるらしく、被ダメがやたらと大きかった時がありましたからね。



戦闘パート概要はこんな感じです。
最初のステージなのに、クリアするのに1時間かかってしまいました……
スナクラゲを倒すだけでこんなに時間がかかってしまうとは……



無事ステージをクリアした後は、メリル作のスナクラゲスープが振る舞われることになりました。
その結果は……






残念でもなく当然。
というか当の本人は食器すら準備してないんですが。
ゲテモノ料理だとわかってやってませんかね……
実験台に付き合わされた4名の方々、合掌。



TILKは、こんな5名の日常(?)をベースとしたSRPGになります。
今後物語がどうなっていくかはわかりませんが、少しずつ綴っていこうと思います。


そういえば今回、青い海から来た少女とやらは出番がありませんでしたね……







     - 続く -