みなさんこんにちわ。すふぃあです。
ヌルヌルSRPGエルヴァンディアストーリー、今回が最終話となります。
はたして脳筋vs脳筋の結末は如何に……


本編に入る前に、前回のラストで筆者が意味不明だった内容を、
あのクロスハンターマイスターが翻訳してくれました!




グウィンとギアランの目的は

  1.『グラセウムの力を利用しようとする人間』を利用し、
  2.グラセウムを『グウィンとギアランの争いの地』から持ち出させ
  3.自分達が復活する事です。

その為に人間を争わせ、グラセウムを持ち出させようとしたのです。
実際にストーリー内では

  1.マグダフがギアランの杖を用いて戦争を起こし、
  2.アシュレイ達は対抗する為にグラセウムを集めます。

以上を限界まで複雑かつ遠回しにしたのがあの会話です。
更に簡単にすると以下の通りです。


グウィン・ギアラン「ウゲー、封印されてしもたー」
  ↓
グウィン・ギアラン「せや! グラセウムのパワーをチラつかせて
 人間に持っていかせて封印解かせたろ!」
  ↓
マグダフ「ギアランの杖GETしたで!」
  ↓
アシュレイ「ギアランの杖に対抗するのに白のグラセウムが必要や!
 相手が強くならないように黒のグラセウムも集めるで!」
  ↓
グウィン・ギアラン「もっと集めて封印解けやー」
  ↓
アシュレイ「俺ら騙されとったんか!?」←イマココ





グウィン・ギアランが復活する条件として、「封印の鍵となるグラセウムを、誰かが他所に持っていってくれる」ことが前提になります。
そのため、まず第1ステップでマグダフにギアランの杖を持ち出させ、
その次にアシュレイ達にグウィンの剣を持ち出させた、というわけなのです……




わかるかこんなの!!!







今回は、そのマグダフと戦うことになります。
おそらく一番最初は、お互いのエゴをぶつけ合う会話になることが想定されますが……






まず一番最初に登場したのが、ゲネス国王です。
テキストからは非常にわかりにくいですが、おそらく廃人同様になってるものかと思われます。
「マグダフは何処だ……」「マチルダ……」としか言いませんので……
しかし当のアシュレイは「なんだって!」の一言のみ。一応祖父なんですが、彼は。
リアクション薄いな……


そしてこの祖父であるゲネス国王も、間もなくマグダフの魔法によって討ち取られてしまいました。
曰く「もう用済みになった」のだとか。
ここまで生かしておいたのは、孫であるアシュレイに見せつけるためという目的があったのでしょうが、
残念ながら当のアシュレイ、祖父の死に対しての台詞なし。  
ああ、こいつ兄の死に対してもがっくりしたのは最初の数分ぐらいで、  
後は存在すら忘れてるんじゃないかと思うほどの薄情っぷりですからね……  
いくら敵国の王とはいえ、もう少し何か台詞があっても良かったのでは……






これがマグダフの平和論です。
権力争いがあるから戦争が起こるのであって、権力を一点集中すれば争いは起きない。
だから権力を自分に集中させるべき、というわけです。

ただ古今東西、権力を一点に集中させて平和を保てた例が一つも存在しないんですよね……
独裁政権って基本的に粛正を重ねて、自分に権力を集中していくのが通例ですし、
エルヴァンディアの例を見ても、有能(?)な将軍は全員消えてしまいましたし、
仮にマグダフが覇権を取ったとして、マグダフの座を奪おうと企む野心旺盛な人は必ず出てきますし、
マグダフが死んだ後は間違いなく後継者争いが起こります。
どう考えても、平和な世界が来そうな気はしません。


一方でアシュレイの平和論はこれです。






そんなシーン、このゲームにありましたっけ。


……軽く過去のプレイ日記を見返してみたりしましたが、
それっぽいようなシーンは、これといってありませんでした。
これで理想を語られても……
「世界の破滅が続いてようと行くしかない」と言ってた人と同一人物とはとても思えません。
薄っぺらいなあ。


そんなマグダフとの決戦ですが、敵はマグダフ含めて7ユニット、こちらは出撃9ユニットと少数同士の対決です。
まあ、9ユニットも要らないんですけどね正直。






相変わらずのチート魔法を持っております。
2スクエアまでカバー出来る超性能ですが、当のマグダフは例によって1歩も動かないため
3スクエア攻撃可能なユニットがいれば、魔法を気にせず殴ることが出来ます。






回避力が60とかなり高いため、ある程度レベルが高くないと運ゲーになりますが、
ルネちんならこのとおり。
マグダフ、見せ場なく終了!






バビル二世ネタですかマグダフさん。


というわけで、ラスボスは2人の神ということになりました。
神に喧嘩を売る作品と言えばTOD2もそうでしたが、
あれも主人公はブン殴りたくなるほど脳筋でしたね。


神との戦いに向けて、マバロでアイテムの整理をしようと試みたところ……






ドーピングアイテムが格安で売られてるんですが。


しかも移動力アップってあんた……
今まで戦って鍛えてきたのは一体何だったのかと思うぐらいのバーゲンセールっぷりに呆れつつも、
とりあえずルネちんをMAX強化することに。
その結果、移動力10・回避98・命中178という化け物がここに誕生しましたとさ。
エルヴァンディア統一の暁には、親衛隊長ぐらいの待遇で抱えてやった方がいいぞ。






何回あるんだ最終決戦。


神と戦う最後の戦いの地は、ジュメ島。
かつてハーキュリーと戦った場所でもあります。
そこにて、アシュレイ達を待っていたかのように、2人の神は登場します。






まずこちらが光の神グウィン。ただ容姿が女性型なので、女神といってもいいかも。
人は生まれながらにして善人であるという、性善説を説きます。
まあ、一言で言うと面倒臭い人(?)です。





こちらは闇の神ギアラン。如何にも悪人面してますね。
主張はグウィンと真逆。当然こちらも面倒臭いです。


最後に、アシュレイが自分の主張を神にぶつけます。







お前にだけは言われたくねえ。




この超絶レベルの低い問答の中、戦いが始まることになるのですが、
戦いに入る前に、一つ動画を上げておきます。
本作は「ラスボスの声が変声器を使用している」と言われておりまして、どれほどのものかと思い聞いてみましたが……








※動画(スマホ用リンク) 約0.4MB


思った以上に変声器ボイスでした。


この神の声を誰が担当したのかは不明ですが、変声器に頼る必要ってあったんですかね……
神とかじゃないですが、ギャラクシーエンジェルのノーマッドを担当してる"みかぴー"ことかないみかさんは、
最初変声器に頼ってたそうですが、いつしか変声器無しであの声が出せるようになったという超人です。
ここまでやれとはいいませんが、もう少しプロ魂というのをだな……


こんな2人の神ですが、強さはホンモノです。
今まで散々ヌルゲーだの言われてきましたが、もうヌルいとは言わせません!
これが神のステータスです。ドン!!!



  


防御40 魔防40



確かにラスボスらしい貫禄は十分ありますが、40って……
この40がどれくらい高いかと言いますと、ルネちんの攻撃が通らないレベルです。
おまけにクリティカル耐性も高く、ラッキーヒットも期待出来ません。
ステラならクリティカルの可能性が僅かに残ってますが、2発被弾すると落ちるため、
ラッキーヒットに賭けるにはきつすぎます。
これがラスボスの貫禄か……



勿論手段はいくつかあります。


1・グウィンの剣

実はかなり前の方(ステラが仲間になった時)で手に入れたのですが、
紹介する機会を失ってしまったため、今ここで紹介します。
基礎攻撃力は20と非常に高く、その上防御貫通効果を持っており、
防御値に関係なくダメージ素通しというとんでもない効果があります。
いやー、チートですねえ……


2・インペイラー or 「内部破壊ルナ

前者はグラセウム製武器、後者は普通の魔法で、どちらも防御貫通効果があります。





インペイラーはやや命中精度に難アリですが、当てたときの効果は大きいです。
エミリアが育っていれば、使う価値ありです。


3・ギアランの杖

最も外道だと思う手段がこれです。
マグダフが持っていた杖で、使用回数はたったの5回。
しかし、その効果が極悪非道で……



   ・威力:50
  ・リザイア効果
  ・防御貫通効果
  ・絶対命中
  ・反撃不可







……というわけで、これさえあれば神相手でも余裕です。
相手の攻撃を1発耐えるだけのHP・魔防があれば十分です。
自分の力を宿した武器にやられるってどんな気持ち?どんな気持ち?






取り巻きのザコは全てステラが受け持ち、グウィンはエミリアが、ギアランはルネちんがそれぞれ討ち取りました。
いやー、本作はこの3人がいてこそクリア出来たようなものですね。
テスやフロロも頑張ってくれましたが。


アシュレイ?誰だそいつは。








ここからエンディングになります。






筋書き通り、アシュレイが国王に即位し、グットウッド4世となりました。
王家の血筋を引く唯一の人物だから、そこに関してはあれこれいうつもりはないんですが……
……こいつが王か。民が可哀想だな。



そして仲間達からも激励の言葉が。


    


お誕生会みたいなノリやめろ。


台詞がすげえ他人事っぽく聞こえるんですが、こいつら新王を支える気あるのか……?
この新生エルヴァンディア王国、持って数年やな……


本作はエンドカードがなく、スタッフロールが終わったら、企業ロゴが出て終りです。
スタッフロールの手前で、語り手がその後のエルヴァンディアについて述べます。
最後にその画像を載せて、本作の締めとしたいと思います。






俺達の冒険はこれからだ!



 -完-