ソウルブレイダー


■ Data ■
発売日 価格 ハード 発売 ジャンル
1992/1/31 8800円 SFC エニックス ARPG


皆さんはクインテット3部作というのを知ってますか?
ケムコ3部作ならこのサイトではめちゃ有名ですが、クインテットという開発メーカーが出したARPG3作のことで、
「ガイア幻想紀」「天地創造」合わせて、こう呼ばれています。
本作ソウルブレイダーは、クインテット3部作の第一作目にあたります。
ちなみにコレも、「当たりがあれば外れもある、故祖父が買ってきてくれたゲームシリーズ」だったりします。


本作はゼルダっぽいような2DアクションRPGとなっております。
本作の最大の特徴は、制作元が一緒だからか、アクトレイザーと一部SEを共有しております。
HPゲージなんかもアクトレイザーと全く同じ作り。
ただアクトレイザーが横スクロールタイプなのに対し、こちらは平面二次元タイプであるためか、
「あー似てるなー」程度ぐらいしか感じません。
まあゲームの方向性が全く違いますしね。


ソウルブレイダーの主人公は、神に仕える1人の天空人の少年です。
とある王国の王様が暴君で、天才発明家レオに「悪魔を召喚する機械」を作らせ、
「生き物の命1つと黄金1つを交換する」という悪魔の取引を成立させてしまいました。
当然世界は荒廃し、王自身も魔物に滅ぼされ、地上から生物が消えました。
少年はこの世界をどうにかすべく、神より地上に派遣されたのでした。


このゲームの思い出と言えば、まだ実名プレイをやっていたという記憶があります。
筆者が子供の頃は実名プレイでやってまして、このゲームもそうでした。
そのうち実名使わなくなりましたけどね。ハハハ
いやあ、このゲームってゲームデータが結構消えやすいせいか、何度もやり直すハメになったりしました。'`,、(´∀`) '`,、
やっぱりエニックスってクソだわ。     (※編注:エニックスは発売元なだけなのですよ)


基本的な流れは、魔物の巣から出てくるモンスターを倒して巣を枯渇させ、
占領して巣に封じ込められていた人や動植物(なんと建築物も)の魂を復活させることが目的となります。
そしてそのエリアの最重要人物から、王様が召喚してしまった悪魔デストールを倒すためのキーアイテムを入手し、
6つのエリアを渡り歩いて、魔界でデストールを討つというものです。

普通に進めば、難易度はそれほど高くはありません。
というのも、途中で攻撃力倍増や被弾ダメージ半減といったチート装備が出てくるため、
これらを使うと、相当有利に立ち回れるのです。
HPが0になっても1回だけHP最大で復活出来るというアイテムが容易に手に入るため、
実質HPゲージは2本分あります。

そしてアクトレイザーの神と違って本作の主人公はHPゲージが相当長くなります。
これが2本分となったらどうなるか……まあ、そういうことです。
とはいえ、神風特攻で行けるほどは流石に甘くはないので、そこらへんは上手く立ち回る必要がありますね。


特筆すべきは音楽面。
やはりこのゲームも音楽面の評価が非常に高く、名曲揃いです。
BGMの大切さというのをこのゲームで知りました。
そして黄昏のオードのBGMを聞いた後だと尚更そう感じられます。
音楽は必ずしも時代と共に進歩するとは限らないですからね。


筆者はこのゲームを10周ぐらいしました。
かなりの名作だったというのもあるんですが、セーブデータがしょっちゅう消えるからというのが大きな理由だったりします。
というか、FC,SFC,N64のコントローラパックは、今に比べると相当データロストしやすいのです。
PSのメモリーカードは、そういう意味では物凄い安心感がありました。
データロストの厳しさを教わったのもこのゲームでしたとさ。



筆者評価:B