戦国無双


■ Data ■
発売日 価格 ハード 発売 ジャンル
2004/2/11 6800円 PS2 コーエー ACT


三国無双2のほうでも語りましたが、さたぴーさんは歴史好きの人間だったりします。
コーエーは三国志という三国時代の歴史シミュレーションゲームを出してますが、
一方で信長の野望という、日本の戦国時代をベースにした歴史シミュレーションゲームがあります。
日本史好きな筆者は「三国無双があるんだから、戦国無双もそのうち出るだろう」と思っていました。
そして、その第一作目がついに2004年に発売しました!
ワクワクしながらフタを挙げたそのゲームの出来映えは……!


まず予め申し上げておきますと、我が家にはウチと弟が2人います。
こういうキャラゲーは、3人でどのキャラを使うかというキャラ配分を当時行ってました。
(ちなみに三国無双2でもキャラ配分は行われていて、自由に使えるキャラは全キャラの1/3程度だった)

そんな戦国無双1(以下「戦国1」)、気になるキャラは総勢15人!


…………少なくね?(ノ)'瓜`(ヾ)
いくら初物とはいえ、15人って少なすぎやろ!
後で増やすことを前提とした出し惜しみ……。この時点で結構萎えました。
では出てくる面子はどうか。以下の武将が無双の世界に名乗りを上げました。

真田信繁 ・織田信長  ・明智光秀  ・武田信玄  ・上杉謙信
・前田慶次  ・雑賀孫市  ・服部半蔵  ・濃姫  ・お市
・阿国  ・森蘭丸  ・石川五右衛門  ・伊達政宗  ・くのいち


…………一つ言いたい。なんで戦国ゲームなのに秀吉も家康もおらんねん。
おかしいやろ!これじゃあ戦国ゲームとして中途半端過ぎるやろ!
その代わり武将と言うのに怪しいキャラが4割を占めるという微妙な人選。
後で増やす前提とはいえ、いくらなんでも酷すぎるやろ……

失意の中、ウチが選択したキャラは半蔵・信玄・謙信といった、戦国時代に名を轟かせた方々。
後の2人は忘れた。
ちなみにリアル戦国時代では最強クラスの大名として有名な信玄は、このゲームでは最弱クラス……。ぐんにょり。

あ、一応家康や秀吉は出てますよ。悪意にまみれたキャラ付けをされてな。
秀吉はまんまサルですし、家康に至っては超が付くほどの悪人フェイスで、
徳川スキーな筆者が怒りに震えたのは言うまでもありません。
秀吉は後に発売された猛将伝でPCに格上げされましたが、
家康は戦国無双2の発売まで待たないといけなくなりました……。なんやこの扱いの差は……


さて、アクション面はどうか。
アクション面はかなり気合い入ってます。この部分は素直に面白いと思いました。
全員が最大攻撃回数6回固定の三国シリーズと違い、キャラによってタイプが決められています。
12回攻撃まで出来る通常攻撃型、チャージ攻撃重視のチャージ型、LボタンとRボタンで特殊な行動が可能な特殊型の3つがあります。
 


   (14/12/20追記 3タイプに分かれたのは戦国2からで、1は全員8回攻撃でした。)


これによってキャラの個性がかなりはっきりと分かれてまして、使ってて同じように感じるキャラというのは基本的にいません。
まあそもそもキャラが少ないですしね。


逆に集団戦闘面に関しては、士気と部隊能力があまり連動してない感じがして、イマイチ感が否めません。
士気がMAXでも、あんま押せ押せ状態にならないんですよねえ……
兵力もゲージ一杯あっても全然大軍という感じがしませんでしたし……
この部分は三国よりもグレードダウンした感があります。
うーん……、ウチは三国2はこの部分を一番評価してたんですけどねえ……


そして用意されてるシナリオも、両軍の総大将がいないため関ヶ原の戦いが存在しません。
これで戦国を語るって……
その代わり大坂の陣はちゃっかりあります。まあこれないと信繁さんの見せ所ないですしね。
やっぱり何もかもが中途半端な感じが否めません。
成長システムも難がありますし、色々アラが目立つ一作になりました。
まあ、初の戦国系無双ですし、こんなものですかねえ……
全てはキャラの出し惜しみが元凶と言えます。
キャラの味付けに関しては今更なので、特にコメントすることはありません。


何度も言いますが初回ですしね…………
戦国好きの筆者ということで評価は辛め。好きな武将が使えないのはマジで辛い。



筆者評価:E