真・三国無双3


■ Data ■
発売日 価格 ハード 発売 ジャンル
2003/2/27 6800円 PS2 コーエー ACT


2002年の我が家は、三国無双2に始まり三国無双2に終わりました。
猛将伝含め、これほど楽しめたアクションゲームは生涯をおいて他にないと感じたくらいでした。
やりこみ要素も半端なく、2にかけた時間は300時間以上になるでしょう。

年が明けて2003年。
続編である真・三国無双3の発売が決まり、我が家でも当然即予約しました。
当時まだ生き残っていたコンビニ予約を使って、発売日2/27になった直後にコンビニに押しかけて手に入れてきました。
それだけ3にかける期待は非常に高かったのですが、中身の方は……


今作も前作同様、軍対軍同士の戦場の中、1人駆け巡って勝利を導く……
そんなコンセプトは変わっていませんが、
2から3になるにあたって、いくつか変更点がありました。
基本路線は2と変わっていないので、この変更点を中心に、3について語っていきたいと思います。


 1・武器システムの変更

2では敵から落とす武器を拾って、それに付加するアビリティを追い求めてやりこんだプレイヤーが数多くいましたが、
今回は敵が武器を落としません。敵をボコって経験値を溜め、成長していくシステムに変わりました。
戦国無双で使われている成長システムの一部は、本作をベースに取り入れられているわけですが、
成長しきってしまったらやりこみ要素はもう何もありません。
今作は武器にアビリティがないので、攻撃モーションの弱い武将は前作のような一発逆転の要素がありません。
優秀な武器を集めるのも無双の面白さの一つであったため、これはマイナス評価となりました。
レベル上げ面倒臭かったですしね('A`)


 2・常時低い士気

筆者は常々「集団戦闘システムは2が完成形」と語っております。
今作3はどのようになったかと言いますと、士気が非常に上げにくいです。
前作は武将を倒すこと以外に、50人倒す毎にプレイヤーの所属する部隊の士気が上がっていました。
今回は50人撃破すると軍全体の士気が上がります。ミリレベルに。
士気1段階上がっている部隊が1つあるかないか程度なため、恩恵は非常に薄いです。
しかも武将撃破時の士気上昇も、前作に比べて相当低い気がします。
そのため士気は6あれば十分高い部類に入ります。2以下は当たり前です。
バランス調整が非常に難しい部分ではあるんですが、それを差し引いても「どうしてこうなった」レベルです。

評価出来る点は、部隊毎に特徴があって、部隊同士の戦いに相性が存在していたことですかね。
戦略面の向上にはなっております。
あと、士気のアップダウン以外の面はまずまずバランス取れています。
士気が互角以上ならそうそう崩れません。そこは安心感が持てます。士気が維持出来たらの話ですが。


 3・使い回しマップ

無双3で最も評判が悪い点は、おそらくここではないでしょうか。
例えばAの戦いとBの戦いがあるとしまして、この二つの戦いは時間軸は違えど、戦場の距離は割と近め(それでも数百km以上離れてますが)です。
で、今作の場合Aの戦いとBの戦いは同じマップで展開されます。
日本で例えるなら桶狭間の戦いと三方ヶ原の戦いを同じマップでやらせるようなものです。

同じマップを大・中・小サイズに分けて、3つの戦いを1ステージに押し込めるという強引な手法を用いています。。
戦場の数は50以上!と謳ってた記憶はありますが、現実的には17のマップを使い回していただけという話でしたとさ。
そのため、同じようなところを何度もやらされている感覚に陥ります。
ちょっとこれは誇大広告すぎませんかねコーエーさん……


  4・時間軸を超えた武将配置

今作の無双モードは、個人ではなく勢力毎で存在しております。
そして重要な大将の下には、副将としてその勢力のPCがNPCとして配置されることがあります。
例えば劉備隊の副将として、関羽と張飛が配置されますよみたいな感じなんですが、
何が問題かって、誰が配置されるかは完全ランダムなんですよ。
そのため黄巾の乱(184年)に姜維(202年生まれ)が出てくるなんてこともザラにあります。
三国志にこだわりを持ってる人からすると、かなり許せない仕様になっております。
ここらへんからですかね…無双シリーズが時間軸をやたらと無視するようになってきたのは……


  5・音楽がイマイチ  

今作は中華風の音楽をBGMとして採用しております。  
雰囲気は出ておりますが、アクションゲームのBGMとして盛り上がるか……と言われたら激しく微妙です。  
ウチは好きになりませんでした。
この件に関しては苦情が来たのか知りませんが、次回作では2と同じ路線に戻っております(三国無双4の時に書きます)


  6・猛 将 伝

三国無双2の時もあったパワーアップキットこと猛将伝。勿論3でも発売されました。
ただ追加パッケージみたいな感じで発売された2とはことなり、3は猛将伝と合わせてようやく1つの作品が完成するという感じでした。
最近だと割とありますよね。未完成な状態で発売しておいて、発売後にパッチを出して埋め合わせをするという手法。
この手法は無双3から取り入れられ、数多の無双ユーザーをウンザリさせました。
1本分の価値のソフトに2本分の料金を取るという浅ましい姿勢に、
「コーエー商法」「パワーアップキット商法」に次ぐ「猛将伝商法」という名の単語がこの時誕生しました。

ちなみに筆者はこれ以降、猛将伝を買っておりません。


とまあ結構な酷評を書いてきましたが、
この時はまだ戦国無双3で書いたようなキャラレイプがまだ少なく、前作と比較しなければそれなりに楽しめるタイトルではあったと思います。
ただ筆者がシリーズ最高峰の出来と評価する2と比べ、予想を遙かに下回る出来だったと言わざるを得ません。
本作はミリオンヒットを達成しておりますが、それに見合うだけの出来ではないと筆者は断言したいです。



筆者評価:D  (+猛将伝 C