FINAL FANTASY VIII


■ Data ■
発売日 価格 ハード 発売 ジャンル
1999/2/11 7800円 PS スクウェア RPG


全FFシリーズの中で最も売れ、なおかつ最も賛否両論が激しいタイトル。
それがこのFF8です。
FF7は見事大成功を収め、グラフィックイズジャスティスだと勘違い理解したスタッフが、
さらなるグラの強化に務め、その代わりにいろんなものを犠牲にしてしまったのが、この一本。
人によっては名作と言い、人によっては駄作と言う。
予約してまで買ったというウチのリア友は開始2時間でブン投げたと言ってましたが、その出来は如何ほどに……


本作が賛否両論に別れる要因は、おそらく以下のものがあげられます。

・ジャンクションシステム

・主要キャラクター(主にメインヒロイン)

・シナリオ



ああ、レベル変動制と召喚獣(GF)のムービーの長さは全員揃ってクソと言うので問題ないです。
FF7の頃から思ってましたが、召喚獣のムービーなんか1回見れば十分なんだから、5秒にまとめるかスキップさせろと。


まずこのジャンクションシステムなんですが、
「魔法を装備して能力値を上げる」という、前衛的すぎるシステムとなってます。
これによって個々の能力値が変幻自在にカスタマイズでき、自由度も広がる画期的なものになるはず……

…………だったのですが、前衛的すぎてウチにはイマイチ受け入れがたかったですね。
魔法をドローするとか生成するとかいう、今までの魔法の概念が根本から覆されたというので理解が追いつかなかったのと、
あと装備してる魔法を使うとどんどん弱体化していくという点が如何ともしがたかったですね。
ヘイストを使う度に鈍くなるキャラクター……うーむ…………
あと魔法の威力がえらくksかったのは、完全に戦闘バランスの調整ミスだと思うのですがどうでしょうか。


シナリオは「ご都合主義ゲー」という感じですかねえ。
検証すればそれなりに深いシナリオではあるのですが、ウチみたいなぬるゲーマーは、そこまで深くは考えません。
最後にプレイしたのが相当前なため殆ど覚えてませんが、まあ特に心に残るようなものはなかったですねえ……


そして、個人的に一番拒絶反応が起こったのが、主要キャラクターでした。
いやー、主要キャラが全員美形!ホストクラブか何かですかここは?(´・ω・`)
1人くらいは色物キャラがいそうなものですが、今回はそれもなし。あ、臭い息を吐く先生はいたか。
住んでる世界が違う感がぷんぷん漂ってきて、感情移入も何もあったもんじゃありません。
え、単なる僻みだって?まあ否定はできませんが。

んで、FF3大悪女の1人にノミネートされているリノア。
ええ、筆者がすげー苦手なタイプの女性で、彼女が何か台詞を吐く度に頭痛がしてました。
なんやねんこのヒロイン……
そのため、戦闘ではほぼセルフィを使ってました。彼女から猛虎魂を感じるで!
まあ今思えば、リノアの外見が前作のメインヒロインに似てるというのも、大きなマイナス印象の要因だったかもしれません。
筆者は黒髪ロングはかなり好きな部類に入るのですが、どうもFFだけは話が別のようです。      大体胸でかいしね。


良い点はといえば、グラフィックに関しては流石の一言。
これが発売した時点では、間違いなく最高峰と言ってもいいでしょう。
PS1の限界に限りなく近いレベルで、これに関しては文句の付けよう無し。

最も、FFがグラ偏向になってから、FFワールドの機械化が進んだという感じもするので、
手放しに賞賛できる要素ではないとも思ってますが……
このグラ偏向が、後になって映画の惨劇を生むきっかけになったわけですが…………


頭にも書いたとおり、人によっては名作、人によっては駄作と言われたFF8。
個人的な批評としては、「技術は凄いけど色々鋭角化しすぎた」という感じですかねえ……
過去のRPGに囚われない、新しいRPGに挑戦する気持ちは十分受け取れるのですが、
それ故に万人には受け入れがたい出来になってしまい、中途半端感が否めません。
頭が古くて堅い筆者にとっては、拒絶反応が発生するほど受け入れがたい一作になってしまいました。
ダメなゲームとは言いませんが、ウチには無理でした勘弁してください拷問です^q^

あと、この頃からゲーマー人口が急速に増え、FFを見る目が厳しくなってきたのも、このゲームの評価に繋がってる感じはしますね。
それによって、やや本作の過小評価になってるのかなーという。
ビッグタイトルの宿命なので、仕方ない感じもしますけどね。


あ、ちなみに筆者はリノアが宇宙と一つになったエンディングを見て感銘し、コントローラーを置きました。
いやー、非常にいいエンディングだったわ。よくやった!感動した!



筆者評価:G