ドラえもん4 のび太と月の王国


■ Data ■
発売日 価格 ハード 発売 ジャンル
1995/12/15 9500円 SFC エポック社 ACT


前作・ドラえもん3から約1年。
クリスマス商戦のためだけに作られたようなドラえもんの最新作がやってきました!
前作が好評だったので、我が家でも早速購入…………したんでしたっけ?^q^
もはや記憶に残ってません。
なんでそんな印象が薄いかはこれから述べますが……


今作のストーリーは、ドラえもん・のび太・静香の3人は裏山で月を見ていたのですが、
静香の持ってるブローチが突如光り始め、そこにフクロウが現れてそのブローチを奪って何処かとも無く消えてしまいます。
3人(+オマケ)はそのフクロウを追跡しはじめますが……


今作のグラは、ドラえもん2基準に戻りました。つまりはエロが足りない。
今回の売りは「2人同時プレイ」。そのため2人が別々のキャラを選んで、同時にプレイすることが可能です。
ただその割を食らってか、今まであったHP成長要素が廃止。
最初から最後までHPは8で固定。
そしてHPは共有なため、片方が足を引っ張りまくるともう片方が割を食らう仕様。
但し落下死の場合、残機減少無し+HP半分で復活可能なため、2人でやったほうが難易度は低くなります。
1人だと当然残機が減ります。
あ、言い忘れてましたが残機制は復活しました。


そして毎度お馴染みの秘密道具による武器なのですが、
今回は道ばたに落ちてるアイテムを拾うことで変更可能です。
但し武器毎による効果の違いがあんまり判りません。
空気砲とショックガンは何が違うんですかねえ……?

出てくる秘密道具の種類は過去最多ですが、効果の差は全く覚えておりません^q^
秘密道具毎で効果の差がはっきり分かれてた今までと違い、何を使っても大差はありません。
適当に進めばどうにかなるんじゃない?


このように、今まであったRPG要素は全て廃止され、純粋なアクションゲームになってます。
ステージ数もかなり多いですが、その分1ステージ辺りの長さが短くなった気がします。
ステージの種類は多彩なのですが、なんかあんま印象に残りません。
ストーリーに至ってはどんな流れでどういう結末になったのかすら覚えてません。
最初のエリアの名前が「ディアナの島」なのですが、ディアナがどんな人なのか完全に忘れてます。


難易度は前作よりもやや上がってますが、操作やシステム面は簡略化され、
より低年層でも遊べるような作りになっているらしいです。
ああ、だからストーリーがシャボン玉の膜並に薄いのか。
今wikiで見直して見たところ、ディアナは女の子型のロボットなんだそうです。
……そんな話だったっけ?


ドラえもん2・3の時は書きませんでしたが、ゲーム再開はパスワード入力で行います。
2の時は10文字、3の時は31文字と、DQ2のトラウマを呼び起こしそうな長さでしたが、
4は秘密道具の名前がパスワードに当てられていて、
適当に秘密道具の名前を入れたらラスト付近まで一気に行ける可能性があります。
やったねたえちゃん!ズルができるよ!

但しタケコプターとかどこでもドアといった超メジャー級の道具は最初の方に当てられてるため、
そこらへんの道具では一気に飛ばすことは出来ません。
まあそりゃそうですよね。


いろんな意味でシンプルになり、遊びやすくなった本作でしたが、
正直ウチには物足りませんでした^q^
丁度これを買った時辺りは、毎週見てたドラえもんの視聴頻度が減少し始めてきた時期でもあり、
本作はそれを食い止めることができませんでした。
全てをシンプルに纏めようとした結果、特徴のないゲームになってしまったことは否定できません。
まさに「平凡」という称号の相応しい一作でしたとさ。



筆者評価:E